2013/04/28

WORKOUT


















先週、近所のスポーツセンターのジムへ、筋トレしに行ってきた。
3年以上住んでるのに、シンガポールでジムへ来たのは初めて。
市民体育館みたいな所なので、使用料は一回200円くらい。

いまさらどうして本格的に筋トレしようと思ったかというと
先日柔道の練習で、黄色帯のインド人に思いっきり返し技でぶん投げられたから。
以前からみんなわたしの倍くらいパワーがあったが、最近は技も色々覚えたので
もう経験値だけでは彼らに太刀打ちできなくなってきた。

今までは家で週2、3回走ったり、部屋で軽い筋トレをしていたが
これでは体力を維持するのが精一杯で、パワーアップは望めないし
さらに最近は肉もまったく食べなくなったので、筋肉なんてつくわけがない。

というわけで4、5年ぶりくらいにマシンを使って筋トレしてみたが
予想以上にキツく、5分くらいでもう吐きそうになってきた。
というかこれが本当の筋トレで、今までわたしが家でシコシコやってきたのは
筋トレでも何でもなく、ただの自己満ナルシストうんこ体操だという事がわかった。
この南国で汗ばかり無駄にかいてしまったようだ。

以前から下半身の筋トレは大嫌いだったが
あのにっくきインド人に顔を思い浮かべ(ほんとうはすごく良い人)
なんとか1セットだけだが、1時間半くらいかけて
上半身・下半身のほとんどのマシンをやり終えた。

手も足もカクカク震え、その場で倒れて白い灰になりそうだったが
山口式ヨガ風ストレッチを入念にして、さて着替えようと思ったら
横に体重計を見つけたので、これまた久しぶりに計ってみたら
まさかの52.5kgという驚愕の数字に、思わず2度見してしまった。

先月インドでだいぶやつれて帰ってきたが、最近じゃあ奥さんにも
ほとんど元通りになったねと言われ、ほぼ回復したつもりだったので
だいたい55、6kgくらいかなと思っていたら。
じゃあインドから帰ってきた直後はいったい何キロだったんだろう。47、8?
このビジュアル系ホストみたいな体重じゃあ、そりゃ白帯にも投げられるはずだ。

来週からもまたあのジムに通って、さらに食事の回数をもっと増やし
なんとか55kgくらいまで筋肉で体重を増やしたい。
まさかこの年にもなって、筋トレに励む事になるとは思わなかったが
高校生の頃に戻ったようで、ちょっと懐かしい気分だ。
今度実家に帰ったら、学ジャーを持ってこよう。

2013/04/24

馬鹿が飲む薬はある














先週からずっと体の調子が悪く、5日経っても症状がいっこうに良くならなかったので
病院に行ってきた。

お腹の右上のちょうど肝臓あたりに
みぞおち付近を軽く押されているような違和感があり
さらに背中のその裏あたりも痛く、右肩も異常にこっている。

最初は寝相でも悪くて一時的にこうなったのかと思っていたが
なかなか治らないので、ネットなどで調べてみたら
胆嚢結石などの症状と少し似ていたので、急に怖くなり奥さんに相談した。

わたしは健康保険のようなものに、全く加入してないので
病院なぞに行ったら、医療費が半端ないのではと思ったが
どうやらシンガポールは、日本のシステムとは全く異なっていて
外国人旅行者でないかぎり誰が行っても、医療費はさほど変わりなく
病院のランクによってだけ、値段が変わってくるらしい。

なので、義父がよく行くという近所の国営病院に、奥さんに連れて行ってもらった。
病院は年配の人で溢れ返っており、どうやら、金はないけど時間のある人向けの
待たされるの覚悟の病院らしい。わたしにぴったりではないか。

それでも一時間経たないうちに診察してもらうことができ
診察結果は、胆嚢結石でも虫垂炎でもなく、ただの胃炎ということだった。
食べ物が影響していると言われたので、おそらく
インドで痩せほそって帰ってきたので、それを回復させるべく
毎日暴飲暴食したのがいけなかったのではと思う。

当分は辛い物も、お酒も控えたほうがいいと言われ
胃の粘膜を保護する制酸薬と、タブレットを2週間分もらった。
診察代はたしかに安く、たったの2千円ちょっとですんだ。
金持ちブルジョワ層が行く個人病院だと、この倍の倍の倍は余裕でかかるだろう。
シンガポールは階級差別がはっきりしてて、わたしには住みやすい。
というか市民権得ててほんとうに良かった。これも全て善良市民の奥さんのおかげです。

とはいうものの、薬を飲み始めても未だ調子はあまり良くなく
大好きな辛い麻辣(ま〜ら〜)鍋は、まだ当分食べられそうにない。
あー・・・ 胃酸出てるわー・・・

2013/04/21

2泊













先日またぽっかりとヒマな日が連続してできたので
奥さんとキャンプに行ってきた。
場所は前回「野良コブラ」を見てしまったウェストコースト。
最近はキャンプももう慣れっこで、奥さんの準備がとても早い。
外からメールで、明日キャンプに行こうとメールすると
帰ったらもうすでにキャンプ道具一式が部屋の前に並べてあった。

