2015/04/05

ベトナム旅行その2

【 3月24日(火)】

7時頃に目が覚め、シャワーを浴びた。朝飯は近くの屋台で麺を食べた。フォーのようでフォーではなかったが、美味しかった。奥さんがチャーシューを全く食べないので、それを二人分たいらげるのが非常にキツかった。

その後、奥さんはホテルに戻ったので、一人で床屋に髪を切りに行った。ヘアカットで200円くらいだというので、じゃあヘアカットおねがいしゃすと言うと、店の兄ちゃんにその後なにも聞かれずに、黙々と髪を切られ、襟を剃られ、おまけに顔にクリームを塗られ始めたので、何をやっているんだと聞くと、スキンケアだと言うのでおかしいなと思ったら、顔剃りもスキンケアももちろん別料金で、全部で700円くらいだというので、とりあえず続けてもらった。今度は若いおねえちゃんに交代して、彼女の色々な身の上話を聞かせてもらった。おねえちゃんは「私は自分の人生を変えたい」と真面目な顔で言っていた。とりあえずヘアカットはばっちりで、毎週でも来たいぐらいだった。

部屋に戻り一休みし、ベンタイ市場という、旅行者がよく行く有名な大きい市場に行った。一目で日本人とわかるらしく「なにか欲しい物ありますか」と、みんなに声をかけられた。小腹が空いていたので、コップの中に色々な物が入っているスイーツを食べた。

それから戦争博物館に行ったが、ちょうど昼休み中だったので、隣に併設しているカフェで、ケーキを食べたり、日本へのハガキを書いたりして開館まで時間を潰した。1時半頃やっと昼休みが終わったので、中に入った。色々な写真が展示してあったが、一つ一つ英語の説明を読んでいたら日が暮れてしまうので、サクサク見ていった。改めて戦争というのは誰も得しないもんだなと思った。こういう展示は定期的に見て、いつも心に反戦をと思った。枯れ葉剤による次世代への影響というのもあって、放射能問題を抱える日本人も人事とは言えない。

1時間ほど見て気分が重くなったところで博物館を出て、3時頃遅い昼飯を食べた。わりと高めの店で、バナナの花のサラダ等を食べた。食い過ぎて晩飯は抜きに決定。それから歩いて中央郵便局に行き、日本へのハガキを数枚出した。海外からハガキを出すのは楽しい。笹舟を川に流すのにちょっと似ている。

それからまた歩いて歩いて川辺に辿り着き、ベンチに座って、奥さんと普段は話せないような事を、じっくりボソボソと話し合った。30分ほどして日も暮れてきたので、またトボトボと歩いてホテルに戻った。やっとホテルに着き、すぐシャワーを浴びてストレッチをした。スティーブン・セガールの「沈黙の断崖」をTVでやっていて、思わず見入ってしまった。

もう寝ようかという雰囲気だったが時間はまだ9時前で、しょうがないのでビールを飲みに二人で外に出た。BARの2階席に座り、そこから路上を眺めながらビールを2本ほど飲んだ。ちょうど怪しいガールズバーみたいのが向かいにあったが、あまり客もおらず、女の子はみんな何をするでもなく、暇そうだった。ベトナムのガールズバーはどこもすこぶる人気がないようだ。そして11時過ぎにサークルKでヨーグルトを買って帰って寝た。















2015/04/03

ベトナム旅行その1

先週、奥さんと二人でベトナムのホーチミンに8日間旅行に行って、久しぶりに日記を書いてきたからここに記す。

【 3月23日(月)】

午後一時発のタイガーエアーに乗り、およそ一時間でホーチミンのタンソンニャット空港に着いた。飛行機内で東南アジアの地図を見ていたが、なるほどシンガポールとホーチミンは、とても近い。ホーチミンから首都のハノイに行くよりも、シンガポールのほうが若干近いくらいだ。

