2014/04/22

Esquire Singapore April Issue



















My illustration work for Esquire Singapore April issue.



ファッション雑誌「Esquire」のシンガポール版4月号に、イラストをたくさん描きました。大きいのを一つと、小さいのをぎょうさん。毎度おおきに。














2014/04/21

しゅのぼん




















一人ちょっとおかしな日本語の生徒がいた。シンガポール人で30歳くらいの小太りな男性なんだけど、彼の家のすぐそばまで行ってレッスンしてあげてるのに、いつも15分近く遅れてくる。しかもいつもすんごい汗だくで、顔中にファンデーション塗ったくってくるんだけどなんでなの?だから汗にもなんか色付いてて異様な事になってて、いつもすごい周りの注目集めてるんだけど本人はまったく気づいてない。

そんな彼にも4、5回のレッスンでやっと慣れてきたというのに、突然フィリピンのマニラで働く事になったと急に言われて、急に最後のレッスンとなってしまった。まぁ変な人だったから、レッスンなくなってもいいかと内心ちょっとホッとしていたが、最後に面と向かって本当に先生には感謝していますみたいな事を言われて、ちょっとオッとなってしまった。またシンガポールに戻ってきたら日本語教えてくださいと言われたので、もちろんですよ、じゃあまた会いましょうね!さようなら!と笑顔で言った。すると彼も、はい、さようなら!と行ったあとに、しばらく間があって感無量といった顔になり一言「さらば!!」
笑いそうになったので、すぐにその場を去った。使い方はあってるんだけど、あまり一般的ではないよね。変な人だけど、まぁ悪い人ではなさそうだった。彼に幸あれ。さらば!!

2014/04/20

渋谷系学習者



先週、新しい日本語の生徒を、インターネット掲示板で一人ゲットしたので、最初のレッスンに行ってきた。シンガポール人の女子大学生らしい。語学に興味がある人というのは、かなり真面目な人が多く、見た目もわりと真面目というか地味というかオタクっぽい人もけっこう多いのだが、今回現れた女の子はめっっっちゃギャルだった。

巻き髪にミニスカートで、ネイルにはシャネルのマークが描かれている。顔もシンガポール人には似つかわしくなく、かなりマブい。いわゆるハクいスケであった。Minmi と 小池栄子を足して軽くビンタして2で割ったような感じだ。

あまりに意外だったので、最初ちょっと動揺してしまったが、なるべく表に出さないようにして、いつも通りに授業をすすめた。頭もけっこう良さそうで、説明したこともちゃんと理解してすぐ覚えてくれる。さらに授業の事務的な事を英語で話すと、そこ日本語で言ってみてくださいというリクエストをくれるなど、とても積極的で、いいと思います。お金もけっこうあるみたいで、レッスン料もいくらでも別によござんすよというクールな感じだった。いいと思います。

これからも長く続けてほしいが、そこはわたしの力量次第なんだろうなと思うと、嗚呼ほんのりストレス。



昔カラオケでよく歌いました「Minmi/ Perfect world」


2014/04/19

ホンコンだったね5

香港旅行の日記も全部書いてないのに、もう次の旅行の準備をしている。また来週あたりからマレーシアの島で一週間くらいゆっくりしようかと思っている。一般的な日本人に比べると、わたしは頻繁に旅行に行ってるが、よく考えてほしい。わたしはこっちでは友だちがほとんどいないので、友だちと遊んだり飲みに行ったりする時間がほぼないし、仕事もフリーランスなので休みのようなものを設けておらず、土日もなく毎日働いている。そんな生活をしていたら、月に一回一週間くらい息抜きをしたっていいもんだ、って誰に向かってこんな言い訳をしているのか。やましい事でもあるのか。

香港の旅行だけど、友だちが日本に帰ってから一人で泊まれる安い宿探したんだけど、とにかく香港はホテルが高くて、タイやマレーシアのような500円くらいの安宿がないもんで、しょうがなくガイドブックで一番安い、4人共同部屋一泊1300円の日本人安宿に行ってみたら、今まで見た宿の中で一番汚かった。汚いというのは失礼かもしれないけど、間違いなく一番ボロい。そこを80歳手前くらいの総入れ歯の日本人のおじさんが一人で経営してて、夜は自分の部屋でギター弾いて詩吟かなんか歌ってるの。あのコアな香港の中でもトップクラスにハードコアだったね。住んでる人も怪しい年配の人ばっかだったけど、みんな良い人で色々教えてくれた。

