2012/05/29

NO DRAG



先日ネットサーヒンをしていたら、今注目の風俗譲!みたいな記事があったので
ものすごい速さでクリックしました。

今注目のわりにはずんぐりむっくりの、あまり冴えない今時のおねーちゃんが
裸で映っていたわけですが、そのおねーちゃんに、とても違和感を覚えました。

なんてことはない日本の今風の一般的なギャルメイクなのですが
裸でそのメイクをしているのを見ると、体は普通の一糸まとわぬ裸なのに
顔には大きいつけまつ毛や、口紅や、チークだかドウランだか知りませんが
とにかく色んなものが塗ったくられており、体と顔のバランスが変なのです。

これではもちろん元の顔さえもわからない。
化粧を落としたときの顔がまったく想像できない。

そう思ったときに、わたしの頭の中にショピーーーーン!と閃くものがありました。

この化粧というのは「農薬」と同じなのではないかと。

子供の頃などは化粧などもまったくせず、いわゆる無農薬ですが
大人になるに連れ、少しずつ見た目を気にしだし
どんどん農薬を使い始め、見栄えを良く見せようとするのですが
実のところ、何を食わされてるかわかったもんじゃない!ということです。


まぁわたくし、あまり農業に関する知識もないので
いまいち説得力に欠けるパッとしない例えなのではありますが
ようするに、朝起きたままのノーメイクの状態から、
人前にでるときの化粧後の状態までを、ひとつの作物を育てる過程と考えて
男をつかまえてセックスするのを、出荷して人に食べてもらうという事に
置き換えているんですね。

わたしはやはり農薬は少しだけ使ってるくらいがちょうど良いと思うし
たっぷりとついている物は、食べる前に一度洗ったほうがいいんじゃないかと思います。
まったく無農薬というのも、わたしは良いとは思いますが
よほど美味しい物でない限り、実際人に手に取って食べてもらうのは
今の時代ちょっと難しいのでしょうか。
まぁ腹が減ってりゃみんな何でも食うんでしょうけど。




2012/05/27

さんでーじゃぽん

わたしは日曜日はセーラー服を着て池袋に行くの。
こういうのコスプレイヤーっていうのかな。
でもわたしがそこいらのコスプレイヤーと違うのは
マスクも被って本物の女子高生になってしまうってところ。
わたしはファッションセンスもないし、化粧も下手だから
普段は男の人になんか全く相手にされないの。
日本語だって、仕事で使う言葉くらいしかわからないし。
「いらっしゃいませ」「牛丼並一丁」なんて日常会話で使わないでしょ。
でもそんなわたしがこのコスプレをすると、みんなわたしのことジロジロ見てきて
あっというまに注目の的になっちゃうのよね。
日本人は女子高生が好きって聞いてたけど、
まさかこんなに人気があるとは思わなかった。
このマスクがとてもカワイイ顔をしてるってのも、もちろんあるとおもうけど。
でもほんとにみんなわたしに釘づけになってる。もしかしたら池袋で一番の人気者かも。
でも不思議なのは誰もわたしに声をかけてこないってこと。
日本人は可愛い子にはとても気軽に声をかけるって聞いてたし
実際にまわりの女の子はたくさん声かけられてるのにな。
かわいすぎて声がかけれないってことなのかな。
まぁ声かけられても日本語が話せないから、その人と良い関係になるってのは
夢のまた夢かな。でも交換留学生ですとか言えばなんとかなりそうよね。
よーし、今日はちょっと気合い入れて、体育座りでパンチラよ。
ほら、さっそくあそこの家族連れが見てるわ。
ふふふ、あのお父さん、奥さんそっちのけでわたしのこと見てたら
あとで、あなた何見てたのよ!って叱られるぞ〜。
わたしも罪な女だな〜まったく。



2012/05/26

















今日は午後からドヒマで、天気もいい具合に曇り空で、外に出やすかったので
ハンモックを持っていつもの場所に行きました。
そこは川沿いの、ジョギングコースがある広い公園で
わたしはいつものように、そこに生えているヤシの樹にハンモックを吊るしました。

風はあったのですが、今日も湿度は高くTシャツもズボンも汗で濡れていたので
全部脱いでパンツ一丁になり、ハンモックの上で寝ながら本を読んでいました。

2時間ほど経ったころ、尿意を催したので近くの公衆便所に行くことにしましたが
人もそんなに多くない公園なので、ズボンだけはいて
上半身は裸で公衆トイレまで自転車をこいで行きました。

