2012/04/25

メダリストとの遭遇

最近また柔道教室に通い始めた
毎週日曜日に道場へ行き 白帯の初心者などに 熱心に教えたりしている
もっとレフトレフト! ライトアームこれダメね!
もうちょっとロウアーでファストにやってみてトライ などと適当なことを言っている

先週もなんのきなしに練習に行ってみると 生徒が異様に多く
普段見た事もない高校生くらいの集団がたくさんいるので 何事かと思ったら
なんと韓国人のゴールドメダリスト Jeon Ki Young さんが 特別指導に来ていた

実はわたしもよくは知らないが 過去3回もワールドチャンピオンになったことがあり
あの吉田秀彦選手にも勝ったことがあるというすごい人であった

そんなすごい人なのだが とても優しそうな顔をしており
フレンドリーで 指導するときもとても穏やかだ

わたしの柔道着を見て
あっ あなたは日本人ですか? 山口さん? シンガポールに住んでますか?
と 日本語で話しかけてきてくれた

なんか急に嬉しくなったので 足首が痛かったのだが
無理してがんばってしまい 練習後足首は悪化してしまったのだが
色々な技を直接指導してもらい また柔道が一段と楽しくなった


柔道愛好家冥利に尽きる 良い一日であった

ありがとう Jeon Ki Youngさん

調子にのるな サムスン


Jeon Ki Youngさん

2012/04/23

マキズシ


AP通信によると、チェチェン共和国の首都グロズヌイで21日未明、男性(17)が使っていた電子辞書が突然爆発し、男性は頸椎を損傷、顔面を合計19針も縫う大けがをした。

消防当局によると、電子辞書の充電式バッテリーが爆発したとみられる。メーカーなどは明らかにされていないが、おそらくロシア製ではないかと言われている。

男性は高校を中退し、就職先を探すために家で履歴書を書いており
爆発直前には電子辞書で「扶養家族」の意味を調べていたという。




2012/04/22

北海道はすっぱいどう






















今年も残すところあと8ヶ月となってしまいました
みなさん今年はどんな年だったでしょうか 思い残すことはありませんか

じつは 6月5日から17日まで2週間近く 奥さんと一緒に日本に帰ります


そこで

きたる6月6日の夜に 札幌で「結婚を報告し嫁を紹介する会」を
開ければと考えており お時間ある方はどなたでも
気軽に参加してほしいと思っているので 参加できそうな方は
5月までに わたくしにメールをください

yoheism.com@gmail.com

場所は未定ですが札幌です お金はさほどかからない でしょう
話したことある人なら誰でもいいですよ〜


なぜこんなブログに書き込むかというと
半分くらいの友人はもう連絡がつかなくなっている・・・
連絡もつかないで友達といえるのかと はたして

思えば26歳のときに札幌を離れてから もうすぐ8年
年に一回は必ず北海道には帰るが 札幌よりも家族のいる実家を優先してしまい
札幌の友達とは随分疎遠になったと思う
いつ帰っても変わらないものがそこにあると勝手に思っていたが
みな結婚をし 家庭を持ち 子供を育て 家を買い もうすぐ定年だ

時の流れに身をまかせているうちに 一人だけ随分と遠いところに来てしまった
そんな気がする

シンガポールに来るときに 日本で使っていた携帯は解約したが
電話帳は持っていたので PCから日本へメールを出してみたが
なぜだろう 相手の携帯の設定のせいだと思うが
PCからのメールなので受信されずに返ってくるメールがたくさんあり
随分たくさんの友達とも連絡がつかなくなってしまった
その中にはカワイイ女子もけっこう含まれていて ほんとに意気消チン

Facebookで随分懐かしい友達と会うこともできたが
みんながみんなやっているというわけではないので
Facebookでも探しきれない古い友人はたくさんいる

まさか死ぬまで友達でいれるとは思っていたなかったが
こんな形であっけなく連絡がとれなくなるとは思っていなかった
あっけないが まぁ結局こんな感じなんだろう 人生ってやつぁ


と達観してみようとするも この6月6日の集まりもまだ10人も集まっておらず
自分の人望の無さにちょっと愕然として ふて寝 のち 股間をいじる

もし参加人数があまりにも少なかった場合 まとめるのが微妙に難しいので
会はやめにして 参加希望していただいた人には個別に挨拶に行くかもしれません

それもイイッショ!

