2014/07/29

あらたなルール
















先週、柔道の練習に行ったら、シンガポールの柔道協会の人が来ていて、一時間くらいかけて国際試合の新ルールを説明をしていった。はじめてちゃんと聞いたけど、すごく複雑になっている。下半身に手を触れたら反則とか、組み手で手を払うのは2回までとか、おまけに畳の上の立ち位置の線までなくなったらしくて、そんなことまで変えなきゃいけないのかよと思うことばかりだった。俺はもう試合なんて出ないけど、オリンピックを見るときなどに役立つなと思って、ちゃんと聞いて色々質問などもした。同じクラブのロシア人のやつが、いつもブラジリアン柔術仕込みのきわどい事をやってくるので、それについても全部聞いてみたが、それは全部有りだと言われて、世も末だなと思った。

そして今日はシンガポールの休日で、ローカルの柔道の試合があり、うちのクラブからも何人か出るというので見に行ってきた。試合はやはり国際試合の新ルールを採用してやっていたんだけど、まず審判がマルデダメオ。みなりはビッとして、ヘッドマイクなんかもつけてやってんだけど、誤審の多いこと多いこと。投げて一本!とか言って、礼して握手してハグして、あ!やっぱり一本取り消し!技あり!試合続行!とか・・・。もうハグし終わってるのに、さらに試合続けさせられ困惑する選手・・・。そんなんばっか。というのも、誤審をチェックできるようにカメラで撮ってて、副審がそれをずっと見てるから、そのせいで審判の責任感や緊張感がなくなっているんだよねきっと。さらに反則負けの人がすっごいたくさんいて、超かわいそうだったな。反則負けってトラウマになるよ。こんなガッチガチの国際ルールをローカルの試合で使ってたら、逆に柔道人口減っちゃうよ。もうちょっと緩和できないのかね。南国なんだからもっとゆるくいこうや。

そして結果は、わがクラブはみんな惨敗してしまい、教えてる方としてはちょっと申し訳ない気持ちになったが、俺のせいじゃないぞ。俺はなんも悪くない。と思いながらも、技の本を編集、印刷してクラブに持って行こうとしているのはなぜ。

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