キャンプ場に行くと、前回も見た同じテントが、同じに場所にあった。
マレー系のカップルが住んでいる様子だが、子供までいる気配がある。

そして私たちがテントをたてた場所のすぐ真横にも
体中にタトゥーが入ったマッチョなマレー系男子が
裸でテントに出たり入ったりしており、ときおり女性の姿も見え
テントの外には常時服が干してあるので、彼らもここに住んでいるようだ。

さらにその周りにも、あきらかに前回もあったテントが点在し
彼らもここに長期で住んでいるらしい。
すぐ隣に漁師の船着き場があるので、おそらくそこで働いている漁師だと思うが
それにしたって、キャンプ場を住処にして大丈夫なんだろうか。
シンガポールもけっこうゆるいところはゆるいのかな。

長期で住んでいるんなら、なおさら悪い事もしないだろうと思い
あまり警戒せず、貴重品だけはテント内に置きっぱなしにしないようにして
いつものようにダラダラしながら過ごした。
すぐ横にマックがあるので、そこによくインターネットや
クーラーで涼みに行ったりしたが、食べ物はあいかわらず高くてマズかった。

さらに次の日も突然、日本語のレッスンがキャンセルされたので
もう一泊しようということになり、初めての2泊目に突入した。
テントで寝るのはもちろん寝心地はあまり良くないので
背中がちょっとこってしまったが、公衆シャワーやトイレはいつも清潔だし
10分歩けば美味しいフードコートがあるので、とくに不便は感じなかった。

奥さんは、今の家を人に貸して、家賃をとりながらここで生活するのも
もしかしたら悪くないかもと言っていた。
いつか日本に住むことになり、ときどきシンガポールに帰って来て
そのときに誰かに今の家を貸していたら
間違いなくここに寝泊まりすることになるだろう。

そうなると私達も彼らマレー系漁師たちの仲間入りだ。
今度行ったときに少し挨拶して、顔でも覚えてもらおうかな。




2013/04/15

柔術家
















先日柔道の練習に行ったら
柔術の道着を着た(青っぽい色でステッカーみたいのがたくさん貼ってある)
白人の禿げのオジサンが練習に来ていた。
まぁオジサンと言っても白人は異常に老けて見えるので
実際は自分と同じ年くらいだったりもする。

白帯をつけているが、柔術では違う帯を持っていて有段者であったりもするので
実力のほどはよくわからないのだが、寝技は相当なものだとみんなも言っていたので
とりあえず立ち技だけやってみようかなと、乱取りをお願いしてみた。

するとまずパワーが相当あるし、柔術やってるせいか組み手も厳しく
体も太めなので、かなり威圧感がある。
柔道の技はまだあまり知らないようなので、最初は足をちょこちょこ出してきてたが
途中からわたしの帯を掴んで、遠心力のような感じでグルグルまわしてきたり
立ち技なのに両手でわたしの襟をもって、首を絞めてきたりした。

投げるというよりは、とにかく相手を倒して寝技に持っていきたいような感じで
わたしも防戦一方で堪えるのがやっとで、あまりの乱暴な技に
たびたび笑いながら乱取りしていたのだが
途中で少し話しかけて「いやーすごいパワーあるよね」と笑顔で言うと
なぜか相手は少しキレ気味で「別におまえとなんも変わらねえだろ」と返された。
どうやら少し笑いながら乱取りしてたのが
素人だと思ってバカにしていると思われたっぽい。

これはまずとい思い、乱取りが終わったあと
柔道はルールが厳しいから、帯を持って振り回したり
きわどい所を長時間つかんだままだと、反則を取られてしまうんだよと
つたない英語で必死に説明して、誤解を解いた。

そのあとは、もしまだ根に持たれていたらヤバいと思い、彼との寝技は避けた。
寝技はきっとわたしが束になってもかなわないだろうし
最近さらに細くなったこの首に、絞め技でもかけられたら
ほんとうに首の骨が折れても不思議ではない。
もう怪我はこりごりだ。

君子危うき禿に近寄らず。

それにしても、あんな筋肉バカ欧米人と国際試合で戦う日本人選手は
ほんとうにタフだなあ。

2013/04/13

換算すると

今週の始めに奥さんが、仕事がなくてヒマすぎると言って
家を飛び出してマレーシアに行ってしまった。
それで昨日やっと帰ってきたので、マレーシアの国境の町ジョーホールバル
通称「JB」まで迎えに行ってあげた。

という口実で、ほんとうは久しぶりにマレーシアの食べ物が食べたかっただけだ。
マレーシアの料理といっても、シンガポールとあまり変わらないのだが
シンガポールより1ランク美味しく、2ランクくらい安い。
人も4ランクくらい優しいし、海は6ランクくらいきれいであるが
全体的に5ランクほど汚いので、もうなにがなんだかよくわからない。

