2014/04/04

ホングコング2 ちょっと長い

26日(水)香港2日目、いきなり佳境に入ってきました。今日は国境を超えて中国の深圳に行く日。今回の旅行の目的は、深圳に住む友だちを訪ねること。

酒で頭が少しボーッとしていたが、友だちに美味い朝飯を食わせてあげるために、前日に調べておいた「倫敦(ロンドン)大酒楼」という店に、点心を食べに行く。ジジイ、ババアがうじゃうじゃいて、ローカル感満載。日本語のメニューもちゃんと用意されていたので、無事に色々注文して、腹いっぱい食べた。

ちょっと食べ過ぎたので、散歩がてらに宿の周りをぐるぐる歩いて探索していたら、あっというまにチェックアウトの時間になり、急いで宿へ戻りチェックアウト。フロントに昨日とは違うネーチャンがいて、英語が上手なので少し話してみる。この宿はどうやら家族経営で、もう30年近く続いて、ネーチャンはここの娘さん。ちょっと気になっていたことがあったので質問してみた。香港は中国に返還されちゃったけど、やっぱり香港の人はそれを快く思っていないんでしょ?中国に属するのなんて嫌だよね?

するとネーチャンは、それは香港人でも半々に別れると思う。中国に戻って良かったという人と、またイギリスの配下に戻りたいという人。ちなみに私は中国に返還されて良かったと思っている。だって中国は一党独裁だから、きっとこれからも経済はどんどん良くなっていって、それが香港にも影響されるはずだから、と。

勝手に香港人は中国が嫌いだと思っていたから、その意見を聞いてなんだか少し視野が広がった気がした。世界はわたしが思っているような単純な物ではないと。でもきっと中国人の事は嫌ってるよね。そうに違いない。

そしてフロントに荷物を預けて、深圳行きのバスのチケットを買いに行った。午後3時に出発のチケットを買おうとしたが、その前に深圳の友だちに確認取ろうと思い、公衆電話に行って電話をかけてみようとしたが、これが全然繋がらない。道行く人にどうやって中国にかけるの?と聞いてみるが、みんな知らな〜いと相手にしてくれない。しばらく頑張ったが、時間がもったいないのであきらめて、バスチケットを買い、時間まで街をブラブラ歩いた。

「金魚ストリート」という通りには、観賞用の魚なんかをプラスチックに入れて売っている店がたくさんあった。それから靴屋が並ぶ「スニーカーストリート」や、出店が出ている「女人街」などをグルグル歩き、疲れたのでマンゴーデザートを食べた。あっというまに時間が来たので、宿から荷物を取ってバスに乗り込んだ。

バスは30分ほどで国境に着いた。入国審査を通り歩いて50メートルほど進むと、そこはもう中国深圳。中国は少し殺風景で、車は右側を走っていた。そこから今度は深圳国際空港へ向かった。バスの中で深圳の友だち「U君」から、となりの席に座っている「H君」の携帯に電話がかかってきたので、今空港に向かっているので、もう一時間もあれば着くと思うと答えておいた。が、そこからが長かった。

空港に無事着き、バス乗り場から、U君の家の近くのバス停まで行くバスに無事乗り込んだが、各停のローカルバスなので、空港から目的地まで一時間近くかかってしまった。バスはぎゅうぎゅう詰めの満員で、降りるときは周りから舌打ちの嵐。おまえらローカルバスで日本人を見れただけでもすごい経験だと思え。

バスを降りると、タイのトゥクトゥクから余分な物を全部取ったような3輪タクシーがあったので、ホテル名を言ってそこまで連れてってもらったが、ホテルはバス停の真裏だった。友だちが我らのために予約してくれたホテルだが、ロビーからは日本語がちらほら聞こえてくる。どうやら日本人御用達の高級ホテルらしい。しかも部屋は別々に取ってくれたらしく、入ってみると今まで泊まったことがないようなスイートルームだった。こんな事ならもう3時間くらい早く来て、ベッドの上でぼよんぼよんしたのに。

そして荷物を置いてロビーへ戻ってみると、U君がちょうど現れた。
15年ぶりに会う彼は、思った以上に老けていて、思わず絶句してしまった。
時間よ、おまえはほんとうに残酷な奴だぜ。

つづく








2 件のコメント:

  1. 俺は青森県民だけど北海道と一緒くたにされるのは別になんとも思わない。きっと道民は嫌だろうけど

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  2. 北海道はな、じゃがいも、カニ、ジンギスカンで手一杯なんだよ。りんごまで面倒見きれるか!

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