2013/01/30

STAGED ART











シンガポールのローカルアーティストのグループ展に参加します。
作品は一点だけですが、久しぶりの手描きでやや大きい絵です。
課題に取り組む専門学生のように、おごそかに描き上げました。

SOTA ( School Of The Arts ) で、2月1日から展示しているので
商店街の福引きで、偶然シンガポール旅行が当たった人や
朝起きたらシンガポールにいたという人は、ぜひ見に来てください。


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What's happening in Singapore

2013/01/21

くさみ















骨折から1週間。バスや地下鉄にも乗れるようになったし
仕事には支障がなさそうだ。まだジョギングはできないものの
スクワットしたり、鉄アレーを持つくらいはできるので
体もなまらせずにすむ。

しかしこの一週間恐れていたものがあった。
それはクシャミ。深呼吸してもちょっと痛いので
クシャミだけはするまいと、寒い日などはかなり着込んで気をつけていた。

しかし、今日は久しぶりの晴れ空となり、久しぶりにお日様の下で散歩をして
少し汗をかいて家に帰ってきた矢先、汗で体が冷え
いつのまにかクシャミの準備段階に突入していた。
あわてて鼻と口を抑えクシャミを飲み込もうとしたが、時すでにお寿司。
ブフォン!という音とともにクシャミが飛び出し
あばら骨に激痛が走り、わたしはかがみこんでその場にひざまづいた。

ほんとうに銃で撃たれたような、大きい穴を開けられたような感じで
しばらく立ち上がることができなかった。

死ぬほど痛かったが、痛みがおさまってくると
もうこれ以上痛いことは、どうやっても起きないだろうと
なぜか強気になり、いつも以上に大胆に動けるようになった。

案ずるより産むが易し?

2013/01/19

進歩コヤロウ




















今日久しぶりに映画を見て来た。
シンガポールの映画で「TAXI!TAXI!」というTAXI!の映画。
適度なB級コメディーで、とても気楽に見れて面白かったのだが
ここで忘れてはいけないのが、この映画には日本語字幕はないってところで
英語字幕の映画を、ギリギリではあるがなんとか理解できたんだ。

英語圏の国に3年も住んでれば、そりゃ英語くらいわかるようになっただろうと
きっと思われてるはずだが、そんなことはない。
わたし生活でまともな英語を話す機会なんて、ほぼないし
まともな英語を聞く機会も、ほぼない。
説明すると長くなるのでしないが、とにかくほぼない。
幸か不幸か、この国の言葉なんてたいしてわからなくたって
生活できる環境でわたしは生きている、らしい。

よって今までは英語が丸出ダメ夫だったが、ここ最近英語力が上がってきて
ついに簡単な英語字幕を理解できるまでになったのだ。

そしてわたしの英語力をここまで押し上げてくれたのは
アメリカのクソアニメ「サウスパーク」だ。
なにを今頃という感じもするが、”可愛いけども過激で下品”みたいなふれこみに
どうせ流行り好きのミーハーが見るもんだろうと
きどって10年以上敬遠していたが、三ヶ月前くらいに初めて見てみたら
これはクソ面白いぞということで、奥さんに英語字幕有りの動画を
ダウンロードしてもらい、英語の勉強にもなるかもということで
いまだに毎日のように見て笑っている。
奥さんもハマったらしく、よくキャラクターのモノマネをしている。

わたしも英語力は上がったはずだが、だいぶ下品な英語が身についたようで
毎日ファックだのシットだの、ガッデム、サノバビッチなどと言ってしまう。
ちなみに日本人は女性器のことを「ヴァギナ」と言っているが
アメリカ人は「ヴァジャイナ」と言っているから、気をつけたほうがいい。


2013/01/16

怪我の功名


先週末、シンガポール柔道クラブの大会があった。
わたしも一応出場してみた。あまり気合いを入れると緊張するので
勝ち負けにこだわらず、怪我だけしないようにベストを尽くそうと思ったら
案の定怪我をしてしまった。

1回戦はなんとか勝ったのだが、2回戦でカナダ人のオヤジとあたり
相手の得意な寝技に引き込まれ、逃げようとしたところをオヤジに引き込まれ
オヤジがわたしの上に乗ってきたときに、胸のあたりで
なにかがゴリッとずれるような感じがして、少し痛みを感じ
これは動くとヤバい気がしたので、すぐにまいったしたのだが
立とうとすると胸にするどい痛みが走り、2、3回なんとか立とうと試みたが
無理っぽかったので、観念して担架で運ばれた。

