2015/04/08

禁酒法















先日、柔道の練習が夜10時くらいに終わり、そのあと一人で道場の近くの小汚ねえ、やくざとチンピラと借金取りと社会不適合者しかいないような店にビールを飲みに行った。そこは日本人がよく行く風俗店がある通りの入り口にあって、そこに座って道行く人やスケベサラリーマンを眺めるのが好きだった。

いつものように外に出してあるテーブルの席に座って、ねーちゃんビール一杯頼むわと言ったら、じゃあこっちに来いと店内の方に招かれたので、普通にタイガービールでいいんだけどなんかメニューでも見せられるのかなと思ったら、店内じゃないとアルコールを飲んじゃいけないらしい。外に出してあるテーブルでは飲めないのだビールを。しかも中はテーブルがあまりないので、小さいテーブルに色んなオッサン達が相席して肩身の狭い思いをしてビールを飲んでいるではないか。

しゃーないのでスタウトビールをものすごい形相でスマホ見ながら飲んでいるインド人のオヤジの前の席に座って、一人でちびちびタイガービールを飲んだ。そういや前に大使館からE-メールで、夜10時半以降は法律で、外でお酒飲んじゃいけなくなりましたから、そこんとこよろしくとメールが来ていたが、それに関係あるんだろう。前に繁華街のど真ん中にありながら、ビールを置くのをやめた店も見たから、ここはきっとまだ良い方か。しかしなんてせちがらい法律を作りやがったんだろう。まぁ健康的でいいっちゃあいいんだけど。

そんでわたしはどーしょもーないオヤジ達に囲まれてはいたが、話し相手はいなかったし、スマホもないし本も持ってなかったので、しょうがなくテーブルの隅に置いてあった英字新聞を手に取り読んでみたが、ビールを飲みながらの新聞にはんぱない違和感を感じた。新聞といえばやっぱりコーヒーかお茶なんだなあ みつを。

そんで20分くらいでビールもそろそろなくなりそうだったので、さて帰ろうかと思ったら、前の席のインド人のオヤジがかなり酔っぱらったらしく、テーブルからジョッキを落として割り、ヨロヨロ帰って行った。変なのいなくなったなと思ってたら、そのオヤジがまだ8割くらい入ったままのビール瓶を忘れていったので、これは飲んであげるしかないなと思い、さらにまた15分くらいそのオヤジのビールを一人で飲んで、ややフラフラしながらゆっくりと自転車で帰った。途中7−11でカップ麺を食べ、川沿いのベンチで寝て、家に着く頃はもう1時過ぎだった。なんてくだらない時間を過ごしたのだろうと少し後悔しながら寝ました。勘弁してください。

0 件のコメント:

コメントを投稿