2014/10/31

応援終了宣言

















「東北を応援して似顔絵をゲットだぜ」キャンペーンは終了しました。
もう潮時だろう。引き潮の方だ。いったい合計でいくらぐらい寄付されたか。あのボランティア団体に知り合いがいるわけじゃないからわからないけど、はたして何かの足しになったのか。なってなくてもいんだけど。自己満だから。寄付っつうのは自己満だなと思う。本来は寄付なんかしないで、金以外で自分ができる事をするのが一番いいと思う。寄付っていうのは良さそうで、案外良くない。してくうちに寄付すりゃいんだろという心が芽生えてくるジャマイカきっと。

そして被災地だが、事故当時とはまた状況がかなり変わってきてるんジャマイカ。どう変わったかあまりわからないけど。でも最近聞いた「食べて応援」というのは、ちょっとどうかと思う。原発推進の政府がする食品チェックなんか、どうして信用できるか。とにかく原発は安全で、放射能なんてたいした影響はないと国民に思ってほしいのだから、チェックや安全基準はずさんになっていると、そう考える方が理にかなっているジャマイカ。

でも被災地の人かわいそうだから、やっぱ応援したいんだよね。じゃあ食うか。空海思い切って。そして健康チェックマメに行くかい。もし放射能ついててもウンコといっしょにひねり出すかい。そういうもんじゃないと思うけど、でもなるようになるから、なんでもいいと思う。ウンコと言えば、先日自分でカレーを作ったが、とても美味しかった。最近よく自炊するんだけど、それと言うのも先日こっちの東急ハンズで買った、日本の炊飯鍋が実にうまい米を炊いてくれるから。シンガポールであんなに美味しいお米自分で作れるなんて、日本から持って来た炊飯器が電圧の違いで爆発しちゃった4年前は考えもしなかった。嗚呼おれの時代がやってきた。俺のお米時代がやってきたんだなぁと。

今シンガポールで福島産のお米売ってて、俺は買わないけど大人気らしい。毎日完売だとか聞きましたけど。外国人まで食べて応援かい。ありがてえな。みんなで食えば怖くないというのは、あながち嘘ではないね。ただ食べたくない人もいるので、ちゃんと表記はしてほしい。食べるものがきちんと選べる時代であってほしいと我思う。

そういやあオランダ人の医者に日本語を教えていて、このあいだ日本の放射能の話しになったけど、その人はあまり気にしてないらしい。というのも彼はチェルノブイリの事故があったとき、その200km圏内にいたらしく、それでも健康被害は全然なかったとのことで、その経験もあってあまり気にしてないらしい。ちなみにその人の専門は感染症。しかし彼の秘書は日本が大好きにも関わらず、今は放射能が怖くて、将来子供も産みたいから行かずに我慢しているのだとか。色々な人がいるもんだ。そして彼女は日本に行けないので、かわりにこないだ韓国に行ってきたらしいが、あまり面白くなかったらしい。そしてお土産に韓国海苔を買ってきたということで、それがコレですと言って韓国海苔をいただきました。美味しかった、以上。

2014/10/26

試飲会















先週「Oishii Japan」という日本の食べ物フェアに行って、4ドル払って美味しい物試食して試飲しまくってきた。和牛が一番人気で、ブースには長蛇の列ができていたが、そこには並ばず、日本酒や焼酎などの酒類を飲みまくった。新潟の日本酒や、鹿児島の焼酎がとくに美味しかったし、それに合うつまみみたいな物もたくさんあって、やっぱ食に関しては日本は最高だなぁと改めて思った。きっと丹誠込めて作られているんだろう。結局小さい試飲カップで30杯近く色々な酒を飲んで、けっこういい感じになりそのまま日本語のレッスンに行ってしまったが、そのレッスンの生徒さんも同じくフェアに行ってたようで、同じくほんわり酔っぱらっていた。

そして昨日の夜は今度は「Whisky Live」という、ウィスキー飲み放題のイベントに行ってきた。奥さんがどっかからタダ券もらってきたんだけど、よく見ると入場料80ドルと書いてある。なかなかお高いが、朝10時から夜10時までやっていて、高い酒が色々と飲み放題なので、酒好きには相当お得かも。わたしと奥さんは夜8時くらいに行ったんだけど、やっぱりかなりできあがってる人がたくさんいた。奥さんの友達もたくさん来てたが、みんなだいたい昼の3時くらいから来て、飲み続けているらしかった。わたしもウィスキー、スコッチ、ジン、ラムに、チーズやお菓子も少し食べた。シンガポールではワンボトル100ドル以上で売られているような高級な酒なので、どれも美味しかった。

