2017/04/08

ネパールのいけず

4月2日、わたしは朝4時半に起き、家を出て暗い中タクシーをつかまえて空港に向かった。そしてチェックインカウンターで言われたのが、あなたの名前がリストにありません・・・。なんとなくそんな予感がしていたのか、わたしはノーリアクションだった。そして急にテンションがあがって楽しくなってきた。

どうやら本当はネパールにあまり乗り気ではなかったのでは、と思う。というのもネパールに行く限りはトレッキングをしなければいけない、前回は6日間だけだったので今回はもっと長くだ、超メジャーなコースじゃ面白くないからじゃあアンナプルナ一周コースだ、となれば5400mのトロンパスを越えなければいけない、ガイドは雇いたくないから一人で越えなければ、まぁなんとかなるんだろうけどもっと情報が欲しい、日本人にはあまり人気がないせいか情報が少ないなぁ、ああ不安だなぁ大丈夫かなぁと、そんなところだろう私が考えていたのは。
トレッキングなんて行かないでポカラで2、3週間のんびりしてればいいんだよ、と自分に言ってやりたいが、それはアンナプルナを一周してからだ!と言ってきかない自分がいる。

結局はチケットを予約した旅行会社のミスなので、なんとかお金は払い戻されるようだ。しかしタクシーの領収書なんてもちろんもらわなかったので、それは戻ってこない。2千円以上したのに、ああ理不尽だなあと思う。行けなくなった事にはなんの不満もないが、金はきっちり返して筋を通せよ、通せないなら男なんてやめちまえ!と思う。
cheapticket.sg のクソ野郎。

しかし気を取り直して、次の日に奥さんと一緒にマレーシアへ行ってきた。シンガポールとの国境の街ジョホールバルからバスで40分、Kulaiという小さな町。ここはマレーシア人の友だちがすすめてくれた町だ。マレーシアに住むならここがいいよと。

ただいま私たち夫婦はマレーシア移住を考えている。しかし移住と言っても仕事のために週に数回シンガポールには通うつもりだ。だから近場がいい。このクーライは国境までバスで40分。微妙に遠いっちゃあ遠いんだけど、今回2泊してみて、とても住みやすそうな町だなと感じた。いい感じに古くて、いい感じに便利で、いい感じの家やレストランがたくさんある。まぁおそらくマレーシアのどこにでもある典型的な町なんだろうけど。でもマレーシア人の友だちの弟さんが住んでいて、彼が今回は車で色々な所に連れてってくれた。英語はあまりできないので、奥さんが中国語でずっとしゃべっていたが、聞いているだけで、彼の人柄の良さやホスピタリティーは充分に感じた。そして彼の友だちや、ご近所さん、町の人達もみんな都会の人達とは違う、心の余裕や温かさがある。まぁこれもマレーシアのいたる所にいる田舎のマレーシア人の典型なんだけど。

やっぱ田舎の人はいいな、オレもこんな人達に囲まれて生活したいな、オレもこの人達の一員になりたいなと思った。だからこれから本格的にマレーシア、クーライ移住をすすめていきたい。まぁ問題はけっこうありそうなんだけど、頑張ってみる価値はあるだろう。

そしてマレーシアから2泊3日で帰ってきて、ネパールに行く予定だったのにまた仕事するのもなんだなーと思い、タイに行くことにした。明日の、また早朝の便なので、またタクシーに乗って空港に向かう。しかし今回は航空会社から直接買ったので、大丈夫だろう。また乗れなかったら、オレは生き方を少し変えねばならない。




2 件のコメント:

  1. i am sorry about your bad experience with cheapticket.com.sg but it was a blessing that we could go to kulai and check out the place. glad you like the people and surroundings.

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