2016/04/29

ペナン島 2016

先週から奥さんと二人でマレーシアのペナン島に行き、3泊して今日帰ってきた。
ペナン島は2回目だったので、とくにこれといった観光はせず、奥さんともほぼ別行動だった。
日中はとにかく暑く、遠出する気にはならない。空気もとても乾いている感じがした。
そんな天気だと奥さんはまず外に出たがらず、部屋でエアコンギンギンにして、ベッドに寝転がり本を読んでいる。私はそういうのが嫌なので、毎日一人で街をブラブラした。

ホテルの近くにはジェッティー(水上集落)があり、毎日そこに歩いていった。
とても汚い所なんだけど、そこに『トビハゼ』がたくさんいて、それは何回も見たことあるので驚かなかったんだけど、一匹だけ20cm以上もありそうな巨大なトビハゼを見つけて、こんな汚い所でも、こんな大きく育つまで生きるなんて、ほんとたくましいなと感心した。
汚い木の板の上で、じっと日光浴していた。

今回は「オウム帝国の正体」という、とっても古いノン・フィクションを持って行って、全部読み切った。オウム真理教の事件はもう15年も前の事だが、当時ニュースを見て感じた事とは全く違う事が書いてあった。日本はテレビ局などは全部潰して、こういう勇気と気概のあるノン・フィクション作家や、フリーのジャーナリストをもっと増やしていかなければならないし、それと同時に彼らを邪魔に思う悪党から彼らを守らねばならない、と強く思った。
オウムついでに創価学会と統一教会についてもちょっと調べてみたが、これまた恐ろしい。宗教は良いビジネスだとは聞いていたが、それはただ信者からお布施を巻き上げられるからだとばかり思っていたが、宗教ビジネスというのは他にも色んな特典がついており、周りにはとにかく怪しい奴らが集まってくるらしい。

2016/04/15

拡張

右の耳に大きいピアスの穴が開いていたが、最近左の耳にも穴を開け、それを3、4ヶ月かけじっくり拡張した。年甲斐もなく と言いたい所だが、やはりそれはアホな全体主義者の意見で、何歳になっても好きな事をやったほうが良い。しかし似合うか似合わないかの問題があって、はたしてこの両耳のどでかい穴は今も、これからも似合ってくれるのだろうか多少気にはなる。

ボディーピアスというのはだいたい金属だったりプラスチックだったりするが、あんなちっちゃいもんが1000円以上もするのは納得がいかない。プラスチックにいたっては、ダイソーにかかれば10個で100円とかの代物だろう。ふざけんじゃねえ とただ愚痴っても仕方ないので自分で作ってみた。あくまで拡張用の仮ピアスだけど。



それが上記の写真であるが、まず最初のピアスは左下ので、竹串かなにかを切って削って作った。次のが右側にある3つで割り箸から作った。しかし台湾に行ったときもこれをしていたのだが、台湾はすごく乾燥していて、2日つけっぱなしにしていたら穴の内部にひっついてしまい、取るときに血だらけになって、その治癒のためにやや縮小してしまった。ちなみにピアスは全て紙ヤスリをかけ、石鹸で洗ってから熱湯消毒をしている。

そこで次のピアスは下の緑のやつで、絵筆の柄を使ったもの。これは周りが緑にコーティングされているから、乾いてくっついたりしないだろうという理由で選んだ。それでも乾燥がほんとに怖かったので、このときからワセリンを周りに塗ってから入れるようにした。

その次が左の黒いので、これは自転車のチューブとボールペンの、キャップ。これはプラスチックだからツルツルしていい感じだった。そして最期に昨日作った肌色の絵筆、あれの真ん中を使ったピアスを今している。これでもう1日くらい待てば、右耳と同じサイズのピアスが入る はずだ。

今回感じたのは、唾液はやっぱり良い消毒液なんじゃないかなということ。唾つけときゃ治るというのは、本当だと私は思う。これには根拠がある。動物の身体は、自分自身にとってとても万能にできているという説だ いや事実だ。猫も犬もキリンもベッロンベロンに自分をなめっているではないか。唾液も胃液も、汗もシッコも鼻くそにも、それぞれ意味があり、爪もむだ毛も包茎の皮だってちゃんと意味があるはずだ。だからありのままの自分の身体を認め、受け入れ、愛し、けして身体に穴など開けないようにしよう。