2012/04/20

MY NAME IS IS AN























わたしは毎朝 ニンテンドーDSで「もっと英語漬け」を10分ほどやり
日々 英語力を伸ばそうと頑張っているが いまだに口座の開設すら一人ではできない

そして今朝もDSで英語漬けをしていたら 途中で急にブチギレた!


何にブチギレたかというと このニンテンドーDSはかなり前に買った物で
いままでけっこうぞんざいに扱ってきたのだが なんと未だに壊れないのだ!

そして思い返せば昔よく遊んだファミコンだって 一度も買い替えたことがない
「高橋名人の冒険島」をしながら あまりの難しさに
引っ張ったり蹴っ飛ばしたりしたのにもかかわらず
一度も壊れることなく スーパーファミコンにバトンタッチしてくれたではないか!

にもかかわらずなぜ一昨年に買った俺のMacBookはもう壊れようとしているんだ
クソ野郎! 娼婦の子供! お母さんを強姦!

パソコンだけじゃない i-phoneだか i-padだか サムソンだかプルコギだか知らねえが
すぐにぶっ壊れて新しいの買わないといけないだろ
これ全部わざとやってるだろ守銭奴電気メーカー
利潤追求ばっかりしやがってからにぃぃぃぃ!

金持ちの生活を豊にすんのはもういいから
プライド持って技術者やってんなら
もっと庶民の心を豊にするもの作ってみろってんだ
金のためだけに働いとったら あんたらあとで痛い目みるんだかんね!


さてパソコンをどうしよう・・・

2012/04/19

ヨメヨメ詐欺


















読書の秋とは言いますが 秋じゃないと読書しちゃいけないんですかと憤り
「あんじゅとずしおう」を片手に職員室に乗り込んだものの
それよりパンツをはきなさい山口くんと返り討ちにあったあの頃
あの頃ぼくは全く輝いていなかった

そんな輝きを取り戻すため わたしは今読書に熱中症だ
熱中と熱中症をかけるだなんて さすが機転がきくな〜山口くん
と思っている人は病院へ行ったほうがいい
札幌医科大付属病院の2階のICUに行き 池上さんという女性に
山口くんはどんな患者でした?と尋ねてみるといい
ほんっっっとうに邪魔でした と言われるであろう

話しがやや脱糞してしまったので元に戻そう


わたしは今まで読書などというものは全くしてこなかった
あえてしてこなかったのだ それはなぜかというと 時間がかかるから
たとえば小説などでいうならば 同じ内容のものなら
10時間かけて本を読むよりも 2時間で映画を見たほうが効率的だろうと
そういうバカげた理由だった

わたしは20代中盤の頃 ほんとうに絵を描くことに集中していたので
絵を描くこと意外で時間を無駄に使いたくなかった
だから小学生の頃に大好きだったRPGゲームもずっと封印してきたのだ

なので本は読まずに全てビデオ(今はDVDですね)ですませた
GEOやTSUTAYAで 古い作品を1週間に4、5本は借りて見た

なぜそんなに借りていたかというと 実は アダルトビデオも見たかったからだ 
AVを1本借りるには 普通のビデオを最低でも4本は借りなきゃダメだ
この1:4という比率を破ってしまったら 店員さんに
こいつは根っからのAV好きだと思われてしまう
そんな鋭い考察もふまえ とにかく毎週ビデオをたくさん借りて見ていた

しかしどうだ シンガポールにはレンタルビデオ屋さんが全然ないし
あっても高いわ日本語訳はないわで ビデオ鑑賞はあきらめざるをえなかった

そこでわたしはこの大量のヒマな時間を殺すために
今まで封印していた読書を再び復活させたのだわははは


しかしわたくし本を買う余裕などないので
友達から借りてばかりだったが ほとんど読み尽くしてしまった
そこで先日インターネットを通じて 本を売りたいという現地在住日本人から
読み終わった古本を大量に購入して来た
その数30冊あまり しかも1冊1S$(70円くらい)
読むのはそんなに早くないので おそらくこれだけあれば 今年1年はもつだろう