男子トイレに入ると、一人の男性が小便器で用をたしており
3つしか便器がなかったので、わたしはその男性の隣に立って
ズボンをおろし、小便をし始めました。

わたしは神経質なので、横に人がいるとなかなか小便が出ないときがあり
その男が視界に入らないように男の反対側を見ながら
尿が放出するように、筆先に集中しました。
2、3秒でやっと小便が出始めたので、わたしは前を向きなおしたのですが
視界の脇に入る隣の男が、なにやらわたしの性器をジッと見ているのです。

チッ このマナーを知らないクソ野郎が、と思いながら
気を紛らわそうとして、目の前の壁をはっていた蟻に何気なし息を吹きかけました。

フゥーー フゥーーーー

すると隣の男が突然 「アンツ(蟻)」 と言いました。

わたしは エッ と思い、男の方を見ました。
そいつは、小太りで40歳くらいの、失礼ですが豚のような顔をした中国系の男でした。

彼はまた、「蟻がいるね。(英語で)」と言ったので、
わたしも「そうだね。蟻だね。」と返事をしました。

そして彼は 「蟻、蟻、蟻・・・」 と言いながら、
人差し指と中指で、小便中の性器を支えているわたしの手の甲を、
コチョコチョとこちょばし始めました。

わたしは最初まったく事態が飲み込めず反応できなかったのですが、すぐに
「ヘイヘイヘイへイストーーーーップ!」と言いました。

彼はこちょばすのを止め、ニターッと笑いながらわたしの胸を見て
「いい体しているね」 と言ってきたので
わたしは動じずに 「そうかな?ありがとう」 と彼の目を見て言いました。

彼が「きみはシンガポール人?」と聞いてきたので、
「いいや、ぼくは日本人だよ」とわたしが答えると、
「ほんとかなあ?きみはシンガポール人だろ?」とさらに聞いてきたので、
「いいや日本人だよ。我是日本人。」となぜか中国語で答えてしまいました。

日本人であることを証明するのに、なぜ中国語で話してしまったのかはわかりませんが
平然を装いながらも、私は少し混乱していたのかもしれません。

そしてやっと小便も終わったので、私は「それじゃあまた。さようなら」と言って、
さわやかな笑顔で先に小便器を離れました。

彼も笑顔で「それじゃあまた。」と言いましたが、
まだズボンをおろし、小便器に向かったままの状態でずっとわたしを見ていました。

わたしは急いで手を洗い、自転車に乗って一目散にハンモックの場所まで戻りました。


今までもソッチ側の人から言いよられた事は何度かありますが
やはり密室で、しかも性器が無防備だったことで、いままでにない恐怖を感じました。

わたしは偶然に彼の隣に並んでしまったのか
それとも、彼は獲物が来るのをあの状態でジッと待っていたのか
今となってはわかりませんが、とりあえずこれから公衆トイレの小便器では
チン毛は抜いても気は抜かないようにしようと思いました。


おわり

2012/05/24

タカさんチェック

いやあ まいった まいった
キミはなかなかたくましいモノを持っている



2012/05/23

個展はじめました























個展が先週無事にスタートし、もう一週間が経ちました。
当初2週間だったのが、お店の人が31日まで延長もしてくれました。
さらに見に行ってくれた人からもメッセージなどをいただいたり
たくさんの方に、この展覧会を色々なところで宣伝してもらったり
非常にありがたいことで、人の情の温かさを、ひしひしと乾燥肌で感じます。

この場を借りて、みなさんほんとうに、サンキューベリーマッチ。


思えばシンガポールに来てからもう2年半。
最初はシンガポールのピープル、ライフについて愚痴ばかり言っていましたが
2年を過ぎたあたりから、色々な事の成果が出るようになってきて
そのおかげで心に余裕もでき、人とも少しずつ素直に話せるようになり
やっとソロエキシビションでもしてみようかと思えるほどになったというわけです。

これもひとえに、このクレイジージャパニーズガイと
辛抱強くおつき合いしてくれたマイワイフのおかげだと思っています。

この場を借りて、マイワイフほんとうに、サンキューソーマッチ。


あらためて絵というのはコミュニケーションの道具の一つだなと思うところがありまして
これからも絵は描き続けていき、言葉足らずで内気なわたしの
サポートをしていただきたいと思っております。


それではみなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。




※インタビューに答えましたが全部英語ですソーリー
http://thelittledromstore.tumblr.com/post/23281472169/drom-sessions-01

2012/05/08

タライ・マワ氏























さきほど チャイナタウンで自転車に乗っていたときに
有名な中国寺院の前に人だかりができていた

見ると 袈裟を着た偉そうな中国の仏僧が30人ほど そしてその倍もいそうな
相当な数の一般人のギャラリーが
路肩に停められている一台の高級車を見つめていた


林家ペー・伊武雅刀・ユリオカ超特Qなど
数々の大物芸能人を偶然見かけたことがあるわたしは
すぐにその状況を把握した そう 何を隠そうあのダライ・ラマ氏が
お忍びでシンガポールの寺院を訪問している所に遭遇してしまったのである