2016/04/11

「革命人〜大山八三郎〜」レビュー




縁あって、大山八三郎さんという、タイのチェンマイに長らく住んでいた方の自伝を、Kindleで買って読んでみた。

革命人〜大山八三郎〜

凄まじい自伝で、読んでて疲れた。

戦後の幼少期は、実の家族や周りの大人に理不尽に扱われ、やっと見つけた就職先でも人に騙され裏切られ、それでもなんとかタイへ渡る事に成功し、苦労しながらも大胆な発想と並外れた行動力で、タイのチェンマイで大成功をおさめて八三郎さんであった。
そしてチェンマイで理想社会の雛形を作った八三郎さんは、同じ事を日本でも実行すべく日本に帰るが、強欲なキチガイ共に騙されて裏切られ、また騙されては裏切られ、何回繰り返せば気が済むんだよ八三郎さん!というくらい裏切られまくって、今は群馬県は南牧村でひっそりと暮らされているようだ。

タイでの成功があまりにすごかったので、なんだかんだいって、結局今もタイのその設立した会社に戻って、平穏無事に暮らしているんだろうと思いながら読んでたので、読み切ったときはちょっとショックだった。

しかもこの方、在タイ日本人会の理事までして、タイや日本の大物著名人なんかとも交流があったほどの大人物なのに、ネットではほとんどこの方の情報が載ってない。
これは社会的にも抹殺されたという事なのだろうか。もしそうだとしたら、日本の闇はそうとう深い。


2016/04/02

New Works

最近やった仕事ですけど、今回は少しいつもと違うテイストの作品を少し。


Esquire Magazine Singapore





TCK (Tokyo City Keiba)








2016/04/01

チェンマイ〜2016春〜 その2

【3月29日】

朝はホテルの朝食を食べた。目玉焼きとハムとトーストに、コーヒー。厳密に言えば身体に悪そうな食材だったけど、思いのほか美味しかった。
昨日の夜に部屋の中に干しておいた洗濯物は、全部完璧に乾いていた。この時期のチェンマイは相当乾燥しているみたいだ。
9時頃一人で近くのワローロット市場へ行った。ハンモック式ブランコ/70B、水中マスク/70B、魚を入れる用のネット/35Bを買った。値段とか数字をタイ語で言うと喜ばれる。他にはなにも話せないんだけど。
他にも色々安い物があって楽しかったが、前日にサンデー・マーケットで75B払って買った木のスプーンが、15Bで売られていたのを見たときは少しショックだった。

ホテルに戻り、奥さんとスクーターでドイ・ステープに向かった。
上りの坂道はクネクネしていて運転に神経をつかった。前に白人カップルのスクーターが何組かいたが、全部追い抜かした。私達はとても痩せているので、スクーターは比較的速い。30分ちょいでドイ・ステープに着いた。金の仏塔の前ではセルフィースティック(自撮り棒)で自撮りをしている旅行者達がたくさんいてシュールだった。山の上からの眺めも期待していたが、煙なのか霧なのか、白いものがかかっていてあまり良く見えなかった。
それからまた坂道を下り、次は動物園へ行った。水族館もセットで520Bだったが、動物園だけ(150B)にしておいた。フラミンゴ、カバ、象、キリンなどに直接エサをあげることができ、動物たちを間近で見れて感動した。とくにカバなどはいつも水の中に入っていて、背中しか見たことがなかったので、興奮した。園内は本当に広く、園内バスのチケットを買っておいてよかった。前回来たときはバスチケットを買った記憶がないので、ここを歩いて回ったのかと思うと、信じられない。
3時頃腹ぺこになったので、またニマンヘミン通りのDin Deeへ行って、カレーやレアチーズケーキにマサラチャイを飲んだ。どれも大変美味しく、チャンマイ最高と思い、二人でチェンマイにどうやったら住めるか話し合った。
帰りにスクーターを停め、ニマンヘミン通りを少し歩いて、オシャレな店を見て回った。店の中にものすごい蚊がいる店が少しあったが、どうしてなんとかしないんだろうと少し不思議だった。

