1月22日
朝6時に起きて、一人で少し離れたビーチにバイクで15分くらいかけて行った。散歩をしていると、浜辺にグルーパーの頭が落ちていた。きれいな貝やなにかの種も落ちていたので、奥さんにあげようと拾った。帰る途中で朝ごはんを買って帰る。ホテルに帰って自分でコーヒーを淹れ、朝ごはんを食べて10時から1つレッスンをやる。終わってしばらく休み、12時にチェックアウトして、バイクでチャングーに向かう。途中でHappy Mieという中華のワルンに寄って昼ごはんを食べた。クェイティアオを頼んだが、シンガポールのやつとは似ても似つかない味で、あまり美味しいとは思わなかった。
それから奥さんをキャロラインホテルに送り届けて、一人でMedewiに向かった。クネクネした田んぼの中の畦道や、川にかかった手すりもない橋をいくつも超えて、やっと国道に出たら、進行方向に向かってトラックのすごい渋滞ができていた。しばらく行くと反対方向も渋滞になり、ドライバーや乗客はみんな車の外に出てうんざいした顔をしていた。しばらく行くと、重機を載せた巨大な車がトロトロ走っており、その後ろにスクーターがノロノロとついていっているのが見えた。みんななかなかその車を追い越せず、しばらく着いていったが、隙を見て反対車線から追い越した。やっとスピードを出してかっ飛ばすと、あとからして他のバイクも追いついてきて、みんなすごいスピードで走って行った。
それからは道がとても空いていて、70㎞くらいのスピードで最後まで飛ばした。15時くらいにMedewiに着き、最後は整備されていない細道を走ってホテルに着いた。途中の川で女性たちが水浴びをしているのが見えた。
ホテルのオーナーはRokkiという男性で、赤ん坊を抱いていた。Wayanじゃないのかと聞くと、彼はムスリムらしい。部屋は小さかったが、蚊帳もあって使いやすそうだった。二階に上がると白人の女性がイスに座ってタバコを吸っていた。
洗濯してしばらく休んでから、海を見に行った。波はチャングーほどは高くはなく、黄色いものが浮かんでいて、少し気持ち悪かった。犬が二匹ついてきた。
それからホテルに戻って、バイクでドリアンを買いに行った。道路沿いに出ている店で、一個30,000Rpだというので、一個買ったが、持って帰って開けて食べてみると、硬くてぜんぜん美味しくなかった。ただ部分的に食べられるところもあった。食べ切れないので、半分は実だけとってお椀に入れてふたをしておいた。
18時くらいになって、歩いて晩御飯を食べに行った。坂道で少年たちがスケボーをしていた。なかなか上手だった。Nuri's Cafeという少し洒落たところで、チャプチャイとナシゴレンとジャスミンティーを頼んだ。暗くなってきて、サーファーっぽい若者たちの集団がやってきた。けっこう人気があるみたいだ。食べ終わるころにはかなり暗くなっていた。値段は安く、全部で50,000Rpもしなかった。
帰り道、坂の上から見る海はとてもキレイだった。部屋に帰って、部屋のドアを閉めて、扇風機を回して蚊帳の中にいたが、風があまり当たらずに暑い。ザ・ファブルという邦画を見たが、演出も脚本も最悪なので、B級映画かなと思ったが、V6の岡田や堤真一が出ていてびっくりした。
11時過ぎになんとか寝たが、暑くて寝苦しいせいか3時過ぎくらいに起きた。外に出て歩いてみたが、空は雲があるのかまったく星は見えなかった。
部屋の隣に住んでいるっぽい住民の家族が、ドアを開け放って寝ているので、こうすればいいのかと思い、私も部屋のドアを開けたら涼しくなった。これで明日はぐっすり眠れるだろうなと思った。
1月23日
4時くらいに目が覚め、キッチンでお湯を沸かしコーヒーを飲み、そのまま寝ずに入れ墨の入った女性の動画などを見て、6時に起きて砂浜に歩いて散歩しに行った。サーファーはおらず、犬が二匹また寄ってきた。西のほうへずっと歩くと、流木などがたくさんあり、波もどんどん黄色く汚くなっていった。ホテル業はこれでは大変だろうなと思った。
河口まで行くと牛がたくさんいた。白い犬も1匹だけでずっと着いてきた。流木などを燃やしているおじさんがいて、少し話した。私が住んでるあたりは少し高いが、もっと丘のほうへ行くと、もっと安くなるぞと言っていた。ホテルのことか家のことか知らないが。おじさんもムスリムだと言っていた。
ここらへんはホテルが数件あるだけで、大昔はクタなどもこんな感じで、それをサーファーやヒッピーが開拓していったのかなと想像すると、感慨深いものがあった。少しストレッチをしてからホテルのほうに戻り、バイクで朝ごはんを買いに町のほうに行った。
フルーツ屋でドラゴンフルーツを1個買い、ワルンでナシクニンを1つ持ち帰りにした。10,000Rpだった。タバコを買うか迷ったがやめておいたが、それでもやはりときどき吸いたくなる。
部屋に帰って朝ごはんを食べ、それからドリアンの残りも食べて、9時からレッスンを2つやった。
腹が減ったのでカフェにランチを食べに行った。白人がたくさんいたが、二階は空いていた。ガドガドを頼んだが、意外に早く来て、しかもなかなか美味しかった。そのあとにカプチーノも頼んだ。コーヒーを飲みながら、コウジが2月にやるという「父と暮らせば」という作品をYouTubeで見て、日記を少し書いた。
部屋に戻って少し休み、17時頃にバイクで出かけ、ワルンを探したがまだどこも開いておらず、やっと1つ見つけて、アヤムゴレンをたのんだ。うさぎが1匹いて、ぴょんぴょんはねていた。本当に目が赤い。アヤムゴレンはテンペや豆腐もついていて美味しかったが、すごく肉が柔らかくて、少し変だなと思った。
食べ終わって少し遠いビーチへ行って、浜辺を歩いた。リゾートホテルがあって、その前のビーチに船の像が建っていた。浜辺に子猫が1匹だけいて、かわいそうなので村の人に渡そうかなと猫をバイクに持って行こうとしたが、それも危ないかなと思い、仕方なく元の場所においてきた。
帰ると、ホテルの前の浜もすごい強風だったが、暗くなるまで夕日を眺めた。
部屋に帰ってドアと窓を開けたが、蚊帳を閉めるとやはり暑いので、蚊帳も開けたままで、YouTubeで伊丹十三のたんぽぽの古ムービーを見た。役所コウジはすごい俳優だなと思った。
寝るときは蚊帳を閉めて寝たが、夜中に少し寒くて起きると、呼吸も少し変だった。前にインワイさんが言っていた、ブランケットはかけたほうがよく寝られるというのを思い出し、その通りかもなと思った。明日は蚊帳も開けて、ブランケットをかぶって寝ようと思った。
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