会場は外国人半分、シンガポール人半分という感じで、みんなそこそこリッチな感じの身なりの人だったが、酔っぱらってしまうと、もうインド人の労働者とたいした変わらなくなってしまう。地べたに座り込んだり、フラフラと徘徊しだしたり、人前でペッティングおっぱじめるカップルもいた。いや労働者階級だってもっと品がある。犬だ、野良犬だ。酒を飲むと人は野良犬になるんや。酒は禁止した方がええ。酒を禁止して、マリワナを解禁にするんや。それが治安には一番ええで。また行きたいで飲み放題イベント。

2014/10/16

エボラ













細菌(最近)エボラ出血熱という怖い病気が世界中で話題になっており、アフリカから始まってアメリカにも上陸しただかなんだか、これはほんと怖い病気だ。原因はいまいちハッキリしてないけど、陰謀説大好きのわたしはアメリカのCIA、もしくはイスラエルのモサド、はたまたロシアのKGBの仕業に違いないと信じているがそんな事はどうでもいいくらい怖い病気だと思う。もうこのエボラ出血熱の事をプチッと考えただけで、胸が締め付けられてブラジャーのホックをはずしたくなる。

っちゅーのは、このエボラなんたらいう病気は感染するわけだから、患者には触れないわけだ。でもひどく苦しい病気らしいから、もし自分の愛する人がなったら、ずっとそばにいて抱きしめてあげたいわけだけど、それができない。それをしたら自分も感染して死んでしまうんだろ。じゃあ最後は愛する人に触れることもできずみすみす死ぬのを見ているか、それか自分も感染してもいいから防護服なんかバーッと脱いで、ギュッとしてあげるでもそしたら感染して自分も死んじゃうしそれがわかってる相手も心が切ない。

こんなまったく救いようのない病気。それがこのエボラ出血なんたらかんたらなんでしょう。この悲劇を思わず自分にあてはめていつも考え込んでしまう。もしこれが奥さんだったら、わたしは奥さんいないと何もできないから、もう防護服バーッと脱いでギュッと抱きしめて奥さんの背中から銃で心臓ぶちぬいて自分も一緒にぶち抜かれてラディッツとピッコロみたいにして死ぬかな。
でも銃なんて持ってないし病室にも持ち込めないだろうから、カミソリでお互いの手首切ってゆっくり意識失っていこうかな、なんて嗚呼ほんと救いようのない事ばかり考えてしまう。
感染してもいない俺の心までこんなに動揺させる恐ろしい病気それがエボラなんだか熱。

まぁエボラだけが悲劇じゃないけど、普段考えもしない事を考えるいい機会になった。こうやって死を意識すると自分の生が、いつも以上にありがたく思えるし、奥さんのことも大事に思える。俺は今エボラじゃないし、末期癌でもないし、借金もないし、家族に極道もいない。少し筋肉痛だけど、まだぴょんぴょん跳ねれるからこれからジョギングでもしてこようかな。そして終わったら缶ビールを一本飲んで、奥さんが仕事から帰ってきたら大きな声でオカエリと言ってあげよう。いいぞいいぞその調子だヨウヘイちゃん

2014/10/12

又張り

奥さんとバリ島に行ってきた。たしか5月頃に行ってきたばかりだったけど、また行く事になって行ってきた。5月に行ったときはビザ代25ドルだったけど、今回は35ドルに値上がりしていた。インドネシアは調子に乗りやがっている。奥さんはシンガポ人だからビザいらないんだけど、帰りに空港使用料2000円近く取られたときは、さすがにファックと言ってた。

今回は一番賑やかなクタに3泊、それから山の中のウブドに4泊した。クタは治安が悪いと聞いていたが、たいした事なかった。ただ夜は酔っぱらったオーストラリア人と見られる輩がたくさんいて、ちょっとめんどくさそうだった。女子は煮ても焼いても食えなさそうなのが多く、あのでけえケツを見る度に思い切りタイキックしたくなった。あとビーチに行くと、チャラくて良い体した現地の若者が、サーフィンやらないかとたくさん声をかけてきた。あれがよく聞くバリのジゴロなんだろうか。TRFを全部足して6で割ったような感じだった。

ウブドでは毎朝2、3時間田舎道を散歩したり、色んな物を食べたりした。ほんとはバイクで遠出でもしたかったけど、俺のシックスセンスが今回はやめておけと言っていたので、近場を徘徊するにとどめておいた。ウブドは自然大好きっ子がたくさん集まる所で、ベジタリアンやヨガオタクも多いので、健康にすごく気を使ってる店がたくさんあった。そういうとこは少し高いし、ジャンクを食べ慣れた舌にはちょっと物足りない味だったけど、それでも食べたあとに体に力がみなぎってくる感があった。草ばっかで牛の餌みたいな料理のくせに。普通の料理は腹いっぱい食べると動けなくなるんだけど、あの手の料理はたくさん食ってもまだ体が軽くて、反復横跳びなどしたくなってくる。でもそれにただあやかってる高いだけのなんちゃってな店もきっとあるんだろうなと、賞味期限切れの日本の蕎麦を倍以上の値段で売ってる店を見て我そう思った。