ところでわたしは先日こんな話しを聞いた
ある弱小高校の野球部が ある取り組みによって めきめきと実力をつけ
県大会の決勝戦まで行くような強豪チームへと成長したという話しだ
さてこの野球部はどんなことをやって強くなったのかというと

そう DO・KU・SHO である

DO・KKO・I・SHO ではない

この野球部では 本を読んだり 読み聞かせたりするという「朝練習」を毎日続けた
そして 集中力と洞察力を養い 物事を深く考えさせ 内面を鍛え上げた
それがこの野球部を強くしたというのです す す す すばらしい!!

この野球部の監督が言っていたことも素晴らしいので引用


それまで自分は野球にのめり込んでいました。自分には野球しかないと思っていました。野球のことだったら誰にも負けないという自信もありました。だから、とにかく練習、練習、と練習に励んできました。しかし、それは間違っていました。野球をやるということは、野球の技が上達するのが目的ではなくて、野球を通して人間を磨く事だったんです。それにやっと気がつきました。(中略)
 それには読書しかない。読書は人間形成に大きな影響をおよぼします。まず、読書で心を育てていくことだ。朝の練習をやめて、読書をしよう。そうして心を落ち着かせ、深く物事を考える人間をつくることだ。集中力をつけることだ。そうすれば、むやみに長時間練習をしなくても、力はついてくるはずだと考えたのです。


どうです 目から鱗が落ちたでしょう
落ちなかった人はエキストラ失格です 田舎へ帰ってお見合いでもするといい


この人は素晴らしい教育者だとわたしは思う

スポーツやってモテて女とヤリまくろうとか
死ぬまで食いっぱぐれない金稼ごうとか ほんとうにセコい 人間的に器が小さい

よく昔トップアスリートだったが落ちぶれてヤサグレて事件起こす奴がいるが
そういう奴はきっと良い教育者に恵まれなかったんだな


まぁこういうのは賛否両論あるのかもしれないが
この監督が言っていることは 実は脳科学の実験でも証明されていて
「読書をしているときの脳」は活発に動いていて
「TVを見ているときの脳」はほとんど動いていない という結果が明らかになっている

この動いている部分というのは前葉頭で ココが考える力や 行動や
感情をコントロールする気持ちや ヤル気を起こさせるという
そしてこの前葉頭をトレーニングすると 記憶力が良くなったり
運動能力が向上したりするということが解明されてきている


ドヤ ドヤ ドヤ
読書したくなってきたやろ?
読みたーて読みたーて ウズウズしとんのやろ?


TVやビデオばかり見ている人は ぜひ本屋へ赴き
官能小説1册と 普通書籍4冊の割合で本を購入し
読書を初めてみてほしい

2012/04/16

マハリク・マハリタ

わたしがオバさんになったら あなたもオバさんよ
派手な儀式はとても無理よ 若い子には負けるわ




2012/04/15

ソトコト「ソーシャルな育児」


ロハス雑誌「月刊」ソトコトでまたもや
「ソーシャルな育児」特集のイラストを描かせていただきました
子供とどのように遊んだらよいかわからないお父さんのための
子供との素敵な遊び方がたくさん載っています
ダメ親父必見!








Yohei Boleh? 4

昼にビーチを出たが 普通に走れば3時間もあれば余裕で Kuantan に着くだろう
しかし帰りのバスは夜の8時半
なのでゆっくりゆっくり帰らなければならない

細道を見つけは入っていき15分ほど進んで行き止まりになる
ということを何度も繰り返したり
廃墟になったリゾートホテルに忍び込み立ちションをしたり
腹も減ってないのに果物やらお菓子やら目新しいものは片っ端から買い食いしたり
そんなことをしながらゆっくりと自転車をこぎ7時頃 Kuantan に着いた

バスターミナルの近くで晩飯を食べ
そのレストランの個室トイレでちゃっかり裸になって水をかぶり汗を流した
何事もなかったかのようにトイレから出て来たが
耳からポタポタ足れている水を店員はジッと見ていた