会場にちゃんと救急隊が準備していたので、チェックを受けた。
あまりに痛いので、おそらく骨が折れてるなと思ったが
アバラが痛いだけなのに、点滴されて酸素マスクをつけられ心電図をチェックされた。
みんなはもう試合が終わって、和気あいあいと集合写真とか撮ってるのに
担架の上で虫の息の自分がとても恥ずかしく、さらに心配してくれるみんなに
どこか申し訳ない気分だった。

しかし怪我が怪我だけに、そんな事も言ってられないので
きちんとおとなしくして、救急車に乗せられて空港近くの病院に搬送された。
しかし病院に向かう救急車の運転が荒く、体が揺れて痛いのなんの。
病院に着いて車いすに乗せられたが、柔道着の下しか履いてないので
上半身は裸でとても寒く、ブランケットを借りて羽織っていた。

30分後、奥さんがパスポートや必要書類を持ってきてくれたが
案の定、また怪我しやがったのかとちょっとうんざりした顔をしていた。

日曜日だというのに病院には患者がたくさんいて、検診まで2時間近く待ち
レントゲン写真をとってさらに1時間ほど待って
インド人の女医に、とりあえず折れてるみたいだけど
どんな折れ方かはこれではわからないわねと言われ、痛み止めをもらった。
道場に靴も置いてきてしまったので、裸足のままタクシーに乗って帰った。

ゆっくり動けばある程度のことはできるが、姿勢が悪いと呼吸するときに胸が痛く
常に背筋を伸ばしていなければならない。寝るときは仰向けにしかなれず
一人で起き上がるのは2、3分かかるが、あばら骨は以前も折ったことがあるので
もう慣れたものだ。
といっても、まだ専門医にちゃんと診察をしてもらっていないし
その機会も、早くても4月になってしまうという。
早く診察してもらいたかったら、高い市立病院へ行ってくださいという
いかにもシンガポールらしいスタイルだ。
もちろんそんな金はないので、とりあえずもう10日くらい安静にして
様子をみてみるつもりだ。

運動ができないのはつらいが、健康のありがたみが改めてわかったし
奥さんもいつも以上に優しくしてくれて
姿勢を良くするいい機会でもあるので、これはこれでよかったと思う。
あとはさっさと治ってくれると嬉しいのだが、いまだにクシャミもできない状態だ。


まさに折れた直後↓


2013/01/11

余裕のようちゃん

















このあいだ街を歩いていたら、早そうな自転車に乗った青年が
けっこうなスピードで横断歩道を横切り、歩行者をスレスレでよけていった。
歩行者のおばさんは信じられないような顔で青年を睨んでいた。
あんな走行をしていたら、いつか人をはねるか、自分が事故ってしまうだろう。

そこで思った。
街でいつも人を不快にするのは、急いでいる人じゃないかと。
車も自転車も、急いでるとイライラしてマナーが悪くなるではないか。
歩いている人も同じだ。さらに、もし道端で困っている人がいても
急いでいては助けてあげることもできない。
なのに、なぜ人はこうも急ぐのか。

わたしは提案したい。予定の15分前に家を出ようと。
いつもより15分早く出て、周りの景色をいつもよりゆっくりと見て
人を観察し、焦らず心に余裕を持ち、人に道を譲り、困っているババアを助け
道にゴミや小銭が落ちていないか確認しようじゃないか。
それでおそらく目的地にはちょうどいい時間に着くだろう。

青年よ、生き急ぐことなかれ。

"FUSION" new year card

去年色々お世話になったFUSION INC.さんの
年賀状のイラストを描かせていただきました。

今年も山口ヨウヘイと、FUSION INC.さんをよろしくお願いいたします。



2013/01/10

レイプ許すまじ
















ついに2013年になりました。
2013年は、なにかが26年ぶりの年なのだそうです。

なにかというと、26年前は1987年。「1987」
4桁すべて別々の数字ですが、次の年は1988、そして1989、さらに1990と
2013年まで、4桁の中に同じ数字が2つ以上あるという大事態。
だからどうだというんだ。


日本では正月はもう終わり、ほとんどの人が働き始めていますが
シンガポールの本当の正月はこれからやってきます。
シンガポールは華人がメインなので、正月といえば
2月初旬の「旧正月」の事を言います。

こちらがメインの正月休みになるので、今年の正月は
奥さんと二人でインドに旅行にいこうと考えていたのですが
最近インドのデリーで、レイプ事件が多発しているという記事を見て
奥さんがビビッてしまい、この時期やっぱりインドは勘弁してくれということで
インド旅行は無しになってしまいました。