空港からは2008年のクソ古いガイドブックに従い、152番のバスに乗った。となりの席に日本人のおじさんがいて、ガンガン話しかけてくるので、ちょっと困ったなーと思っていると、途中でもう一人どんくさそうな日本人の青年が乗って来て、おじさんの隣に座ったので、なんとかおじさんのマシンガントークから逃れる事ができた。おじさんは70歳くらいで、一人でベトナムを旅行しているらしい。半端ない笑い上戸。青年は大学生くらいで、中国だかフィリピンだかを長く旅行して、今日ベトナムに着いたような事を、おじさんと話していた。一生に3度くらい美人局に遇いそうな顔をしていた。

バスは30分ほどで、市内に着き、そこから歩いて予約したホテルに向かった。腹が減っていたので、途中で適当なレストランに立ち寄った。スタッフはみんな若いベトナム女子で、一人が日本語で話しかけてきた。胸が大きく開いた服を着ていて、店員というより娼婦みたいだった。生春巻きとチャーハンを食べて、キュウリのミルクシェイクを飲んだ。味はまぁまぁだったが、値段はシンガポールとさして変わらず、やっぱ外国人が集まるようなレストランはクソ高いなと思った。

それから10分ほどで、なんとか予約したホテルにたどり着いた。小さくて古いが、エレベーターもついてるし、部屋も広くてキレイだし、窓もちゃんとついてるし、これで一泊1600円という値段から考えると、100点万満点超えて121点くらいあげたい感じだった。

荷物を置いてゆっくりしたあと、二人で周辺を散歩したが、2年前に一度来ているので、見るもの全て懐かしく、ああコレ覚えてる!という感じで、色々見て回った。しかし街はあいかわらずスクーターだらけで、排気ガスがすごくて、とても埃っぽいので、目が痒くなったり、肌もすぐベタベタしだした。

大きな公園では、足で蹴るバトミントン?をして遊ぶ人達、エアロビしてる人達、ジョギングしてる人達、忍者同好会?みたいな黒装束を着た人達もいて、とてもにぎやかだった。そして日本人もたくさん見かけた。旅行者も、仕事で来たと思われるスーツ姿のサラリーマンも。

3時間ほど歩いて、二人とも腰がすごく痛くなってきたので、ホテルに戻りシャワーを浴びてストレッチをした。そのあと、晩ご飯を食べに出かけ、とりあえず喉が渇いてビールが飲みたかったので、路上に小さい椅子をたくさん出しているBBQ屋で、オクラやサンマ、焼き鳥を食べてサイゴンビールを飲んだ。ビールは一瓶60円くらいだった。大きい白人女子が隣の席に来たので、私は文字通り肩身が狭い思いをした。

路上で飲んでいると、色々な人がやってくる。例えばスナックやフルーツを売り歩くおばちゃん、障害者の子どもを荷台に載せてお金を求めるおばちゃん、さらにガソリンで口から火を吹く少年。目の前で勝手に火を吹いてお金を求めてきたが、その火吹きを応援するような複雑な気分がしたのであげなかった。

さんざん食べてビールも飲んで、お会計は1200円くらいだった。帰りにファミリーマートで鯛焼きアイスを買って食べた。もう12時近いかなと思ったら、まだ10時前だったが、酔っぱらってたのですぐに寝た。








2015/04/01

ジョークはフェイスだけにしてくれ

先週ベトナムに旅行に行ってきたが、その間にスンガポルで初代首相であったリークアンユーというじいさんが亡くなった。もう90歳近くであったそうな。
それでフェイスブックでは次第にそのじいさんに関する記事が増えていって、彼の生い立ちだの功績だの感動の秘話だのありがとうだのさようならだのと、なんか小うるせー感じになってきて、しまいにみんな国会議事堂だかの前にお別れ言うだのといって並びだして、毎日8時間待ちくらいの列作りだしたとさ。