自転車を解体して無事にバスに詰め込み
6日間かかって走ってきた道を 6時間で逆戻りした
バスはシンガポールの手前の国境の街ジョホールバルに 真夜中の3時頃ついた

さあそこから自転車を組み立て シンガポールの自宅まで30km近く
ふたたび自転車をこいだが これが今回一番きつかった
腹が減っていて力が出ないが 外はけっこう寒く
自転車をこぎでもしないと体が冷えて風邪をひいてしまう
またもや止まることを許されない状態で2時間自転車をこぎ続け
朝5時についに家に到着した

当然みんなまだ寝ているので出迎えはなかったが
キッチンに飼い犬のクソが巻き散らかされており
限界を超えた体でクソの始末をしなければならなかった
このときほどこの躾のなってないクソ犬を殺してやろうと思ったことはない
たのむ 誰か殺してくれ 金は払う


最近奥さんと ベトナムだのタイだのと
わりと良いホテルに泊まったり ツアーに参加したり 美味しい物たくさん食べたり
そんな旅行もたまには良いのだが やっぱり自分にはこういう体をはった貧乏旅行が
性に合っているなあと改めて思った

実は去年からずっと またインドあたりに行きたいと思っていたのに
なんとなく怖くて実行に移せなかった
どうせまた詐欺に遭ったり食い物に当たったり ろくでもない想いばかりするんだからと
ずっと逃げて近場のリゾートなんか選んじゃったりしてたんだけど
そろそろ腹を決めてまた行かねばならないな


さあこれから日本も少しづつ暖かくなって 自転車の季節がやってきますね
みなさんもぜひ自転車でどこか出かけてみてください


おすすめは 青森県の酸ヶ湯温泉だ!(行ったことないけど)



Yohei Boleh? 3

結局初日は全部で120kmも走ってしまった
それなのにシャワーも浴びれないとは

次の日 昼前についに次の町に着き タクシーの運ちゃんに地図を見せ
どこが大きい町かとか どこからどこまで町がないとか 色々と教えてもらった
これで旅の計画が立てれるので もうあんな小学校に紛れ込んだ野良犬のような
せつない想いはしなくてすむだろう

2日目は夕方5時ころに Kuala Rompin という町に着き宿をとった
夜は中国系の店でチャーハンを食べ 豪勢にビールも飲んだ

3日目 ビーチと平行した一本道をひたすら北上
途中でビーチが見えるところを通ったが 波がなんと真っ黒であった
何が起きたのかと付近を調べてみると 真っ黒い水が流れる大きな川が
ちょうど海へ流れ込んでいた まるでコーラのような川
何をどうしたらあんな色になってしまうのか 恐るべしマレーシアの環境破壊

道はまっすぐだったが坂道が全くなくなり平坦な道になってしまい
立ち漕ぎをすることがなくなったので 脚への負担は減ったが
その分お尻と ハンドルを握る手への負担が増え
15分走るともう限界で 頻繁に休憩をとらなければならなくなった
坂道で汗だくになる方がぜんぜんマシだ
お尻の毛穴がチクチクしだし 手のひらが麻痺してくる

この日も夕方5時頃に Pekan という町に着き宿をとった
割と大きい町だが とくに見るようなものはないので観光客なども皆無
私もちょっと怪しい中国系マレー人だと思われているんだろう
とくに見向きもされない


3日かけて350kmほど走った
明日50km走れば 今回の目的地 Kuantan に到着する

4日目 朝9時くらいに余裕をこいて出発したが
やはり道が平坦で お尻と手が朝から限界だ
こいでは休み ちぎっては投げ 愛しては裏切られ
ザリガニに金玉でもはさまれとんのちゃうかという苦悶の形相で
午後2時頃ついにKuantanに到着した

やはり今までで一番大きな町で もはや街だ
千葉県でいうと銚子市くらいの栄えっぷりだろうか
行ったことないので知らないのだが

宿もたくさんあるが どこも今までの倍くらいの値段がする
安い宿をさがすために10軒ほど見てまわり 幾つか安い宿も見つけたが
結局普通の値段のところにした
あきらめずに探すことに意義があるのであり
どこに泊まるかは別にたいした問題ではないのだ(意味不明)

