3月15日 金曜日 20時 ハルドワール
昨日の夜は下痢がひどかった。夜中も一度便意で起こされた。
まぁ宿の中だったから別に心配もしてなかったし、オナカの物が全部すっきり出て
逆に気持ちよかったくらいだが、移動のなると非常に問題だ。
しかもまだヨガの筋肉痛のようなものが残ってるし、体がとても重い。
9時半くらいまでゆっくりベッドで休み、宿を出た。
また日本人ゲストハウスで朝飯を食べようと思ったが
これからバスに乗らなければいけないので、また下手になにか食べて
バスの中で便意を催すと嫌なので、なにも食べないまま
オートリクシャーを広い駅まで行った。
帰りの道も色んなアシュラムが見え、ヨガをしっかりやりに来たんなら
また全然違っただろうなと、少し複雑な気持ちになった。
すぐバスに乗れ、12時前にはハルドワールに着いた。
まっすぐ駅に行き、アムリトサル行きのチケットを窓口で買った。
今夜出発で明日の朝に着くチケットを取れたが
RACだかなんだか、よくわからないチケットだった。
クロークに荷物を預け、そのついでに英語の達者な女性スタッフに
チケットの事を聞いてみたところ、まだ席は確定しておらず
出発2時間前に窓口に行って、確認しなければならなく
さらに席を2人でシェアしなければいけないらしい。
ということはどうやら席の半分しか使えなく
また少し窮屈に寝なければいけないらしい。
まぁもうしょうがないとあきらめ、とりあえず腹に何か入れておこうと思い
レストランに行き、無難そうな豆カレーとローティー1枚を頼んだが
思ったよりも油っこくて少し辛かった。
すると案の定お腹の調子がまた悪くなり、歩くのもやっとの状態で
しかし休める宿もなく夜まで時間を潰さなければならないので、前に歩いた。
しかしラッキーな事に、ハルドワールには寺が多いので、座って休めそうな寺を見つけ
横になって眠ったりして、休み休み町を歩いた。
いくら歩いても調子はあまりよくならず、牛と同じくらいゆっくり歩いた。
気がつくとガンジス川に面した沐浴場まで着ていたので
楽しそうに沐浴する巡礼者を眺めながら、またしばらくゆっくり休んだ。
靴を脱いでガンジス川に足を浸すと、とても冷たかったが、少し心が落ち着いた。
気づくと夕暮れになっていたので、またゆっくりゆっくり駅の方に向かって歩いた。
歩いていると、レストランや屋台の前を通るのだが、匂いを嗅いだだけで
吐きそうになる。また前回の南インドの二の舞だ。
もうインド料理は二度と食べられないような気がしてきた。
というかインドももう二度と来ないと思う。
もう俺にはあまり魅力のある国に思えない。
ある程度の物は見たし、人についてもわかったし。
それに最近はリラックスする旅を求めているような気がするし
そうなるとインドでリラックスした旅というのは
俺にはあまりできないような気がする。
ここは歯をくいしばって、色んなものと戦いながら必死に観光したりする所だと思う。やっぱり奥さんと二人で東南アジアでゆっくり美味しい物食べてた方が楽しいなあ。
ああもう帰りたいなあ。
やっと19時をまわったので、駅の窓口に行って
自分の車両番号と席を教えてもらった。
何も食べないのはまずいと思い、またバナナを2本だけ食べた。
もう毎日バナナを食べよう。わいは猿や。お腹の弱い猿や。
やっと列車に乗れたし、席をシェアと聞いていたが、人が来る気配もない。
しかし上の段だとあれほど言ったのに、下の段になっているでないか。
車両の端には警備員らしき人がいるので、変な輩は入ってこなさそうだが
11時頃を過ぎると、急に寒くなってきた。
とくに列車がトップスピードになったときは
窓からものすごく冷たいすきま風が入ってくる。
さらに乗客の入れ替わりも多く、深夜だというのに常にうるさく
結局震えながらほとんど眠れなかった。
朝方7時を過ぎたので、そろそろ着く頃かと思い窓を開けると
きれいな田園風景がひろがっていた。
なんの苦行なの?
返信削除これは「カルマ落とし」の一種だよ
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