朝8時半頃 目が覚めた
昨日はけっこう遅くまでうるさかったけど
まぁなんせニューイヤーイブだし しょうがないか と思い
そしてメインは今日だから 今日はもっと出店も出て賑やかになるんだろうなーと
窓から外を見てみたら テントもなにもかも全部撤収されてた
イブがメインだったらしい
もっと買い食いしとけばよかったと嘆きつつ朝飯を探す
マレー系はニューイヤーだが 中国系には関係ないので
中国系の食堂は朝からちゃんと営業していた
メニューがよくわかんなかったが てきとーに魚のソーメンなどを注文
どいつもこいつも 5~10人くらいの大家族できていて
ジーチャンから孫まででワイワイしながらみんなで朝飯を食っている
核家族化された日本ではあまり見れない光景
さらにペアルックのTシャツを着たカップルなどもやってきて
朝からほのぼのさせられた
朝飯も食い終わり こりゃまたうまかったなと独り言をつぶやき宿に戻る
ベッドの上で小説を小一時間読んでゆっくりしてから
荷物をまとめて宿をチェックアウトして
以前嫁さんと二人で行った 滝のある公園まで自転車で行くことにした
前はタクシーを使ったが今日は自転車
そこらのオジサンに公園のだいたいの位置を聞き
教えてもらった一本道をひたすらまっすぐ1時間ほど走った
途中ですれ違う車がかなりいたので もしかしたら混んでるのかなと思ったら
案の定 公園はものすごい数の家族連れで溢れ返っていた
ちょっとヤル気なくしたが せっかく一時間もこいで来たので入ることに
しかしすぐ帰るだろーなと思い 入場料を払うのがおしくなり
車が長蛇の列を作ってるのをいいことに 入り口をチャリで突破した
さらに第二の検問もシラーッと突破
しかし最後にインド人スタッフが 狭き門の前でチケットをもぎっていた
これはもう観念して金払うしかないかと 一応そこまで歩いていったら
まず俺の押してるチャリを見て めんどくせーなコイツと思ったのか
チケットの事は忘れて 自転車あそこらへんに停めろよ と中に入れてくれた
今日はついてるぜ!と思った瞬間雨が降り出してきたので 公園内のカフェへ避難
ミルクティーを頼んだが ここでも今日の自分の運に賭けてみたくなり
2RMのミルクティーを払うのに 50RM札と 1RMコインを ちらつかせてみた
レジのオバハンに細かいの持ってへんの?と聞かれ
ゴメン 今50RM札しかないわと言うと しゃーないな かまへんかまへん
と言って 1RMコインを受け取りそれでよしとしてくれた
もちろん財布には細かいお金がたくさん入っていたが
俺はオバハンをだまくらかし 入場料も払わず
悪だくみを考えついた足利義満のようないやらしい笑顔でミルクティーを飲んだ
ミルクティーは案の定マズかったが
イスに座って小説を読みながら
滝で水遊びする人達を眺めて1時間ほどまったりした
誰一人水着などは着ておらず 私服をズブ濡れにさせながら
大人も子供も笑顔で遊んでいた
彼らの素敵な笑顔は良い目の保養になった
水遊びはしなかったけど これなら入場料払ってもよかったかもな
と思いながらも見つかってはいけないと思いそそくさと公園をあとにした
小雨の降る中 また一時間ほどかけて町まで戻り
さてそろそろ自転車をバスに乗っけて帰るかなとバスターミナルへ行った
しかしあろうことか エクスプレスバスは一台も走っておらず
ローカルのバスしかないとのこと
バスが空いてりゃ自転車も乗せていいかなと思ったが
どのバスもニューイヤーということで郊外に出ようとする人でパンパン
これはもうあきらめようと思い しかたなく自転車こいでまた帰ることに
出発前にラーメンを一杯食べて腹ごしらえし
雨の中 カッパを着てコタティンギを出発した
本日すでに30km近く自転車をこいでるので足がだるく
30分間隔でジュース飲んだり仮眠したり走ったりし
夕方頃にやっとシンガポールとの国境の町ジョホールバルに着いた
ジョホールバルで 雨の降る中なぜかカキ氷などを食べてしまった
この時点で疲れすぎて少し頭がおかしくなっていた
少し休憩したあとなんとか国境を超えシンガポールに入ったが
もう体力がほとんどなく バス停で寝転がり小説を1時間近く読んで仮眠した
朝までずっと寝ていたかったが 気温も下がり風邪をひきそうだったので
最後の力をふり絞り 肛門が痛いのを我慢し なんとか家まで走った
時間は夜9時をまわっており 泥だらけの足と 汗まみれの体を念入りに洗い
ようやくベッドの上で眠りについた
その夜なぜか たくさんのインド人とひたすらハイタッチする夢を見た
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