まあ最初の首相だし、暇だから騒ぎたい気分もわかるし、日頃から外国人になめられとるから、なんかまとまりあって愛国心あるとこ見せたいちゅーのはわかるけど、きもいな。
しかもジワリジワリとFacebookとかで周りの顔色伺いながら、あの人が追悼の意を示したから私も示さなきゃみたいな、相乗効果で盛り上がっちゃってさ。

死んでからみんなで花束持って押し掛けたってもう遅いっちゅーの。そんなに尊敬してたんなら、入院してるときに手紙の一つでも誰か送ってやったんか?送ってないやろ。入院したらしいからそろそろ死ぬなと、いつもの生活続けながら頭の片隅でそんな事考えてただけだろうがよ。それなのによくそんなに急にコロッと変わって涙流したりリスペクト示したりするよな。

さらに最悪なのが、そのじいさんを罵倒する動画をYoutubeに載せた16歳の少年を、みんなで非難して警察に通報して、終いに逮捕されちゃったんだで。たかが16歳の少年が動画で御託並べただけだべさや。そんで少年を擁護してるやつはどれだけいるか思ったら擁護する奴は皆無。おみゃーら終わってるな。

さらにその少年、動画の中でクリスチャンを怒らせるような事を言ったみたいで、そいつらも警察に心に深い傷を負ったとか言って通報したらしいんだけど、おまえらもほんと終わってるなーと。腐っても三大宗教の一つなんだからさ、どんなにひどい事言われてもさ、この少年が逮捕されたときに、いやいや私たちは全然怒ってないから、それよりもこの少年を許してやってくれないかと、警察に働きかけるのがおまえらの役目じゃないの?
なにブチ切れてトチ狂って通報しちゃってんのよ。ヨーロッパの本場のクリスチャン共はこのスンガポルの恥さらしのクリスチャン共を早めにどうにかしたほうがいいよ。
ちなみに誰かがブッダを滅茶苦茶に罵倒したとしても、本当の仏教徒は誰一人怒らないよ。ああこの人はあまり物を知らないんだなオッケーオッケー、で終わりだよ。

今回はけっこう色々ガッカリしたね。底が浅い人達だというのはわかってたけど、まさかこんな浅いとは。くるぶしぐらいまでしかないわ。
とりあえずあのでっかい金玉を持った少年が早く釈放されて他の国に亡命して、スンガポルを再びこき下ろしてくれる日がくるのを切に切に願う。

2015/03/22

忙し

















今日はメタぐそ疲れた。朝8時起床、10時半から柔道、1時に終わって練習仲間と昼飯食いながらクソ暑いのでビール3本、自転車で全力疾走で家帰って4時から自宅で日本語のレッスン、終わって地下鉄乗って街出て6時からまた日本語のレッスン、終わって家帰ってきてイラストの仕事1時間、なぜなら明日からベトナムに一週間行ってくるから。

柔道に日本語のレッスンはいつもの事だけど、途中でビール飲んだのがまずかった。いや美味かった。レッスンしながら頭クラクラしてた。やっと長い一日も終わり、明日は奥さんと二人でホーチミンに行ってくる。飛行機が落ちませんように。アーメン阿弥陀仏

2015/03/17

ひまいそがしい




今月は仕事がかなり忙しい。毎日、日本語教えてばかり。旧正月が終わって、みんな急にやる気になったのか。先週は15レッスンもあった。一日平均2レッスンで休日なし。1レッスン1時間半だから、しょせん1日3時間だけなんだけど、これに移動の時間なども入って来るので、拘束される時間は1レッスンで2、3時間であろう。移動は最近はバスや地下鉄でしていて、乗っている時間はスマホで外国語勉強アプリをしているので、この勉強時間も半端ないことになっている。一日平均1、2時間勉強している。さらに英語の漫画も毎日読んでいるので、これも勉強に入れるとすると、一日3、4時間は勉強しているんだじゃないか。なんて清く正しく充実した毎日であろうか。さらに空いた時間には料理作ったり、筋トレしたり。なんて健全でヘルスィーでサニタリーナプキンな日々であろうか。これが私の年の取り方なんだろうか。角が取れてスベスベすぎて気持ち悪いんじゃなかろうか。