そこに一泊して次の日に今度は深圳の友だちが香港まで来てくれたんで、駅で待ち合わせたんだけど、待ってるときに現地のオバさんが急に話しかけてきて、なんか紙を見せられてそこに俺の友だちの名前っぽいものが中国語で書かれていたんで、そうそうこれ俺の友だちだけどなんで知ってんの?って聞き返してから、そこから地獄が始まった。中国語で話しまくるオバハンの言ってることがいまいち理解できず、あーでもないこーでもないと、お互いに苛立ちと怒り爆発で20分くらい話しまくって、結局友だちが1時間も遅れてきやがって、オォーーーやっときたかぁ!!このオバちゃん誰なの!!??と聞いたら友だちは、知らんよそんな人・・・早くどっか行こうぜ、と。そこでオバちゃんもようやく人間違いだったことに気づいて、ばつが悪そうにソーリーと言って去っていった。俺は疲労困憊。結局今になってわかったが、オバさんが紙に書いて見せたのは「‪柯士甸‬」という香港のある駅の名前。それを俺は「梅○唯」という友だちの名前の簡体字か繁体字だと深読みしすぎてしまったわけで。
それから二人でその日の宿を探したが、土日なのでどこも満室で、20軒くらい回ってやっと一つだけ部屋が空いてるのを見つけた。

次の日は二人でランタオ島という島まで行き、山を登って大仏を見に行ったが、山の上は深い霧に包まれており、大仏の顔すらも拝めなかった。それから近くの漁師町に行ってのんびり散歩した。そして友だちはをハメ撮りに使うと言ってビデオカメラを買って、その夜に深圳に帰って行き、俺は一人でまた日本人安宿に戻った。その日の夜から香港は大雨に見舞われたが、サンダルはいてカッパを着て気合いで色々観光し、すったもんだぼったくられたバナナもらったなどがあったが、次の日に無事にシンガポールに帰ってきた。

今度行くときは2泊3日くらいで、あまり値段気にせず美味いもんパッと食って、パッと帰りたいね。








2014/04/11

ホンゴン4

最近は「たま」の「さよなら人類」ばかり口ずさんでしまう。


ところで「人類は滅亡する」という意見は、はたして悲観的なのだろうか。いいじゃん


27日(木曜)昨晩寝る前に、明日は朝8時に起きて朝飯食べようとH君に言ったのに、起きたら8時50分だった。酒を飲んだらいつもより早く起きてしまうというわたしの生態を根底から揺るがすこの中国が憎い。

すぐに用意をして、先に起きて準備をしていたH君と9階にあるレストランに朝食を食べに行った。U君が、ここのホテルの朝飯が素晴らしいからここにしたんだと言っていたが、朝食のビュッフェを見て、嗚呼やはりいつものあいつの虚言症かとわかった。見よう見まねで作りましたという感じの洋食バイキングに、期待を裏切らないモサモサした味。中華料理はどこで食べてもほんとに美味しいのに、なぜ洋食が作れない。俺とH君が厨房入ったほうがまだマシだわ・・・なんて人の金で泊まってるのにそんな事を考えながら朝食を食べる。

昨日着いたばかりなのに、H君が明日の早朝に香港から帰国しなければならないので、二人で香港に戻ることに。そういえば昨日お土産を渡すのを忘れていたので、ホテルのフロントにお土産を預ける。お土産フロントに預けといたからね〜とU君に伝えたいが、電話がどうしても彼の携帯に繋がらず、あきらめてホテルを出てまた昨日と同じバス停に向かう。30分ほど待ってやっと空港行きのバスが来た。席に座っていると、あとから乗ってきた一人の中国人の若い女性が私の横に立ち、つり革を握っている。も、も、も、もしやと思いチラッと彼女の脇をのぞいたところ、やはりワキ毛ボーボーだった。なんて卑猥な。いきなりひっこ抜いたらどんな顔するだろうか。ゾクゾクするぜ。

空港の手前で地下鉄駅に停まったので、そこで降りて地下鉄に乗る。自動販売機でチケットを買ったら、おつりの硬貨が勢いよく出てきて床に散らばった。面白いのと恥ずかしいので、ちょっとテンションが上がってしまった。

