2013/12/25

クリスマスだね


今年も年末がやってまいりました。今年も一年早かったなぁ などと言いたいところですが、こう同じ事を毎年言っていてはちと面白くない気がするので、今年はあえて一年とても長かったなあ と言ってみてから理由を探します。今年一年が遅く感じた理由、それは、なんでしょう、嗚呼、やっぱり一年早かったなぁ。しかし一年に遅いも早いもほんとうはないんですよね。時の流れに囚われている時点で、タイムトラベラー失格なんではないでしょうか。ところでタイムトラベラーとはいったい何ですか?

今年も一年をちょっと振返って総括です。今年は日本語レッスンの仕事が、この3年で一番多かったように思います。わたしの地道な努力が実ったのでしょうか。旅行に行かなかった月などは、今までで最高の給料を稼ぎ、少し有頂天になったものです。前年などは一週間でレッスン1、2回というときもありましたが、最近はキャンセルの嵐が続いても、週に5、6回はレッスンが残っています。やっぱり何もないより適度に仕事をしていた方が生活は楽しいですね。

イラストの仕事はあまり多くなかったですが、月刊ソトコトさんが、いまだにお仕事をくださることと、後半に奥さんがシンガポールの出版社から、仕事をガッツシ取ってきてくれたのが、嬉しかったです。そこそこ良い仕事をできたと思うので、来年も引き続き依頼がくるといいですね。

私生活ですが、今年だか去年だかに義理妹さんが子供を産み、その赤ちゃんを義母さんが毎日のようにうちに連れてきては家の中を滅茶苦茶にするということが続き、ふざげんなゴラァおれの安息の日々をぶち壊すんじゃねえクソがぁ!!と一人でずっとぶりぶり怒っていました。最近それを奥さんにこぼしてから、あまり来なくなったので今はとても平穏です。ちなみに私は赤ちゃんに腹を立てていたのではなく、片付けをしない義母さんに怒っていたのです。ぶりぶりに。

その件に関して一つ思ったことがあるのですが、赤ちゃんの前で笑顔になったり、あからさまにかまったりしてあげないと、その人の事を、嗚呼この人子供嫌いなんだ・・・と勘違いするような人がたくさんいると思うんですが、勘弁してください。わたしは純真な子供が大好きですし、むしろおまえらのような不純なギャラリーがいなかったら二人きりで遊んであげたいと思ってるんだわぁ。だから子供を置いてとっとと去ね。

まぁ色々ありましたが、こうやって今日も無事に生活できる事に感謝しております。今年もほんとうにありがとうございます。あと5、6日ほどありますが、引き続きよろしくお願いします。うんこ

2013/12/16

おつかれ君

最近少し疲れております。仕事が忙しいのです。

日本語のレッスンではありません。日本語のレッスンの方は、最近ドタキャンにつぐドタキャンでたいそう暇でございます。レッスンの2時間前ほどにメールがきて、「すみません。今日突然会議が入ってしまったので、また来週会いましょう。」なんて。嗚呼なんて勝手な生徒さんでしょう。そんなことをしていたら言語は上達しませんよ。言語習得は毎日地道にコツコツと、がコツでございます。

それで何が忙しいかと言うと、イラストの仕事でございます。わたしの奥さんが今月はわんさかイラストの仕事を、シンガポールの出版社から取ってきてくださいました。おかげで今月はまだ一度もサイクリングも、読書も、ハンモックもできていません。毎日パソコンに向かって、シコシコとイラストを描いています。おかげで今月はレッスンがなくても、なんとか食べていけそうです。

そしてもう一つ、こちらで毎週通っている柔道クラブで、今度からわたしが初心者を指導することになったのですが、どうやって教えたらいいものか、いつも悩んでおります。暇さえあれば YouTubeで柔道の動画を見て、正しい技を研究しております。ここだけの話わたしは現役のときからクソ弱く、技の知識も乏しいので、きちんと教えれるか正直不安であります。わたしの柔道の黒帯はもうボロボロで、見るからに練習をかなり積んだ達人のようなのですが、じつはそう見せるために高校のときに自分で紙ヤスリでこすってボロボロにしたという、偽ダメージ黒帯なのであります。けして激しい練習をしたからではないのですほんとうにごめんなさい自分が恥ずかしい。


ところで、タイの日記がまだ途中なので最後に少しまとめようと思います。

バンコク最終日は一日中、街で買い物を楽しみました。と言っても結局買ったのはまたもやピアス一個だけなのですが。この年でなぜピアスをそんなに買う必要があるんでしょうか。そして夜はさすがにもう繁華街には行かずに、宿で大人しく寝ました。最後の最後にとんでもない事に巻き込まれるというのは、お調子者のよくあるパターンですからね。わたしはもうその手にはのりませんよ。