それからバスターミナルへ行き 2日後の夜にシンガポールへ帰るバスのチケットを買った
バス会社によって 自転車を乗せてもいいところと ダメなところがあるらしく
最初のバス会社で自転車はダメだと断られたときは
腹が立ってコーランを燃やしてやろうかなと思った

これで帰るまでにもう2日あるので
次の日 Kuantan の北に40km行った所にある「チェラティン・ビーチ」に行くことにした

これまたビーチに平行した一本道で ときおりビーチに寄り海を眺め休憩をとった
道路沿いにはヤシの樹と古い民家が点在しており 牛が道路を横切ったり
ヤギとニワトリが戯れていたり 小さいが美味しそうな食堂がたくさんあったり
ほのぼのしていてとても良いところだ
この辺りのビーチはまだキレイだし
ここに家を建てて住んでみたいなぁと思ってしまった というか今も思っている
質素だがモンスーンにも耐える頑丈な家を建ててくれる優しい方募集中

前日もたいした距離は走らなかったので お尻も手も割と大丈夫なままお昼過ぎに
チェラティン・ビーチに着いた
宿もレストランも数えるほどの小さい集落といった感じだったが
観光客もマレー人の家族連れが少しいるだけで 非常に静かでキレイなビーチだった

一泊20RM(500円ほど)の安いコテージを借りて
半日 岩場の影で本を読んだり 浜辺で穴を掘ったりして過ごした
向かいのコテージには オランダ人の定年過ぎたオジサンが一人で泊まっており
彼はこのビーチが大好きで ここに来るのはもう3回目だそう
ハンモック持参で 今回は4週間ほどここで毎日本を読んだりしてマッタリ過ごすそうだ

わたしもここのビーチが非常に気に入った
今まで色んなビーチで砂遊びをしてきたが このビーチほど広くて砂がキレイで
穴掘りに集中できるビーチは他にない
ただ観光客がほんとに少ないので ほとんどの店は夜7時には閉まってしまうのだ

その夜は部屋で深夜まで本を読み 次の日の昼にビーチを出発し
また同じ道をひた走り Kuantan へ戻った


そして最終日へ





2012/04/12

Yohei Boleh? 2

つづき


辺りは真っ暗で民家や店などはなかったが
やっと灯りが着いてる建物を発見したので立ち寄ってみた

どうやら農園の警備員の事務所みたいなところで
まぁたんなる仮設の掘っ建て小屋みたいなところだが 汚れた服を着た青年が何人かいた

やっとこの言葉を使うときが来た

「マナアダ モーテル ヤングムラー?」”安いホテルはどこにあるの?”

しかし青年は即答で "NO"
わかっちゃいたけどショック

だが彼が言うには もう5kmほど先に行くとレストランがいくつかある
でもホテルはきっとないだろう と教えてくれた

おれが うーーーん・・レストランだけか~・・・と悩んでいると
もしどうにもならなかったら ここに戻ってきて
この小屋の奥の椅子で寝るといいよ と言ってくれた
小屋は汚くて3畳くらいの広さで そこに男がすでに4人もいるんだけど
その優しいお言葉で 少しだけ気持ちが楽になった

ありがとう じゃあもしどうにもならなかったらヨロシク!と言い
先に進んでみることにした
なんせまだ晩飯も食べてなかったのでまずは何か食べたい

5kmと言われたが 走れど走れど着かず 10kmくらい走ったような気が
やっとT字の交差点で明るい建物が3、4軒見えた
一番大きそうな食堂に行き とりあえずチャーハンと鶏肉を食べて
店の人にホテルがあるか聞くが やはりこの近くにはないそう

しょうがないので 周りを見渡してみて 食堂の横にベンチがあったので
今晩ここに寝てもいい?と聞くと みんな 何言ってんだよオマエ!気はたしかか!?みたいな顔をされ
それならうちのトイレの横に使ってない部屋とベッドがあるから そこで寝ていいよと言ってくれた

見てみると まさしく物置って感じ部屋に ほこりをかぶったボロボロのベッドが一つ置いてあった
みなさんほんとにタリマカシ~!とお礼を言い すぐに自転車も部屋に入れて寝る用意をした
しかし ベッドはほんとうに汚く 蚊もけっこういそうだったので どうしたもんかと考えた
1時間くらい色々試しながら ついに究極のスタイルに辿り着いた




