地下鉄車両はとてもキレイだったが、ドアが閉まるときの警告音がやたらうるさくて高くてものすごく不快だった。そういうとこが妙に気になってしまう、神経質なA型日本人。
国境の駅に着いたが、とても腹が減っていたので、一度外に出て近くのレストランで昼飯を食べる。私は海老と玉子を炒めたやつで、友だちはカエル肉の鍋。共になかなか美味しかった。僕、中華料理が好きだ 中途半端な気持ちじゃなくて。

香港に戻る前に、どうしても一度U君に電話をしておきたかったので、公衆電話から再度かけてみるが、どうしても繋がらない。ちゃんと説明書きの通りの順序でやっているのに。仕方ないので、すぐ隣にあった案内所の女性に聞いてみたが、コイン入れて番号押す!!とキツく言われるだけで、さっきからそれやってるのに、どうしても繋がらないし、入れた硬貨は戻ってこないしで、もう10元くらいつかってる。もうしょうがないなとあきらめた所でU君がH君の携帯に電話をかけてきてくれたので、無事にお土産の事を伝えられた。

中国の国境を超えると、なんか急に緊張がとけた。中国にいると、いつも公安に見られているような気がして、なんか気が抜けなかったというか。中国の公安はまずシャレが通じない顔してるし、まったく笑わないが、香港に入ると警察も少しリラックスしているので、こちらもちょっとホッとする。

地下鉄に乗り、ハウルの動く城に出て来るババアにそっくりなババアを認めつつ、またもや初日に泊まったモンコックへ行き、前回と同じようなホステルにチェックイン。少し休んでから夕方頃に夕飯を食べにセントラルへまで行くが、急に外国人率が高くなり、高そうなレストランやパブばかりで路頭に迷っていると、路地裏に地元の良さげな屋台を見つける。さっそく座って注文しようとしたが、中国語すら通じずに広東語でオヤジに怒鳴られた。ぼくたち客なのに。すると見かねた隣のテーブルの女の子が英語が少し話せて、通訳して注文してくれた。にもかかわらずオヤジはまだ俺に怒鳴る。なぜ怒鳴る。しかし注文は無事通っており、魚や豆腐の美味しい料理と、青島ビールをたくさん飲む事ができた。隣の女の子がいなかったら、やはりまだ怒鳴られ続けていただろう。

腹も満たされたので再びホステルに戻り、近くでH君のお土産を買った。露店に気に入った茶器があったのだが、値段は貼られておらず、交渉しなければならなかったのが、しちめんどうくさかった。何度も値段を言い合って、最終的に若干高い価格で買わされる。まぁ彼が払うのだからいいけれど。

12時くらいに宿に戻って、深圳で残った酒を少し飲んだが、H君は朝4時起きで空港に向かわなければいけないので、そこそこで切り上げ、消灯。

そして朝4時、まだ暗い中二人で大通りまで歩き、タクシーを捕まえてH君は空港へと旅立った。眠い








2014/04/07

ホングコング3















さて香港の日記の続きだが、突然現れた友だちのU君が予想外に老けていたので、わたしはビックリ仰天してしまった。そしてさらに彼を老けて見せているのは、疲労。おそらく仕事が大変だったのだろう。せっかく来てくれたんだけど、マジ疲れててほんとは帰ってオナニーして寝たいんだよねというのが、彼の表情から伝わってくる。しかしそんなのを気にする間柄でもないので、今日はとことん付き合わせてやるぞと誓う。

ところで、せっかく会社のアレで我らのホテルを取ってもらったので、せめてもの恩返しにと晩ご飯やらなにやらはこっちで出そうと思っていたら、ホテルのデポジットで、二人ともなけなしの300元(5千円くらい)を取られてしまい、財布には500円くらいしか残っていないが、まあいいや。

3人で近くにあった普通のレストランに入り、小龍包、ピータン豆腐などを食いながら、瓶ビールをたくさん飲み、昔話に花を咲かせた。途中、中国語で店員を呼び、料理を注文する友だちは、中国にすっかりなじんでいる感じだった。1時間ほどダベったあとで、さてじゃあ今度はオマエの家に連れて行けよと、嫌がる友だちの腕をつかんで、近くにある彼のマンションに行き、部屋の玄関まで来たが、友だちが急に走って逃亡したため、家に入る事はできなかった。きっと見られたくない秘密がたくさんあるんだろう。

しょうがないので、外で彼を確保し、近くに出ていた屋台BBQのような店で、外のテーブルに座ってまた飲んだ。酒を頼もうとしたら、向かいにあるコンビニで買えと言われた。しょうがないので、コンビニで中国の焼酎を買ってみたが、これが50度近くある酒で、しかも値段は、500mlほどでまさかの150円。こんなとこに住んだら私はすぐにアル中になってしまう。

