わたしは今、ウボンラチャターニーにいる。
ここに来る前にはスリンにいた。スリンはイヤな感じだったなぁ。
スリンに行く前にネットで少し検索したら、「微笑みを忘れたタイで、まだ微笑みを忘れていない町!」なんて事が書いてあるもんだからてっきり、人がめっちゃ優しいんだな、温かいんだな、と少し期待して行ってしまった。
しかし行ってビックリ、どちらかというと都市よりもむしろ笑顔が少ない。まず私が何か聞こうとして近づき、話そうと口を開けると、ものっすごくうとましそうな顔をする。気持ちはわかるよ、見るからにタイ語話せなさそうな外国人だもんね。しかし私は頑張ってタイ語を話す、そしてたいていそういう必死に頑張る外国人に対しては、タイ人は寛容に対応してくれたと思うが、スリンではほとんどの人にめんどくさそうに対応された。それが悪いと言ってるのではなく、ちょっと意外だったという事。
極めつけは市場で飯を注文したとき、そこには自由に取っていい野菜があり、その隣に無料ではない揚げパンみたいなのがあって、間違ってそれも食べてしまったときの店のおばはんのイヤそうな対応。そして勘定のときに、そのおばはんじゃない店員に会計頼んで、ちゃんとその揚げパンの事も自己申告してるのに、横からそのおばはんが、40バーツじゃないよ!47バーツだからね!と血相変えてその店員に言ってるときに、すごく悲しくなった。それ以来ほかの人の態度もニ割増しくらいでイヤな感じに思えてきた。おばはんの功績は大きい。
それでもしかたなく2泊したが(とくに急ぐ旅でもないので、できる限り2泊以上するというルール)昨日の朝、電車に乗って3時間かけ、正午にここウボンラチャターニーに着いた。
驚いたのは電車が時刻表通りにスリン駅に到着し、ウボン駅にも定刻に着いたこと。てっきり30分は遅れるだろうと思って、スリン駅に列車の発車時刻くらいに行ったので、危なく乗り遅れるところだった。
そしてウボン駅に着き、2番のソンテウ(ミニバス)に乗って市街に向かったが、その道中、道ばたから水をぶっかけられ、後ろからきた車(バンの後ろに水鉄砲やバケツを持った子供たちがたくさん乗っている)にも水をぶっかけられた。ソンクランの洗礼だ。
私の他には、他の町から来たっぽい女の子たち3人、リアクション大きめ、やっだもーーーとうんざりした感じ、もう一人は地元のおじさん、ずぶ濡れで寡黙に座っている。とてもシュールな光景だった。
そして市街に着くと、店は9割方シャッターが閉まっており、道には誰も歩いていない。車もあまり走っていないが、唯一走っているのはその標的に飢えた子供達を載せたバンがたくさん。もうなんというかある意味、リアル北斗の拳のような状態だった。
とりあえずガイドブックに載っている、シーイサーン2という所に行ってみた。ある人のブログに、ここはオジさんが無愛想で建物も古くさくて最悪と書いていたが、オジさんはたしかに特に愛想がいい方ではないかもしれないが、私がカタコトのタイ語で話しても、忍耐強く話しを聞いてくれ、部屋もいくつか見せてくれ、ファンやwifiについての質問にも答えてくれた。英語はまったく話せないが。
部屋はたしかに古かったが、すごくキレイに掃除されているし、網戸もしっかりしていて蚊もとりあえずいなさそうだった。さらにwifiも部屋まで届いているし、あとから見つけたが5階に廃墟となった屋上があって、そこからは河と町が一望できた。本当にいい景色で、蚊もおらず本当に落ち着く。これでたったの200バーツ(600円)、さらに隣には大きな市場がある。ラオスとの国境が近いので、バゲットやベトナムスタイルコーヒー(ラオス名物?)も売っている。
昨日はソンクラン二日目で、町は静まり帰っていたが、大きな公園でソンクランフェスをやっていて、そこには人が大勢いてもりあがっていた。スプリンクラーみたいのから水が吹き出してる道があって、みんなそこでずぶ濡れになり、ライブコンサート見ているんだけど、よく見ると公園の周りにある堀から水をひいているような感じがした。なのでそこには行かず、遠目に見ていた。
夜は違うステージでイサーン民謡みたいなコンサートがあり、屋台で買った飯を食いながらそれをずっと見ていた。前にもチェンマイでこの手のコンサートに見入ってしまった事があるが、どうやら私はこのタイ民謡がツボにはまっているようだ。
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返信削除I will look for it and buy.
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