説明すると
まずベッドが汚く直接寝るのは抵抗があるので カッパをひく
シーツを持っていたが 自分の身長よりも微妙に短く
少しでも肌を露出させると かならず蚊に刺されまくるので
足からロングTシャツをはいて はみ出した部分をカバーする
シーツが顔に直接かぶさると 非常に呼吸しずらいので
キャップを被り キャップのツバで 鼻と口の前に空間を作り呼吸しやすくする

寝返りがうてず 硬直したまま寝なければいけないというのが難点だったが
とりあえず蚊に刺されないようにするというのが一番重要だ
良い子はぜひマネしてみてくれ!

かくして なんとか朝7時まで眠りきり 誰もいない食堂に敬礼をし
また次の町へと自転車をこぎ始めるのであった

2012/04/10

Yohei Boleh?
















また一人でマレーシアに自転車の旅に行ってきた

なぜ 山口さんは自転車で旅をするんですか?
と ある記者が俺に訪ねてきたので おれはこう答えた

それは 金がかからないからさ


とは言ってもかからないのは移動費だけなんですが



4月5日 朝10時頃家を出て 日本大使館へ行った
じつはパスポートの更新のために パスポートを大使館へ預けておいたのだ
これがなければシンガポールから出国できない

12時前に無事に国境を越えてマレーシアに入った
地図を確認せず 青看板だけを頼りに走っていたので すぐに道に迷ってしまい
不安になってきたので とりあえず昼飯を食べた

気持ちが後ろ向きになりそうなときは とりあえず腹に何か入れればいい
美味い物だとなおいい しかし不味い物を食べるとさらに気持ちが沈む


前回は西海岸をまっすぐ走ったので 今回は東だと思い
国道3号線を東にまっすぐ黙々と自転車をこいだ
何回か休憩をはさみ 午後4時頃 やっと大きな町コタティンギに着いた

博物館を見学したり スイカジュースを飲んだりして少しマッタリした


マレー語は全然わからないが 今回の旅のために

”ありがとう” 「タリマカシ」
”安いホテルはどこにありますか?” 「マナアダ モーテル ヤングムラー?」
”オッケー?” 「ボレー?」

この3つだけ覚えた

でもこれだけじゃ全然会話にはならない

このジュースワッツ? これワッツ?
いくら?ハウマッチ?トゥーRM(リンギット)?
ワン? ワンボレー? いいの?
オッケータリマカシーさんきゅーさんきゅーありがとねー

まぁペラペラしゃべれるより これくらいの方が
ちょっと頭の弱い子と思われ 相手との距離が縮まるってもんだ


マレーシアは日が沈むのがけっこう遅いので
午後5時だと もう1、2時間は先に進めるだろうと思い
わりと大きい町コタティンギを通過して先にすすんだ

しかしこれが大きな誤算だった

進めど進めど いっこうに町のようなものは見えてこず
そのうち店も民家も全然現れないようになり
両側は熱帯雨林で道はまっすぐと伸び しかも先は地平線の向こうまで伸びている

時間はついに夜7時をまわり さすがに辺りは暗くなり
街灯も何もないせまい一本道に ときおり猛スピードのトラックが走ってくるだけ

このまま何もなかったらどうしよう
雨降ってきたらどうしよう
何かにつまずいて転倒でもして自転車壊れたらどうしよう
そんな恐怖で押しつぶされそうになりながらも

死にゃしない なにがあっても死にゃしないから無問題(モウマンタイ)!
と 恐怖を忘れ必死に前に進むことだけに集中した

しかし 坂道ばかりで体力は限界に近く 止まることも戻ることもできず
この旅の山場を初日にしてさっそく迎えてしまった どうするパパイヤ鈴木!!



つづく


※カメラを持っていかなかったので写真はありません

2012/04/03

映見29歳


身長:171cm
体重:87kg
B:106
W:103
H:128
趣味はスキューバーダイビング
好きな料理はケバブ
昨年父と二人でアザラシを捕まえました