たしかに高級車の中からでもなんとも言えないオーラが
ビシビシ伝わってきて わたしは全身に鳥肌が立つのを感じた

車の中には全部で3人の僧が入っていた
みんながジッと見守る中 まず一人 あまり見たこともないお坊さんが車から降り
その次にまた一人よくわからないお坊さんが静かに降り
そして最後に ヨボヨボのこれまた見たこともないお坊さんが降りて来て
他の僧に支えられながら みんなで寺院の中に入っていった


わたしは何事もなかったように 静かに自転車をこぎその場を去った

わたしもだいぶヤキが回ったようだ

山口ヨウヘイ個展いんSINGAPORE






















来週からシンガポールで2週間ほど個展をやります

3年近く住んでいまさらという感じですが
最近 あのこ汚い日本人は仕事もろくにしないでシンガポールでなにやってんだ
そろそろ移民局に通報したほうがいいんじゃねえか という声が聞こえてきたので
わたしはこうやって絵を描いているんですよシンガポールのみなさん!と
けして精神分裂症のリハビリでここに滞在してるんじゃないんですよ!と




山口ヨウヘイ個展
"It's not dinner"

2012. 5.14 - 5.27

The Little Drom store
7 Ann Siang Hill Singapore 069791
Tel +6562255541

open Daily 12pm - 7pm
except Saturday 12pm - 4pm
& closed on Monday




map






















場所はチャイナタウンのちょっと裏のシャレオツカフェが並ぶストリート
観光客も気軽に足を運べる場所ですので 奇跡的にも来星される方はぜひ


ちなみにここはギャラリーの他にも シャレオツ雑貨屋とケーキ屋が併設しており
キモうっとうしい絵に囲まれながら 美味しいケーキが食べられます

展示数はあまり多くないですが 全部去年から描きためていた物です
もうこのブログのGalleryにアップしてるやつがほとんどですが
まだ載せてない新しいのも少しだけありますので



そんなわけだ

2012/05/04

こんな日は必ずヤクザに追われる夢を見るんだ

そろそろ寝なきゃという時間になると いつも頭が活性化して
わけのわからない言葉がどんどん頭に浮かんでくる



あの子は昔から手がつけられない子だったので
今も手つかずで残っている





2012/05/02

短歌日和

















短歌を作ろうと思ったのだけど なかなかどうして難しい
なんとなくのダサイ現代風の短歌は作れるが
昔の古典っぽい言葉遣いとかが難しい

それならば 思いっきり語感だけでつくって
意味は後づけしてみてはどうだろう
これならば簡単だ


たとえば

。。。。。。。。。。。。。。。。。。

あるまじき 小鳥身悶え 高々に
余生送るも 冬の木枯らし


。。。。。。。。。。。。。。。。。。



うん なかなかカッコいい

意味は
小鳥が声も高々に身悶えしているが そんなことはあってはならないことだし
残りの人生を年金に頼りつつましく生きているが
冬の木枯らしが吹けば たちまち吹っ飛んでしまいそうだ




。。。。。。。。。。。。。。。。。。

シャレオツの 聞きしに勝る 釜茹での
ほじり泣きたる 夜の川越

。。。。。。。。。。。。。。。。。。




これも素晴らしい
とくに最初にカタカナを使っているのが 少し現代風だし 見ていても目が疲れない

意味は
釜茹でというのは 町の人達が言っているよりも 数段オシャレな感じがするし
穴という穴をほじると痛みで涙が出てくるが 夜の川越市はとても静かだ



。。。。。。。。。。。。。。。。。。


シャラポワの 足取り重き 姫路の出
挙げた身重の 肌白きこと

。。。。。。。。。。。。。。。。。。


これも傑作ではないだろうか 濁音と清音の比率が絶妙だと思う

意味は
姫路出身の人はよく盗みなどをしでかすので 寛容なシャラポワも
自分の物がいつなくなるかと考えていると足取りが重くなり
いざ捕まえてみると 誰の子かわからないような者を宿しておるが
そのわりにはやけに色白で 姫路出身とは思えない


さて 少し早いが今日はもう寝よう

2012/05/01

天国のマリア

明窓出版さんから電子書籍として出版される
「天国のマリア」という小説の挿絵を描きました
いつ発売されるのか ちょっとわからないですが
登場人物が獣面人体というなかなか興味深いお話でございます