まず私が蓋を開けて臭いを嗅いだら、セメダイン(接着剤)のような臭いがする。気のせいかと思って友だちについであげると、友だちも「なんかこれセメダインみたいだな」と。わたしは間違っていないようだ。しかしコンビニで売っているんだから、死にはしないだろうと、どんどん飲んだ。一人旅行が趣味になってから、知らない国で友だちと安酒を飲むというのが私の夢であり、それがやっと叶ったわけだが、とくに何の感動もなかった。どこで飲もうと友だちと飲む酒は楽しいのだ。

何時間経ったのかわからないが、気がつくとそのセメダインも3本目になっており、ビールもけっこう飲んでいて、友だちもかなり酔っぱらっている。そして案の定、よし俺の知ってるチャンネーの店に行こう!と言い出したので、3人で白タクに乗ってカラオケパブみたいな所に着いた。わたしはこのタイプの店は初めてだったが、なんのことはない、好きなチャンネーを指名して、みんなで一緒にカラオケを楽しんだり、ムラムラしてる人は抱きついたりお触りすればいいだけだ。わたしは酔うとムラムラが逆に消えるので、鉄骨娘のような服を着たチャンネーのリクエストに答えて「いとしのエリー」を歌い、逆にチャンネーにリクエストして「時の流れに身をまかせ」を歌ってもらった。こういう所でハメをはずせない、小心者を絵に描いたような私。

他の二人は、ちょっとプライバシー保護のためここでは書けない。みんなとても楽しそうだったが、1、2時間ほど遊んで、男だけで店を出るときは、やはりちょっと虚無感に包まれた顔をしていた。本当はこういう店は女の子を連れ出せるのだろうけど、深圳はここ最近、警察の取り締まりが非常にキツくなってしまい、そういうはしたない事はできないらしい。チェンネーとただカラオケして高い金払ってじゃあサヨウナラって、そんな事でこの店はこの先やっていけるのだろうか。

そのあと、また3人でホテルに戻り、少し残りの酒を飲んだが、友だちは明日も仕事があるので、午前2時頃に解放してあげ、わたしも自分の部屋に戻り、ベッドでぼよんぼよんもできずに眠りについた。


2014/04/04

ホングコング2 ちょっと長い

26日(水)香港2日目、いきなり佳境に入ってきました。今日は国境を超えて中国の深圳に行く日。今回の旅行の目的は、深圳に住む友だちを訪ねること。

酒で頭が少しボーッとしていたが、友だちに美味い朝飯を食わせてあげるために、前日に調べておいた「倫敦(ロンドン)大酒楼」という店に、点心を食べに行く。ジジイ、ババアがうじゃうじゃいて、ローカル感満載。日本語のメニューもちゃんと用意されていたので、無事に色々注文して、腹いっぱい食べた。

ちょっと食べ過ぎたので、散歩がてらに宿の周りをぐるぐる歩いて探索していたら、あっというまにチェックアウトの時間になり、急いで宿へ戻りチェックアウト。フロントに昨日とは違うネーチャンがいて、英語が上手なので少し話してみる。この宿はどうやら家族経営で、もう30年近く続いて、ネーチャンはここの娘さん。ちょっと気になっていたことがあったので質問してみた。香港は中国に返還されちゃったけど、やっぱり香港の人はそれを快く思っていないんでしょ?中国に属するのなんて嫌だよね?

するとネーチャンは、それは香港人でも半々に別れると思う。中国に戻って良かったという人と、またイギリスの配下に戻りたいという人。ちなみに私は中国に返還されて良かったと思っている。だって中国は一党独裁だから、きっとこれからも経済はどんどん良くなっていって、それが香港にも影響されるはずだから、と。

勝手に香港人は中国が嫌いだと思っていたから、その意見を聞いてなんだか少し視野が広がった気がした。世界はわたしが思っているような単純な物ではないと。でもきっと中国人の事は嫌ってるよね。そうに違いない。

そしてフロントに荷物を預けて、深圳行きのバスのチケットを買いに行った。午後3時に出発のチケットを買おうとしたが、その前に深圳の友だちに確認取ろうと思い、公衆電話に行って電話をかけてみようとしたが、これが全然繋がらない。道行く人にどうやって中国にかけるの?と聞いてみるが、みんな知らな〜いと相手にしてくれない。しばらく頑張ったが、時間がもったいないのであきらめて、バスチケットを買い、時間まで街をブラブラ歩いた。

