2022/09/27

日記で振り返るコロナ後初の日本帰省 京都編7月16,17日

 7月16日(土)京都

朝5時に目覚める。レーズン食パンを少し食べて、二人で8時から観光に出かける。部屋からとっとと出たかったのである。京福嵐山本線の嵐電(らんでん)天神川駅から電車に乗って嵐山へ行った。車内にすごく足の太いおじさんがいて、何者だろうと思っていたが、奥さんが人力車の人じゃないかと言って合点がいった。

まだ9時で嵐山駅付近は人も少ない。歩いて渡月橋へ。大きな桂川の後ろに山並みが見えて、とても優雅な景色だなと感動した。これは人気があるわと腑に落ちた。人力車がたくさん呼び込みをしている。駅の方に戻り、今度は竹林のほうへ行った。野宮神社のコケがキレイ。竹林は人力車がたくさんいる。天龍寺も行ったが拝観料が800円と書いてあったので、入らなかった。

すごくおなかが空いていたので何か食べたかったが、目当てのお店が開くのは11時で、まだ30分もあったので、電車で違う所に行くことにした。Google Mapで、四条大宮の近くに「ここのま」という良さげな食堂を見つけたので、そこまで行ってみたが、開くのは11時半で、まだ10分くらいあった。奥さんはおなかが空きすぎて不機嫌だ。近くの公園のベンチに座り待って、ようやく入店する。

店は2階で、とても小さく、我々はカウンターに座る。奥さんは魚、私は豚生姜の定食を頼んだ。厨房は家の台所みたいで、店の女性は一つ一つ丁重に作っていた。しばらくして料理が来たが、小さいおかずがたくさんあって、どれも美味しかった。女性と少し話をして、祇園祭の事を色々教えてもらった。帰りに突きゴマ(擂ると油が出てしまうので突く)までもらった。

歩いて漫画博物館へ向かう。その途中で山鉾をたくさん見た。蟷螂鉾のかまきりのおみくじが面白かった。出店がたくさんあって、人の数もすごい。すでにお祭りムードだ。歩き疲れたのでHally's Cafeでコーヒーを飲んで一息つく。それからやっと漫画博物館に到着。

入場料は900円。古い漫画がたくさんあり、大人たちが真剣に漫画を読んでいた。久しぶりにのらくろやおぼっちゃまくんを読んだ。15時から紙芝居があり、客をいじりたおす男性に、奥さんは玩具の指輪をもらった。帰りにベルばらの手ぬぐいを買おうとレジに行ったら、奥さんも同じ物を買おうとしていたので違う柄にした。

地下鉄の東西線で太秦天神川駅に戻り、またスーパーで惣菜などをたくさん買って宿に帰った。帰ってすぐ、17時からキーブのレッスンがあり、そのあとで二人で買ってきた惣菜を食べたが、多すぎてかなり残した。少し休んで、21時から中国少年のレッスンがあり、終わってすぐに寝た。


7月17日(日)京都

6時前に起きてシャワーを浴び、一人で宿の裏にある木嶋神社に行った。かなり珍しい三柱鳥居があって、とても神聖な雰囲気だった。
宿に戻ってチェックアウトの準備。昨日の晩飯の残りをたいらげ、8時にチェックアウトした。帰りにおばさんに会った。本当に人当たりの良い人だなと思ったが、もう二度と来ない。

地下鉄で二条城前まで行き、コインロッカーの大に無理やり二人のバックパックを詰めた。700円。キレイなお堀を、四条の方へ歩いたつもりだったが、間違って北のほうに歩いていた。しょうがなくまた地下鉄に乗って四条へ。地上へ出るとものすごい数の人がいた。出口を出てすぐの所に停まって巡行を見る事にした。ちょうど自転車止めが盛り上がっていたので、それに乗ると20cmほど高くなり、よく見えた。
巡行は全然進まず、ときおり少し動くと拍手が起こった。動画や写真を撮りながら30分ほど待ったが、奥さんがしびれを切らしどこかへ行ってしまったので、しばらくして私も西の方へ歩いて行ってみた。巡行の最後尾である大船を見て、その近くにいた奥さんと合流した。
そばにあったカフェでコーヒーとケーキを食べた。となりでずんぐりむっくりな体系のオタク系の青年が、友達に京都弁で一方的に話しているの聞いて、ちょっとかわいいなと思った。
ケーキを食べ終え、カフェの奥にあった本屋をぶらつく。着物の店があり、フラッと入って店員と少し話してみる。ハイブリッド着物をすすめられたが、デザインはあまりよろしくないなと思った。パンフレットをすすめられたので一応もらっておいた。

外に出ると交通規制は通常に戻り、警察が横断歩道を渡りなさいとしきりに言っていた。
バスに乗り晴明神社へ行ってみる。一角獣の石像が印象的だった。若い人がたくさんいた。

それから昼飯を探しに北へと歩いて行く。同じ方向へ消防車もたくさん走って行く。先の方の交差点に、消防車がたくさん停まっていて、警察も来ていた。火事だったのだろうか。
近くの自転車屋に入ってみた。種類がたくさんあって、値段も安くて、やはり日本はいいなと思った。
また少し歩くと京都市考古資料館というのがあり、呪術がテーマの展示をしており、タダなので入って少し見てみた。顔が描かれたお椀が面白かった。

Google Mapをたよりに、「ゑびや」という食堂に行ってみる。外に年配の人が4人ほど無言で並んでいて、一人のおじさんが、ここは美味いとか安いとか、おばあちゃんが一人で作ってるとか、20分くらいで座れるとか教えてくれたので、待つことにした。やっと中に入ると、隣の席の若い男性二人が、食い終わっても帰らずにいつまでも話をしていて、ちょっとは空気を読んだらどうなんだいと思った。蕎麦定食と天ぷらそばを注文した。奥さんは冷たい蕎麦を期待していたら温かいのが来て、がっかりしていた。せいろうと言わなければいけなかったのだろうか。味は美味しかった。帰りに、さっきのおじさんがメガネを失くしたらしく探していた。

ここは西陣地区らしく、木造の趣がある家がたくさんある。北野天満宮に向かって歩く。
途中で大報恩寺という寺に寄ってみる。人懐っこい猫がいた。なかなか良い寺で、お堂の中にも入ってみたかったが、拝観料が600円するのでやめた。阿亀(おかめ)さんの銅像があった。夫のために知恵を働かせたが、でしゃばりすぎたと自害してしまった女性らしい。奥さんがオカメさんのキーホルダーを買った。

やっと北野天満宮に着いた。若い人が多く、みんな合格祈願に来ているらしかった。梅干しがたくさんあって、梅も売っていた。牛の像(なで牛)もたくさんあった。
もう15時を過ぎていたので帰ることにして、途中で豆乳ヨーグルトを買って食べた。弾力がすごかった。バスに乗って二条城前駅に行き、コインロッカーから荷物を取り出し、新しいホテルまで少し歩いた。

M's Hotelといって、とてもキレイなホテルで、受付にはインターンのような素人っぽい青年がいた。チェックインはスムーズで、部屋もとてもキレイだった。さっそくお風呂に入って、ベッドで休んだ。
18時に近くの西友(スーパー)に一人で行き、晩ご飯を買った。納豆、ごま豆腐、枝豆、アスパラガスなど。ホテルのケトルでアスパラガスを茹でた。なかなか良いアイデアだと思う。ここにもう一泊することにして、アゴダでまた予約を入れた。一泊たったの2,546円。



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