2012/08/28

スリランカ その2

8月16日。朝6時に起きたが、肌寒い。外を見ると雨が降っている。
ああもうこの町には用はないと思い、ゆっくり身支度をして出発。
バスターミナルで朝飯に、しょっぱいドーナツみたいなのを2個食べお茶を飲む。
スリランカはお茶の産地だけあって、どこに行ってもお茶はウマい。

3時間ほどバスに乗り、次の目的地 "KANDY" に着いた。
ここはスリランカの古都と呼ばれており、日本でいえば京都のような位置づけだ。

オナカが減っていたので、さっそくバスターミナルで昼飯を食べようと思ったが
小汚くて小さい店ばっかりだ。その中でも一番人が入ってそうな所に入り
オジサンがすすめてくれたライス&カリーを頼む。
しかし食べてみると、なんか変な臭いがする。
店のトイレが臭うのかな?と思ったが店にトイレはなく
カレーかなと思って慎重にかほって味わってみるが、どうやらカレーでもない。
そしてやっと、ご飯がかなり危ない状態にあることに気づく。
カレーを大目に口にほおばっても、ご飯の臭いがムッとくる。
しかし店のオジサンがやけにフレンドリーで、どうだ俺のカレーは美味いだろ〜と
ニコニコしながらこっちを見ているので、途中棄権は許されない。

そういえば南インドでもこうやって最後まで無理して食べて当たったんだよなと
思い出し、やはり米はやめてカレーだけ食おうと思い
しょっぱいのを我慢しながらなんとかカレーだけを完食し
いや〜ついさっき朝飯食べたばかりだからオナカがきつくってさと言い訳をする。

ガイドブックに載っていたYMCAホステルに行き
シングルルームが600Rsで一部屋空いているというので、すぐにチェックイン。
久しぶりに牢屋みたいな部屋で、ちょっと興奮、ちょっと後悔。
他の客は全部現地人か出稼ぎインド人で、外国人旅行者の姿はない。

荷物を置いて町をブラブラするが、スリランカの京都というわりには
町自体は非常に小さく、2時間ほどで全部回りきれてしまった。
王宮や、仏陀の歯がある寺など、見る所もたくさんあったが
高い入場料払ってまで見たいとも思わずどこにも入らなかった。
観光客がとても多いので、声をかけてくるうさんくさい奴もとても多く
いちいち断るのがめんどくさかった。

飲屋街を見つけたので、晩飯を食べてからビールでも飲もうと思って行ってみたが
途中で変なオヤジにつかまり、追い払おうとしたがBARまでついてきて
俺に酒の飲み方を指南しようとするもんだから、飲まずに帰るふりをしてオヤジをまき
オヤジがいなくなった所で再びBARに戻ってきて瓶ビールを一本注文した。
なんでいちいちこんなめんどくさい事しなきゃいけないのか。

BARの中は、どうしようもなさそうな連中で溢れ返っていて
とても良い雰囲気をかもしだしている。
誰かこの世間知らずの旅行者にピーナツでもおごってくれるかなと思ったが
やはりみんな珍しがるだけで誰も話しかけてこず、しまいには
完全に泥酔しているジジイが耳かきを売りつけてきて、1つ20Rsだというので
1個買ってやったら、違う200Rsだとか言い出したので
じゃあ要らないからやっぱり20Rs返せとか、軽いコントみたいな事を二人でして
嗚呼、やっぱり異文化交流っていいなと自分に酔っていた。

ちなみにビールは1本190Rsと、とても安かったが
後味が少し変で、やたら酔いが回るので
ちょっと変なアルコールを使っているんじゃないかとにらんでいる。

ビールは1本でやめて、牢屋に戻りすぐに寝た。











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