「金魚ストリート」という通りには、観賞用の魚なんかをプラスチックに入れて売っている店がたくさんあった。それから靴屋が並ぶ「スニーカーストリート」や、出店が出ている「女人街」などをグルグル歩き、疲れたのでマンゴーデザートを食べた。あっというまに時間が来たので、宿から荷物を取ってバスに乗り込んだ。

バスは30分ほどで国境に着いた。入国審査を通り歩いて50メートルほど進むと、そこはもう中国深圳。中国は少し殺風景で、車は右側を走っていた。そこから今度は深圳国際空港へ向かった。バスの中で深圳の友だち「U君」から、となりの席に座っている「H君」の携帯に電話がかかってきたので、今空港に向かっているので、もう一時間もあれば着くと思うと答えておいた。が、そこからが長かった。

空港に無事着き、バス乗り場から、U君の家の近くのバス停まで行くバスに無事乗り込んだが、各停のローカルバスなので、空港から目的地まで一時間近くかかってしまった。バスはぎゅうぎゅう詰めの満員で、降りるときは周りから舌打ちの嵐。おまえらローカルバスで日本人を見れただけでもすごい経験だと思え。

バスを降りると、タイのトゥクトゥクから余分な物を全部取ったような3輪タクシーがあったので、ホテル名を言ってそこまで連れてってもらったが、ホテルはバス停の真裏だった。友だちが我らのために予約してくれたホテルだが、ロビーからは日本語がちらほら聞こえてくる。どうやら日本人御用達の高級ホテルらしい。しかも部屋は別々に取ってくれたらしく、入ってみると今まで泊まったことがないようなスイートルームだった。こんな事ならもう3時間くらい早く来て、ベッドの上でぼよんぼよんしたのに。

そして荷物を置いてロビーへ戻ってみると、U君がちょうど現れた。
15年ぶりに会う彼は、思った以上に老けていて、思わず絶句してしまった。
時間よ、おまえはほんとうに残酷な奴だぜ。

つづく








2014/04/02

ホングコング1

香港へ行ってきたです。疲れたです非常に。でもいい旅行でした ちゃんちゃん♪
ではなく、もっと長々と綴ってみるです。

25日(火)夜6時頃、香港国際空港へ無事に着きました。9時に地元の友だちが北海道からやってくるので、それまで待たなければなりません。空港内の食べ物は高いと思ってシンガポールのパン屋で買ってきた、レーズンパンをむしゃむしゃ食べて餓えを凌ぎましたが、近くにあった店を見たら普通に安かったので、そこで麺料理も食べました。

お互いに香港で使える携帯を持ってないので、どうやって友だちを見つけようか迷った末、荷物受取所で到着便を確認し張っていると、案の定変な格好をした友だちが現れました。これでとにかく一安心し、肩の荷がだいぶ降りました。荷物受取所なのに。

それから2階建てのエアポートバスに乗り、30分で市街地に着き、予約していたホテルにチェックインしました。荷物を置いてさっそく街をブラブラしていると、なぜか狙ったように風俗街のど真ん中に着きました。しかし女ではなく酒を求めている我らは、ピンクの看板には目もくれず、レストランに入ってとりあえず青島(チンタオ)ビールを注文しました。店のチャンネーは英語が話せないので、私のエセ中国語でなんとかビールに合いそうな貝の料理を注文しました。

するとしばらくして、近くに座っていた酔っぱらっている香港の青年にアリガトー!と声をかけられ、日本酒やらウイスキーやらを飲まされ、ついに一緒に飲むことに。彼の他にもシンガポールから遊びにきたという友だち2人もいたので、英語で色々話しました。彼に香港の女と、中国の女とどっちが好きだと聞くと、中国の女の方がいいと。なぜかと聞くと、どっちもお金が大好きだけど、中国の女の方が頭が悪いから金があまりなくても多少は騙せるから、だそうです。

こちらもビールを3本ほど開けたところで、みんなで店を出ました。これからおねーちゃんとパッコンパッコンしに行こうと誘われましたが、丁重にお断りしました。(ほんとうに腰を振る動作でパッコンパッコン!と言っていました)

もう夜の2時をまわっていたので、我々もすぐに部屋に戻って寝ました。