ホテルに戻って、夜はまたナイト・バザールに行って、奥さんはマッサージへ行き、私はチェンマイ名物のカオ・ソーイを食べてみたが、あるはずの揚げ面が入っておらず、わりと普通の味だった。一時間後奥さんと合流し、また広場でカクテルを一杯だけ飲んで、帰って早めに寝た。


【3月30日】


朝早く起き、7時頃にホテルの朝食を食べ、私は一人スクーターで、Wat Si Don Chai Pa Tung Ngamに向かった。そんなに遠くはなかったが、ひたすら直線の道があり、どこを曲がっていいのかいまいちわからず、少し行き過ぎて引き返したが、無事に着いた。
寺は静かで、「地獄」もなかなか見応えがあってよかった。途中で制作者が来たが、まだ若い男女二人で、どんな思いで日々この地獄寺を作っているのか心境が気になった。
帰りに地元の市場へ寄って、グリーンカレーとココナッツミルクのスイーツを食べた。2つでたったの35Bだったが、とても美味しかった。おばあちゃんが一人できりもりしていて、少しだけタイ語で話した。もう少し話せるようになりたい。

それから市街に戻り一人で雑貨屋に行き、小さいカバンなどを買ってからホテルに戻ったが、奥さんがおらず30分ほどロビーで待った。奥さんが帰ってきたが、少し休みたそうだったので、また一人でスクーターに乗り、古本屋へ行き、カフェでタイ・コーヒーを一杯飲んで、そのあと雑貨屋に寄ったが、スクーターを停めるとき、斜めの所に停めてスクーターを倒してしまい、少しだけキズがつき、テンションが下がった。やはり調子に乗りすぎたなと反省しながら、なんとか平常心に戻ろうと努めた。

ホテルに戻り奥さんと二人で昼飯を食べに、またGreen Daysへ行って、茄子の味噌炒めを食べた。他に客は2組いたが、どちらも日本人だった。日本人以外の客も来るのだろうか。
しばらくゆっくりしたあと、またモン族市場へ行き、グルグル歩き回って、疲れたのでピン川沿いの小さいカフェ、Regina coffee houseに行った。たまたま入った所だったが、そこは猫だらけのネコ・カフェだった。テーブルとかはボロボロだったけど、猫が10匹以上もいて、みんなまったりしているし、夕暮れ時だったせいか日差しもなく、川沿いでとてもリラックスできた。ゲストハウスもあるらしく、ネットで調べると一泊600Bだった。今度来るときは絶対ここに泊まりたい。

日が暮れる頃ホテルに戻り、夜はまたナイト・バザールに行き、Banboo restaurant という所で晩飯を食べた。店員が気持ち悪いくらい客にこびた感じだった。ここらへんは競争が激しく、これくらいしないといけないのかもしれない。豆腐カシューナッツ炒めのようなものを食べて、ビールを飲んだ。普通に美味しかった。
ホテルに戻り、奥さんは疲れているので寝てしまい、私は一人でまたナイト・バザールに戻り、ビア・バーで瓶ビール2本を飲み、タバコも2本吸い、スマホでネットをしながら
まったりした。でも蚊が多く30分くらいで帰った。2本目のビールは飲みきれず、ホテルに戻る途中で捨てた。


【3月31日(最終日)】

で帰った。いつも通りホテルで朝食を食べ、8時頃に再びモン族市場へ奥さんの買物に行くが、パッとした物が見つからず、何も買わずにホテルへ戻った。すごく疲れたので、ホテルでしばらく休み11時頃にチェックアウトした。スクーターを店に返しに行く途中で、満タンだったガソリンのメーターが1つ減ってしまったので、給油しようとガソリンスタンドを探したが全く見つからず、そのまま返しに行った。
倒したキズの事をなにか言われるかとドキドキしていたが、とくにチェックもされずにホッとした。ガソリンのお金を40Bだけ払い、店を出た。4日間走ったが、給油したのはサンカムペーン温泉に行くときに、60B分入れただけで、合計100Bですんだ。安い。

それからトゥクトゥクに乗り100Bで空港まで行ってもらった。100Bは多かったのか、運転手のお兄ちゃんは嬉しそうだった。空港でクソマズい、マズ過ぎるチキンラーメン(145B)を食べ、チョコクッキーを買い、午後2:55の便に乗り、無事にシンガポールへ帰ってきた。

以上