2011/11/12

WE ♥♥♥ SINGAPORE

さてあっというまに最終日三日目

今日はリゾートアイランド セントーサ島を見てまわるということで
両親と妹夫妻は 朝早くにホテルをチェックインし 
タクシーでセントーサ島近くのデパートまで来てもらう予定だったが
待てども待てどもいっこうに来ない
20分近く遅れてようやく電話がかかってきて
なぜか地下鉄で来たというので 駅まで迎えにいく
なぜタクシーで来なかったのか聞くと
どうやら昨日の晩飯のあと タクシーでホテルまで帰ったときに
タクシーで夜間の割り増し料金を追加されたのを ぼったくられたと勘違いしたらしく
今日は用心して地下鉄で来たという
なんとも日本人らしくてしっかりしてるなと思ったが
これくらい用心深くないとダメですよやっぱり

時間はすっかりお昼になり 前日の雨がうそのように太陽が出てきて見事な快晴
デパートから出ているモノレールに乗り みんなでセントーサ島へ行き
まずはユニバーサルスタジオ・シンガポールの前で各自記念撮影
妹夫婦は中に入りたそうだったが 今回は時間がないのでおあずけ

ポップコーンを食べながらセントーサ島にある大きい方のマーライオンまで歩いて行き
妹夫婦だけマーライオンのてっぺんに登った
父などは高い所がダメなので問題外です

それからまた炎天下の下を歩いてビーチの方に行ってみる
今までなぜか気づかなかったが セントーサ島にはけっこうアトラクションがある
屋内で 下から風が出てスカイダイビングが体験できるのもあったが
値段が非常に高くクソ金持ちどもの遊びのようだったので
わてら一般庶民家族は 丘の上からのゴーカートに乗ることにした
しかしこれも丘の上まで登るのにリフトに乗らなければいけないので
高い所がダメな父は問題外です
嫁さんもやらないということで 母と妹夫婦と四人でゴーカートを楽しんだ

そのあと今度はビーチに行ったが 泳ぐ準備はしてきてないので
少しだけビーチを散歩し 少し遅い昼飯を食い 島内バスに乗ったり
ヘビを持って記念写真撮ったり 森の中を歩いたりした
しかしさすがに夜の飛行機の時間までここで時間を潰せそうもないので
セントーサ島を出て また地下鉄で市街の方に行くことにした

向かったのはアラブストリートと呼ばれる
イスラム系のお店などが密集しているエリア
有名なモスク(イスラム教のお寺)があるので そこをまず見学しようと思ったが
もう夕方なので残念ながら見学の時間はすでに終了していた
しょうがないので街をブラブラ歩いていると カフェの店先で
水タバコを吸っている人達が目に入り 妹の旦那さんがぜひ吸ってみたいというので
そのカフェで茶を飲みながら水タバコを試してみることに
みんな水タバコなど初めてなので キャーキャー騒いでいると
新鮮なリアクションに店員も笑顔で色々と吸い方などを丁寧に教えてくれた
紙タバコとは違いとても吸いやすく 水蒸気を吸っているみたい感じなので
妹も母も 旦那さんからパイプを借りて 生まれて初めてのタバコを楽しんだ
母が口から煙を吐き出す姿はとても滑稽で 心の中で爆笑した
しばらくタバコとお茶と会話を楽しみんでから店を出て
妹夫婦と母たちは街を見て 父と嫁と3人で違うカフェに入りまたビールを飲んだ

20分ほどゆっくりしていたら 気づくともう日が沈んでいたので
みんなで合流し 近くのタイ風中華レストランに入り晩飯を食べることにした
また今夜も円卓を囲みビールを飲みながら色んな物を食べた
美味しい料理とビールに会話もはずみ 気がつけばもうホテルに戻る時間
9時半にホテルのロビーでガイドさんと待ち合わせ バスで空港まで行くのだ

店からホテルまではタクシーに乗るような距離でもないのでまた歩き
戻る途中に 有名なラッフルズホテルの前を通ったので
せっかくだから除いてみればと提案し 早くホテルに戻りたい父は先に帰り
他のみんなでラッフルズホテルの中を15分ほど散策した

ラッフルズホテルを出て これで戻ればちょうど良い時間だとふんでいたが
歩いてみるとどうも時間ギリギリっぽい
なんとか近道を探しながらデパートをショートカットし
ホテルについたのは9時30分ぴったり
ホテルにはすでに険しい顔をしたガイドらしき中国系のオバハンが待ち構えており
これだからゆとり教育はとでも言いたそうな顔で父と母をすぐにバスに乗せ
お別れの挨拶もろくに出きず慌ただしくバスはホテルを出て行った

違うガイドと30分遅れの10時のバスで空港に向かう妹夫婦たちとロビーに残り
旅の感想などを聞いていると またすぐにバスの時間が訪れ
妹夫婦は優しそうな中国系のお兄さんガイドと バスに乗って行ってしまった

二人を見送り おそらくもう二度と来ないであろう
マンダリン・オリエンタルホテルの豪華なトイレを最後に使い
自分たちもホテルを出て この3日間毎日使ったバスに乗り家路に着いた

シンガポールに来て以来 こんな忙しい日はなかったし
こんな楽しい日もいままでなかった

2年近く孤独と差別(被害妄想)と闘い
この世にはもう神も仏もおらず 自分は一人ぼっちだと思い生きてきたが
この三日間で 自分には日本にもシンガポールにも
素敵な かけがえのない家族がいるんだという事を改めて知った

私は自分の人生を客観視するくせがあり
毎日一生懸命やってんだから 別にいつ死んだっていいよなんて思ってきたけど
せめてくだらない事故なんかでは死なないよう
あまり家族に心配かけないよう ガッカリさせないよう
もう少しだけ色々考えて生きていこうと思った

あれから 腹が立つことは自然となくなったし
小動物もイジメないようになった
嫁さんも前より愛おしい

なんとなく 人間って
誰かから優しくされれば 誰かにも優しくできるんだなあと思った


シンガポールも捨てたもんじゃないね

しゃあねえからもう少し住んでやっか





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