昼頃街の中心にあるデパートで待ち合わせ
街をブラブラして、少しコジャレたレストランで昼ご飯を食べた。
注文したものが来るたびに奥さんが、これはシンガポールドルに換算するといくらで
ああ信じられないくらい安い、うちの近くの店に行ったらこれ全部で倍くらいする
ああ信じられないと、わたしの換算クセが完全に移ってしまったらしく
いちいちうるさい。

それから古着屋に行って、ハーバード大学と書かれたチノパンと、ネルシャツを買った。
シンガポールには、中古品店はあっても、古着屋はないので、とても新鮮だった。
しかも2つでたったの16RM。日本円に換算するとたったの500円だ。
ああ信じられない。

それからパン屋に行ったがこれまた美味しそうなパンがたくさんあり
しかも値段を見るとなんとシンガポールの(以下省略

わたしは将来的には日本に帰って住みたいと思っているが
もしそれが叶わなかったら、ぜひマレーシアに住んでみたい。
シンガポールもとてもいい国だが、やはり私のような低所得、ヒゲボーボー
ちゃっかり者でぷちフェミニストみたいなもんは、マレーシアくらいがちょうどいい。

奥さんはもうフリーのデザイナーでやってく能力があるので
マレーシアに住んでても、シンガポールからお金を稼げるから安泰だと思うが
わたしはまだイラストもパッとしないし、マレーシアの片田舎などでは
日本語を習いたいという人もほぼいないだろうから、まだ厳しい。
なんとか遠隔操作でシンガポールから小銭をかすめ取る方法を考えないと。

シンガポールのゲイ向けに、スカイプでチャットボーイにでもなろうかな。



人懐っこいマレーシア人

2013/04/05

すいぞっ館

奥さんが水族館をおごってくれるというので、朝から行ってきた。

家の近くにあるリゾート島「セントーサ」に、最近新しくできた水族館だ。
シンガポール初の水族館だとかなんとか。

S.E.A. Aquarium


わたしぁ動物園がとても好きで、海外でも今まで色んな動物園に行ってきたが
水族館は初めてだ。動物園ほど気軽に存在しない、それが水族館。

料金は大人29S$(2千円ちょい)と、けして安くはない。
しかし平日だし、開館してすぐに入ったので人は少ないだろうと思ったが
どこかのインターナショナルスクールの子供たちが来ていて
わいわい騒ぎながらスケッチをしていた。
うるさいのは別に気にしないんだけど、みんなわたしよりスケッチが上手だったのが
ちょっとシャクに触った。

水族館の大きさは、日本の平均的な水族館よりも若干小さく
イルカも、ペンギンも、海ガメも、マンボーも、リュウグウノツカイもいなかったが
一つとても大きな水槽があり、そこで色々な巨大な魚が泳いでいて
それがとても印象的で、すばらすかった。
わたしも少し大人になったのか、一つ一つの水槽をかなりじっくりと見て回ったので
気づいたら3時間近く経っていて、悔しいがとても充実した時間を過ごしてしまった。

水族館を出る頃にはもう午後2時をまわっていて
おなかがペッコペーコーペだったが、リゾートはなにもかもが高いので
20分ほど歩いて一番近いフードコートに行って、いつものぶっかけ飯を食べたが
これの美味いこと美味いこと美味い孤島。
それからカキ氷を食べ満腹になったので、家に帰って夕方まで昼寝をした。

どうもごちそうさまでした。



2013/04/02

台湾の話

最近食欲がとどまることを知らず、朝となく夜となく我スナックをほおばり
尿の出悪く、嗚呼ジュースも飲むべし飲むべし。

そんな生活とも昨日でおさらばしようと思いました。
体調も体力もまずまず回復したし、昨日の夜
台湾に旅行に行っていたワイフが帰ってきたので。

話を聞いて驚いたのが、台湾人はどこに行ってもとにかく親切で気さくだったという事。
奥さんは台南と台北に行ってきたらしいのですが
田舎の台南はわかるけど、都会の台北は人もけっこう冷たいんだろうなと思いましたが
今回の旅行では、そんな人にはお目にかからなかったとのこと。

ただみんな英語は得意じゃないので、やはり気持ちよく旅行するには
中国語が分かるという事が前提かもしれません。

それにしても、どうして台湾人はみんなそんなに人がいいのか
漢民族に囲まれて生活をしている私には、不思議でしょうがありません。
中国共産党の統治を逃れてほんとおおおおおに良かったですね。

日本も、いつまでも外国人から素晴らしい国だと言われ続けてほしいです。
外国人を見たら、気軽に声をかけて

Hello.(こんにちは)
How are you?(調子どう?)
Can I help you?(なんか困ってる?)
Oh, sorry my wife is going to give birth soon.(あ!ごめん奥さんが今産まれそうなんだわ。)
I got to go now.(もう行かなくちゃ。)
Have a nice day!(それじゃね!)

と言ってあげましょう。
これで外国人も、日本人は気さくで親切だと感じるとともに
日本の少子高齢化についても心配しなくなります。



台湾名物、檳榔(ビンロウ)売りの少女