しかし仕事のしすぎは体に良くないし、金にもそれほど困ってはいないので、もう少し仕事を断ってのんびりできる時間を増やしたいのだが、今月はみんなのもっともっと勉強したいっス!という気持ちをとても強く感じるし、体の半分が優しさでできているような私なので、できるだけスケジュールを調整して、なんとかレッスンをしてあげてしまうんだよなあ。でもみんな波が激しいから、また来月あたりやる気なくして急にレッスン滞ったりするんだろうなあ。まぁ稼げるうちに稼いでおいて、久しぶりにちょっと長めの旅行とかもまた行きたいなあ。奥さんが4月にイギリスに3週間くらい行ってくるみたいだから、そのときにでも私も一人で長めの旅行にでも出かけようかなあ。ブツブツ

2015/03/09

What a mansion!

最近新しい日本語の生徒をゲットした。フランス人の夫婦で、夏に日本に引っ越すから、それまでこっちで日本語を勉強したいとな。自宅で勉強したいから来てくれというので行ってみたら、超大豪邸だよ。今までも大手銀行員、医者、投資家など、なかなかの金持ちんちに行ってことがあるけど、今まではみんなコンドミニアム、集合住宅に住んでたけど、初めての大きい一軒家だよ。いったいどんな仕事をしてるのか。レッスンの前にプロフィールをメールで送ってもらったけど、奥さんがコピーペーストして作ったらしく、二人とも職業が主婦になってたからわかんないし。

初めてレッスンに行ったとき、その豪邸を見てちょっと緊張してしまった。二人ともだいたい俺と同年代で、奥さんは気さくで可愛らしい感じだったけど、旦那さんはダンディーだが眼光鋭く、常に俺の心を見抜こうとしてるような、なんか面接受けてるような感じだった。しかしここでビビったらなめられて信用もなくなると思ったので、なんとか真っ向から目を見返し、ここは俺が仕切らせてもらうぜキリッ、と乗り切った。乗り切ったつもりだが、果たしてどう思われただろうかな。あまり稼がない者としては、よく稼ぐ者の評価がちょっと気になるところだ。

しかしあの家はほんとにいったいいくらするんだろう。数字を教えるときにちゃっかり聴いて見ようか。
「この家はいくらですか?日本語で言ってみましょう。」

2015/03/01

縦四方
















今日柔道の練習に行ったら、スペシャルゲストが来ていた。よくわからないがモンゴル人の若い男性で、おそらくモンゴルチャンピオンとか、世界ランク何位とか、そういうすごい人だと思う。みんなガッツリぶん投げられてた。

しかし私は初心者担当なので、今日もマイペースに別グループを作って、クソ白帯共に基本の技を教えたった。今日は寝技を教えたったが、いつもわたしは男女混合まぜまぜしどろもどろで、ペアを組ませて練習させている。男女がやるとけっこうキワドい技もあって、「縦四方固め」なんかは、もろだ。

しかも今日は十代の若い女子が二人いたんだども、その子達をいかにも童貞くさい野郎共と組ませてやったんだが、その縦四方固めをやらせてる途中で、わたしはとても良い事をしてるんじゃないかと、野郎共のちょっと嬉しそうな顔を見て思った。
女子達は気づいてないが、童貞共はそうとう興奮していた事だろう。確認はしなかったが、勃起していた奴もいたかもしれん。今日はかなり徳を積んでしまったなあ。

練習後はモンゴル人のコーチも含めて、みんなで韓国料理を食べに行って、マッコリとかも飲んだけど、結局全部おごってもらった。さっそく徳が還元されたわけだ。
今度から韓国料理が食べたくなったら、女子と童貞を一緒に練習させてやればいいと、そういうわけだな。