 次の日は朝早く起きて、歩きと電車で地道に空港まで行きました。さて今回も無事に帰れるなよかったよかった、と思っていると、出国審査で、アホみたいにうるさい中国人観光客の群れと鉢合わせました。そしてわたしの目の前に一人のババアが横入りしてきたのですが、わたしは驚きました。なにが驚いたって、そのババアに躊躇というものが全くなかったからです。中国人のとんでもなさは有名で、わかってはいたし、見た事もあったのですが、いざ自分が目の前でやられてみると、彼らのレベルの高さに驚愕しました。
 そしてまたなんの躊躇もなく少し空いてそうな隣の列に歩いていったかと思うと、またもやなんの躊躇もなく元の列に戻ってくるのです。彼らが自分と同じ生物だと言う気はまったくしませんでした。常識が完全に欠落してしまっているのです。そしてまたフラフラどこかへ行ったかと思うと、わたしの番だというときにまた戻ってきて、わたしの前の30cmくらいのすきまに入ろうとしてきたので、それを完全にブロックして差し上げたのです。ババアも負けじと何度もタックルをしてきましたが、怒りで筋肉がカチンコチンになっているわたしはビクともしません。そしてババアは「アイヨォー!」と言いながらあきらめて去って行きました。

 わたしは無事に出国審査を終えたのですが、わたしの心に残ったものは勝利の余韻ではなく、大きな虚無感だけでした。そしてわたしは悟りました。彼らに関わっても好い事は一つもないんだなと。わたしはこれからは中国人には逆らわず、目も合わさず、なるべく同じ空間にはいないようにしようと思いました。そのかわりたまに石を思いっきりぶつけようと思います。背中の肩甲骨のやや下あたりを狙って。






2013/12/09

はじめのイポー

タイの日記もまだ完結していないですが
先週4日間ほど、奥さんとマレーシアのイポーという街に旅行に行ってきました。

イポーはマレーシアの真ん中よりもやや北のほうにある、山々に囲まれた街で、人口は50万人とマレーシアの中では3番目に大きい街だそうです。

シンガポールからは飛行機も出ているんですが、そんな贅沢なものは乗らず、いつもの冷蔵庫のように寒い深夜バスに10時間乗っていきました。

ホテルはいつもよりもちょっと贅沢に、Tune hotelという、ビジネス・ホテルに泊まっちゃったりなんかしちゃったりしたんですが、エアコンもいらん、テレビもいらん、タオルもいらんと、オプションを全部断ったら、一泊1500円くらいで泊まれました。奥さんは最後の最後に、どうしてもネットがしたいと言って500円払って、Wifiのパスワードを教えてもらってましたが、ほんとうにあのアマはネット依存症で困ります。

イポーで何が有名かというと、食べ物が美味しいということと、洞窟寺院が多いということです。それくらいしかないので、観光客はさほどいませんでしたし、欧米人は数えるほどしか見ませんでした。

というわけでとにかく毎日貪欲に色々な物を食べました。と言っても、ここも中国系が人口のほとんどを占める街なので、シンガポールと似たような中華料理がほとんどでした。それでも味付けがちょっと違っていて、旅行に来ているせいもあり、シンガポールのよりも美味しく感じました。とくに「もやし炒め」が有名で、このもやしが太く食べ応えがあり、とても美味しかったです。

もう一つの名物の、洞窟寺院にも幾つか行きましたが、これもなかなか広くて見応えがありました。街の周りにとにかく断崖絶壁のような岩山がたくさんあるので、そこに我先にと寺院を建てていったような感じがします。ホテルの裏にも岩山があったので、ブラッと行ってみたのですが、ガイドブックにも載ってないような小さい仏教寺院があったり、その横には俺たちだって負けてたまるかと、インド系のヒンドゥー寺院が建設されていたり、さらにその横にも手作り感たっぷりの掘っ建て小屋みたいな、これまた自称ヒンドゥー寺院があったりと、とにかく洞窟寺だらけでした。

あとイポーの特徴といえば、広東系の中国人が多い。そしてとても親切。横断歩道が全然ないが交通量は多い。娼婦がけっこういる。野良犬がおとなしくて吠えない。これくらいでしょうか。

そしてホテルの最終日の夜に、スーパーで買った安いウォッカを150mlくらい飲んだんですが、その夜中に目が覚めて苦しくてゲロを吐いてしまい、まさか飲み過ぎたのかなと思ったのですが、次の日の朝になって、どうも二日酔いの症状とは違い、腹痛に下痢に吐き気が常にあるという食当たりの症状が出て来ました。といってもいつもと同じものしか食べていなかったので、もしかしたらあの安いウォッカになにか危険な成分が含まれていたのかもしれません。

本当に虫の息といった状態で歩くのもやっとだったんですが、夜のバスまで時間を潰さなければいけなかったので、気合いで最後の観光をしましたが、重い物は全部奥さんに持ってもらいました。あとどうしても我慢できなくて、岩山の陰で野グソをしました。そして落ち葉で隠しました。帰りのバスの中ではさすがに漏らしたくなかったので、夕方からは水も食べ物も一切摂取せず、なんとか無事にシンガポールまで帰ってきました。帰ってきてからはすぐに回復しましたが、もう当分酒は飲みたくありません。みなさんも途上国で安酒を飲むのはやめましょう。インドなどでは危険な密造酒でけっこう人も死んでいますしね。

ということで、ティッシュは常に持ち歩きましょう。