2013/09/25

What a F-1

先週末、シンガポールで例年通りF1のナイトレースが行われました。
F1の観覧席のチケットはとても高いと聞いていたし、あまり興味もなかったので、わたしには一生縁のないものだわんと思っていたのですが、なんと思わぬラッキー!チャチャチャ!ウゥッ!!が舞い込んできたのであります。

わたくしの愚妻(ほんとうはよくできた方です)の兄が、ちょうど今年のF1最終日に誕生日を迎えるということで、兄の奥様がF1レースが見えるホテルの一室で、みんなでお誕生日を祝いましょう!ということで、なんとまぁ豪勢にF1レース会場の真横にあるホテルの、53階の部屋をとられたのです。

当日夜8時近くに、日本語のレッスンが終わったあとで行ったのですが、ホテル付近はF1を観戦しに来た人たちで溢れ帰っておりました。(「し」を一つ増やすと、「感染死しに来た」になります。なんとも不吉ですねえ。)
ホテルのロビーに到着し、先に着いていた奥さんが部屋から迎えにきてくれるのを待っていたのですが、ロビーはおそらくお半端ねえ金持ちの欧米人客たちでごった返しておりました。中には明らかに娼婦と思われる中国小娘などを連れている方々もいまして、ほんとうに欧米の方々は恥知らずだなあと思いました。ちなみに彼らはホワイト・トラッシュ(白いゴミ)という呼び名で私に親しまれております。東南アジアには本当にホワイト・トラッシュがたくさんおります。


さて部屋に着きますと、奥さんの家族や親戚、さらには義理母のお友達まで、たくさんの方々が集まって、ベランダに出て生でF1を見たり、はたまたTVで中継を見たりと、思い思いに楽しんでおられました。わたしも用意されていた夕飯を早々に食べ終え、ベランダからレース会場を見下ろしてみたのですが、さすがに53階なので、レース会場の半分以上が見渡せる景色に驚愕いたしました。もう4年近くこちらに住んでいるので、第一声はもちろん「ワァーオ!!」です。シャレていますでしょう。

初めて生で見るF1カーは、直線などは恐ろしいスピードで走っていましたし、なんといってもあの爆音は凄かったです。日本の暴走族をすぐ思い出しましたが、せっかくの雰囲気が台無しになってしまうので、彼らの事は頭の隅に追いやりました。

それから2時間ほどでしょうか。赤ワインなどを飲みながら、ずっとベランダから双眼鏡などを使ってレースを眺めておりました。わたくし実はF1のルールをよく存じ上げないのですが、それでもすごいなあとブッたまげましたのは、やはりF1カーが前の車を直線で追い抜かすところでしょうか。
おそらく時速200km以上出てると思うのですが、そのスピードで前の車にほぼ車間距離なしでくっついて走って、隙を見て横に出て抜かしてしまったり、何百mもピッタリ横について走ったり、彼らはほんとうに命知らずのアルカトラズです。あれは正気の沙汰でできる事ではないと感じましたが、彼らにとっては雑作もない事なのでしょうか。いやはや、ほんとうに驚きました。これはたしかに大金を出しても見る価値があるなと思いました。

そして今年のF1は、傲慢ちきなドイツ人レーサーの優勝で幕を閉じたのですが、その勝利の瞬間にレース会場の奥に見える、マリーナベイサンズ前の池から、豪快に花火が何百発も打ち上げられました。
わたしたちの部屋は53階なので、花火を若干上から見下ろしているように見えました。花火の音もかなり大きかったですが、F1の後では屁のつっぱりのようなものです。

さてレースが終わったあとは、メリケンの歌手、リアナさんと、ジャスティン・ビーバーさんのコンサートが、すぐ近くに見えるライブ会場であるようでしたが、みなさんあまり興味がないようでさっそうと部屋をあとにするので、わたしも渋々おいとますることにしました。ジャスティン・ビーバーに上から赤ワインを投げつけてやりたかったのに残念です。
ホテルのロビーに下りますと、みんな酒が入ってホワイト・トラッシュの数が倍になっておりました。清掃員の方々、こいつらもよろしくお願いいたします。

以上、わたしの最初で最後であろうF1観戦でございました。かしこ




↓ いつもはもっと凛々しい表情をしていますが、皆様をイラつかせるために、わざとこのような表情をしてみました。



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