お盆に日本から帰ってきてもう一ヶ月以上経つが、ずっと放射能のことを考えていた。こういう頭の中に常に放射能の事がある状態を、放射脳というんでしょ。ずいぶんうまい事言うなあ。
なぜかというと帰ったときに山本メロリン太郎と、反原発活動家の広瀬隆さんという人が出してるDVDを見たから。それには、世にも恐ろしい放射能の恐怖ぅぅと、政府の陰謀ぉぉが紹介されてて、マジでビビった。
太郎ホントの話
この原発の話も政治の話も、今の情報化社会は複雑すぎて自分じゃなかなか判断できない。何がほんとで何が嘘なのか。だから俺は自分の特殊能力「ちゃっかり者の勘」を使って判断した結果、太郎はマジでメロリンだなという事になり、全面的に信じている。まぁ他にももちろん理由はあるけど。
メロリンQに限らず、命がけで自分が正しいと思う事のために何かをしようとしている人が、世の中にはけっこういる。しかし自分は臆病だからしないできない。だから、せめてそういう人達を見捨てたくはないという気持ちがある。一緒にそうだそうだ!と行進はできないにしても、見てるよ!ちゃんと見てるよ!とせめてそれぐらいは言ってあげたい。そうすれば、もし万が一この先、自分にジャンヌ・ダルクさんが降りてきて、命がけで何かをしようと思ったときも、誰かが見ていてくれるような気がする。
まぁそういうような事で、ずっと原発問題について考えたり、調べたりしてたけど、そのせいでちょっと鬱になりそうだったので止めた。特に寝る前にi-phone使って記事とか読んでたら、寝られなくなるし、この世はまったくもってノーフューチャーだなんてネガティブに考えてしまい、精神的にすごく悪い。凡人なので何事もほどほどにしなきゃ。
といっても日本における放射能の問題は、自分の故郷や家族にも関わることなので、これからも気をつけて見守っていかなきゃいけない。日本の食べ物大好きだけど、日本政府が出してる安全基準は全く信用できないので、控えるべきものは控えないと。まぁシンガポールは日本からの輸入規制措置をしっかりしてると思うので、こっちにいるときはそんなに心配しなくてもいいのだけど。
しかし家の戸棚には、日本で買ってきた「サンマの蒲焼き缶詰」が入っている。あれほんとに美味しいんだよな。食うべきか、食わざるべきか・・・。
わたしはもう立派な「放射脳」です。
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