結局初日は全部で120kmも走ってしまった
それなのにシャワーも浴びれないとは
次の日 昼前についに次の町に着き タクシーの運ちゃんに地図を見せ
どこが大きい町かとか どこからどこまで町がないとか 色々と教えてもらった
これで旅の計画が立てれるので もうあんな小学校に紛れ込んだ野良犬のような
せつない想いはしなくてすむだろう
2日目は夕方5時ころに Kuala Rompin という町に着き宿をとった
夜は中国系の店でチャーハンを食べ 豪勢にビールも飲んだ
3日目 ビーチと平行した一本道をひたすら北上
途中でビーチが見えるところを通ったが 波がなんと真っ黒であった
何が起きたのかと付近を調べてみると 真っ黒い水が流れる大きな川が
ちょうど海へ流れ込んでいた まるでコーラのような川
何をどうしたらあんな色になってしまうのか 恐るべしマレーシアの環境破壊
道はまっすぐだったが坂道が全くなくなり平坦な道になってしまい
立ち漕ぎをすることがなくなったので 脚への負担は減ったが
その分お尻と ハンドルを握る手への負担が増え
15分走るともう限界で 頻繁に休憩をとらなければならなくなった
坂道で汗だくになる方がぜんぜんマシだ
お尻の毛穴がチクチクしだし 手のひらが麻痺してくる
この日も夕方5時頃に Pekan という町に着き宿をとった
割と大きい町だが とくに見るようなものはないので観光客なども皆無
私もちょっと怪しい中国系マレー人だと思われているんだろう
とくに見向きもされない
3日かけて350kmほど走った
明日50km走れば 今回の目的地 Kuantan に到着する
4日目 朝9時くらいに余裕をこいて出発したが
やはり道が平坦で お尻と手が朝から限界だ
こいでは休み ちぎっては投げ 愛しては裏切られ
ザリガニに金玉でもはさまれとんのちゃうかという苦悶の形相で
午後2時頃ついにKuantanに到着した
やはり今までで一番大きな町で もはや街だ
千葉県でいうと銚子市くらいの栄えっぷりだろうか
行ったことないので知らないのだが
宿もたくさんあるが どこも今までの倍くらいの値段がする
安い宿をさがすために10軒ほど見てまわり 幾つか安い宿も見つけたが
結局普通の値段のところにした
あきらめずに探すことに意義があるのであり
どこに泊まるかは別にたいした問題ではないのだ(意味不明)
それからバスターミナルへ行き 2日後の夜にシンガポールへ帰るバスのチケットを買った
バス会社によって 自転車を乗せてもいいところと ダメなところがあるらしく
最初のバス会社で自転車はダメだと断られたときは
腹が立ってコーランを燃やしてやろうかなと思った
これで帰るまでにもう2日あるので
次の日 Kuantan の北に40km行った所にある「チェラティン・ビーチ」に行くことにした
これまたビーチに平行した一本道で ときおりビーチに寄り海を眺め休憩をとった
道路沿いにはヤシの樹と古い民家が点在しており 牛が道路を横切ったり
ヤギとニワトリが戯れていたり 小さいが美味しそうな食堂がたくさんあったり
ほのぼのしていてとても良いところだ
この辺りのビーチはまだキレイだし
ここに家を建てて住んでみたいなぁと思ってしまった というか今も思っている
質素だがモンスーンにも耐える頑丈な家を建ててくれる優しい方募集中
前日もたいした距離は走らなかったので お尻も手も割と大丈夫なままお昼過ぎに
チェラティン・ビーチに着いた
宿もレストランも数えるほどの小さい集落といった感じだったが
観光客もマレー人の家族連れが少しいるだけで 非常に静かでキレイなビーチだった
一泊20RM(500円ほど)の安いコテージを借りて
半日 岩場の影で本を読んだり 浜辺で穴を掘ったりして過ごした
向かいのコテージには オランダ人の定年過ぎたオジサンが一人で泊まっており
彼はこのビーチが大好きで ここに来るのはもう3回目だそう
ハンモック持参で 今回は4週間ほどここで毎日本を読んだりしてマッタリ過ごすそうだ
わたしもここのビーチが非常に気に入った
今まで色んなビーチで砂遊びをしてきたが このビーチほど広くて砂がキレイで
穴掘りに集中できるビーチは他にない
ただ観光客がほんとに少ないので ほとんどの店は夜7時には閉まってしまうのだ
その夜は部屋で深夜まで本を読み 次の日の昼にビーチを出発し
また同じ道をひた走り Kuantan へ戻った
まーた穴掘ってたんか
返信削除穴ばっか掘りやがって
おまえのために奈落の底を作ってやってるんじゃないか
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