今回もクタとウブドにしか滞在してないくせに、宿は毎日のように変えて色々なホテルに泊まってみた。しかも普段一人で旅行するときには絶対に泊まらないような、ゴォゥジャスなホテル。と言っても一番高いところで一部屋5000円。ここは共用のプールもあったし、部屋にはバスタブもDVDプレーヤーもついていた。その他のホテルも2000円代ながら、プールがあったり、ベランダがあったりと、自分にはもったいなすぎる部屋だった。白人のセレブババアがねそべって日焼けしてる横で、水中眼鏡してガチで泳ぎまくった我が夫婦はアジア人の誇り。

私が思うにバリにはあまり見る所はない。入場料が高かったり、移動にお金がかかる割には、全部たいした事ない。なので、こうやって居心地の良い所に泊まって、近場をブラブラし、買い物して美味しい物食べてスパに行って部屋で酒飲んで寝ると、こういうサイクルが一番ぴったしなんじゃないだろうか。ツアーもたくさんあるが、けっこう高い割にあまりその値段には見合ってないものだと思う。ツアー参加したこともないくせにそう思う。でもすっごくそんな気がするんです。

したかったらする、したくなかったらしない、そんな簡単な事が今もまだ難しくて、せっかくの旅行だからとついつい無理しちゃいそうだった所を、奥さんのめんどくさがりな性格がうまく作用して、今回はいい感じにダラダラできたと思う。そして、とにかく無事に帰って来られたという事が、私には一番うれしい事である。さんざん文句言ったけど、ほんとうにありがとうバリ島よ。また来年。






SENSE 11月号 / プリンス

男性ファッション雑誌「SENSE」のイラストです。


今回はプリンス描かせていただきました。
プリンスってゲイなんだなと今更気づきました。



2014/10/03

illustration work for Esquire

My illustration work for Esquire


毎度おなじみ、雑誌「Esquire」のイラストでございます。

骸骨に時計を巻くといった、罰当たりな事をしてしまいましたが、死人に口なし。
時計はちょっとリアルに描きすぎて、イラストの意味があまりないような気もしますが、死人に口なし。




2014/10/02

異常な正常者

















お盆に日本から帰ってきてもう一ヶ月以上経つが、ずっと放射能のことを考えていた。こういう頭の中に常に放射能の事がある状態を、放射脳というんでしょ。ずいぶんうまい事言うなあ。
なぜかというと帰ったときに山本メロリン太郎と、反原発活動家の広瀬隆さんという人が出してるDVDを見たから。それには、世にも恐ろしい放射能の恐怖ぅぅと、政府の陰謀ぉぉが紹介されてて、マジでビビった。

太郎ホントの話

この原発の話も政治の話も、今の情報化社会は複雑すぎて自分じゃなかなか判断できない。何がほんとで何が嘘なのか。だから俺は自分の特殊能力「ちゃっかり者の勘」を使って判断した結果、太郎はマジでメロリンだなという事になり、全面的に信じている。まぁ他にももちろん理由はあるけど。

メロリンQに限らず、命がけで自分が正しいと思う事のために何かをしようとしている人が、世の中にはけっこういる。しかし自分は臆病だからしないできない。だから、せめてそういう人達を見捨てたくはないという気持ちがある。一緒にそうだそうだ!と行進はできないにしても、見てるよ!ちゃんと見てるよ!とせめてそれぐらいは言ってあげたい。そうすれば、もし万が一この先、自分にジャンヌ・ダルクさんが降りてきて、命がけで何かをしようと思ったときも、誰かが見ていてくれるような気がする。

まぁそういうような事で、ずっと原発問題について考えたり、調べたりしてたけど、そのせいでちょっと鬱になりそうだったので止めた。特に寝る前にi-phone使って記事とか読んでたら、寝られなくなるし、この世はまったくもってノーフューチャーだなんてネガティブに考えてしまい、精神的にすごく悪い。凡人なので何事もほどほどにしなきゃ。

といっても日本における放射能の問題は、自分の故郷や家族にも関わることなので、これからも気をつけて見守っていかなきゃいけない。日本の食べ物大好きだけど、日本政府が出してる安全基準は全く信用できないので、控えるべきものは控えないと。まぁシンガポールは日本からの輸入規制措置をしっかりしてると思うので、こっちにいるときはそんなに心配しなくてもいいのだけど。

しかし家の戸棚には、日本で買ってきた「サンマの蒲焼き缶詰」が入っている。あれほんとに美味しいんだよな。食うべきか、食わざるべきか・・・。
わたしはもう立派な「放射脳」です。