2013/03/14

リシケシュ1


3月12日 火曜日 22時 リシケシュ

ハルドワールは次の日になっても、ものすごい巡礼者の数で
うんざりしたので一日で出た。でも少しだけ観光らしい事もと思い
朝方に山の上にあるお寺まで歩いて1時間ほどかけて登った。
ここももちろん朝から巡礼者であふれ返っていた。
わたしが寺の中をゆっくり歩いて見ていると、寺の僧侶が
おまえの額に聖なる粉をつけてやるから来いとしつこく呼んできたが
かたくなに拒否した。
今までこういうのを言われるがままにして、いくらお布施させられた事か。
もう俺は以前の俺ではない。見るものはしっかり見るくせに一銭だって払わねえぞ!

そんな感じでハルドワールに別れをつげ、バスに乗ること一時間
やってきたのはヨガの聖地「リシケシュ」。

実は今回の旅のきっかけは、友達がヨガをやりにここに来るから
おれも便乗しようという事だったのだが、友達は体調不良で来れないことに。
友達の分までやってやる、やってやる象!と思ったが、全然日本人旅行者に会えず
情報収集が難航し、どこでどうやったら素敵な先生に
極めて安くヨガを習えるのかわからない。
しかもどうやら先週ここで国際ヨガフェスタなるものが開催され
その影響で未だに大勢の旅行者が滞在しているらしく、どこの宿も満室。
10件目くらいになんとか部屋を見つけるが
屋上の物置みたいな所にベッドをちょこんと置いただけの仮部屋。

しかしここが意外に居心地が良かった。
というのもガンジス川が見える屋上を独り占めできるので
すごく広くて解放的な部屋がもらえた気分。

そして2日目の朝、とりあえずどこでもいいから一度ヨガにチャレンジしようと
宿の目の前にあったヨガ道場の門を叩き、朝8時からのクラスに参加する。
緊張しながら教室のドアを開けると、中にはすでに人が大勢。
ほとんど白人ばかりで、中にはかなり年配の人もいた。
全部で20人以上いたと思うが、どいつもこいつも
ヨガやってます的なオーラをぷんぷんだしているので
こんなクラスに初心者の俺がついていけるのかなと思ったが
いざ始まってみると俺の方が全然できてた。
みんな一週間だか一ヶ月だかのコースの今日が最終日だって言ってたけど
最終日でこれって、最初はどれだけ体硬かってん自分ら。

俺はやっぱり柔道やってるし、日頃から筋トレ、
ストレッチをかかさないし、顔面がアベヒロシだし
母の兄の妻のお母さんがたしか所ジョージのお母さんと同じ職場だし
そんな色々な利点もあってヨガが得意みたいだ。

それにしても先生はインド人のマッチョガイだったけど
ものすごいポーズをいとも簡単に取るので、開いた口がふさがらず
そこに虫が入ってきた。
とても面白かったので、明日の朝のレッスンも受けてみようと思う。

朝ヨガのあとは、町の中をひたすら歩いてみたが
ここは牛と猿とヨガ道場だらけの町だ。
あとヨガの他にも瞑想とかREIKIとか、スピリチュアルな習い事が盛りだくさん。
結局6時間近く歩き、帰ってきてからも
今朝教えてもらったヨガのおさらいなんかを一人でしてたら
もう体がクタクタで、明日は絶対筋肉痛だなとか思わせといて
そうならないのがヨガのすごい所なんだろと勝手に期待している。







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