別にデリーに行くわけじゃないし、インドでレイプが多いなんて
なにを今更という感じなんですが、怖がってる人を説得する気にもなれず
あえなく断念しました。

じゃあインドじゃなくて、他の愉快な観光地へ行こうと、ネットで色々探しました。
マレーシアは近くて面白いのですが、ほとんどの観光地は
シンガポール人で溢れているだろうし。
じゃあ少しマイナーな東海岸に行こうと思いましたが
この時期はまだモンスーンで海は荒れているし。
インドネシアはチケットが安かったですが、いまいち興味がわかないし。
他の国は旧正月のためかチケットが高いし。

ああもうどうしたらいいんだと頭を抱えたあげく
やはり今回はシンガポールにいようと、一番消極的な選択で落ち着きました。

迷って決められないときというのは、たいてい無理をしない方が吉と出るというもの。
迷いと欲の上に立ってはいけません。

シンガポール人が仕事を始め、モンスーンが去り
航空券が安くなってきたときに、わたしたち夫婦の本当の正月旅行が始まる。

2013/01/06

ソーシャルターンの成功と失敗

新年一発目から月刊ソトコト2月号の
「ソーシャルターンの成功と失敗」というコーナーで
イラストを描かせていただきました。
今年は田舎に引っ越そうと考えている方必見です。

私もそろそろシンガポールから、マレーシアあたりに引っ越したいですね。






我が屍を超えてゆけ

日本語を教えている、20歳のシンガポール人女子がいるんだけど
その子が去年の年末、マレーシアに初めての一人旅行に行きたいと言ってたので
色々アドバイスしてあげた。でも今までろくに旅行したこともない
けっこうインドアな子だったので、まぁ色々ボッタクられたりして
勉強して帰ってくるんだろどうせあっはっは、と思っていた。

がしかし、今日久しぶりに会って話を聞いてみると
わたしが先日した旅行とちょうど同じルートだったんだけど
わたしよりも、バスも宿も遥かに安いのを自分で見つけていて
さらにわたしがローカルバスを使って、必死に辿り着いた観光スポットなんかも
電車を見つけてすんなり行ってきたらしい。

わたしは自分の事を、かなり頭のキレる、金をかけない良い旅行者だと思っていたが
あんな小娘にあっさり超されてしまって、平然を装いながらも心は深く傷つき
今日は必死に動揺を隠しながら日本語を教えました。

しかし、言い訳をさせてもらえるならば
わたしのガイドブックは、2005年に出版されたやつだったからだ!

今度からマレーシアに行くときは、あの子に一言断ってから行かなきゃ。


2013/01/02

EW-R


先日、昔描いた絵を懐かしむ機会があったので
久しぶりに昔っぽい絵を描いてみた。
最近はパソコンで描く絵ばっかりだったので。

やっぱ鉛筆の方が簡単で楽しいな。




Untouchables






















あけましておめでとうございます。

大晦日は、28km走るマラソンイベントに出る予定でしたが
前日に急に膝が痛くなったのでやめて
近くのビーチで、アホの集まるオールナイトの
クラブイベントに行こうと思いましたが、あまり天気がよくなく
とても寒そうだったので、結局家でウイスキー飲んで12時前に寝ました。

でも31日の夜に、家の団地のエレベーターに乗り合わせた
下の階に住むインド人のおじさんが、自分の階で先に降りるときに
私と奥さんの方をクルッと見て、「ハッピーニューイヤー」と微笑んでくれたのが
去年一番クールでした。ほんとにカッコよかったあのオジサン。


少し遡りますが、年末あまりにヒマだったので、何かしようと思い
奥さんと二人で、まだ行ったことがないキャンプ場に行ってみました。
雨期ど真ん中ですが、なんとなく降らないだろうと思って行ったら
思いっきり、しかもネチネチと雨に降られて
テントの上から水が落ちてくるし、ハンモックは濡れちゃうしで
色々大変でしたが、色々勉強になって楽しかったです。

それに新しい遊び場を見つけれたので、次はこんな物持っていこうとか
楽しみが一つ増えました。ちなみに次は、スケボーとキックボードを持っていって
飯を調達するために、近くのデパートまで行く時間を、もっと短くしたいです。


さらに遡りますが、先日マレーシアに行ったときに友だちになった
日本人の旅行者の方が、マレーシアを南下してシンガポールにこないだ入ってきたので
シンガポールを少し案内したり、一緒にご飯などを食べて過ごしました。
面白い人で、普通の観光地ではなく、ローカルで変な物を見たいというので
古い高層住宅に勝手に入って行ったり、売春宿を見て回ったりしました。
一人じゃあなんとなく行きづらい所も、二人なら堂々と行けるので
わたしも新たな面白スポットを幾つか見つけられて、楽しかったです。


今年も新しい面白いものを、もっと見つけられますように。
そしてあまり怪我も病気もしませんように。
そしてインドの不可触民の差別が少しでも減りますように。