先月末から10日間ほど台湾に一人で行ってきた。 台湾はシンガポールからは微妙に遠く, 航空券もいつも出かける東南アジアの2倍はかかるので, 行く気なんてなかったのだが, 日本に住んでる友達に二月末に一緒にどこか旅行しよう。 台湾なんてどうだろう,と言われこれも何かの縁だと思い, 思いきって行ってみることにした。しかもその友達というのも, 以前ラオスからバンコクに行く寝台列車でたまたま隣の席に居合わ せた青年で,正味3, 4時間しか話したこともなかったのだけれど, やはり縁を大切にする私には十分であった。
台湾は10年くらい前にトランジットで, 2日だけ滞在したことがある。その時は台北だけだったが, なんか日本とあまり変わらず, 首都の台北も札幌程度の規模に思えたし, 日本人はチヤホヤされると聞いていたのに誰にも相手にされなかっ たと,あまりパッとしない思い出だった。 しかし東北の津波の時にとてもたくさんの募金をいただいたと聞き ,近々行かねばでも遠いしなと思っていた矢先。
台北の桃園空港に午後6時くらいに着いたが、イミグレーションは長蛇の列。しかも今までで一番長いし進むの遅いしで、しょっぱなから台湾要領悪いなと思わされた。だもんで台北市内に着いたのはもう10時近くで、ほとんどの見せは閉まっており、手頃なレストランを探すのが大変だった。そしてそのまま夜1時のバスに乗り、5時間かけて高雄に行った。
高雄でその日本人の友人、リョータ君と久々の再会をした。そして二人で台湾最南端のビーチリゾート墾丁(ケンティン)まで行った。最初はバスで行く予定だったが、駅前でタクシーの運ちゃんに声をかけられ、バスだと一人370元なのに、タクシーだと一人300元だと言われ、そんなのおかしいだろと何回も断ったが、結局怪しみながらも乗ることになり、そしてタクシーはなんの怪しさもみせず普通に墾丁に着き、合計600元払った。
散々タクシーの運ちゃんを怪しんでいた自分にちょっと恥ずかしくなったが、これで、台湾ってけっこう騙す人少ないのかも、と肩の力が抜けた。
墾丁では「157 hotel」という所に2泊した。2段ベッドの部屋で日本円にして一人1500円くらい。超キレイで、水もカップラーメンもお菓子もジュースもタダ。と気前の良いホテルで、宿の太ったオネーチャンは、前歯が一本なくて親しみを感じた。
ビーチリゾートと言っても季節は冬なので、ここ最南端の墾丁でも、台湾人はダウンジャケットを着たりしていた。とくに風が非常に強いので、風に吹かれるとすごく寒い。しかし一度晴れると気温は20度以上にもなる。リョータ君はせっかく冬の日本からビーチリゾートへ来たのだからと、毎日一人で海に泳ぎに行っていた。若いってすごいなと思った。
冬の墾丁はちょっと寂しい感じがするものの、夜になると夜市が行われ、どこからともなくすごい数の観光客がやってくる。我々も毎晩夜市の出店で食べ物を食べ台湾ビールを飲んだ。レンタルバイクも至る所にあり、一日600元から借りられるし、しかも電気バイクなので、ガソリン代もかからない。なので一日だけ借りて、二人乗りで色々な所へ行った。ただ本当に風が強く、東海岸のまで行ったときは、今までにないくらいの風が吹いていて、横転してしまうと思ったので引き返した。おそらく風速20〜30mくらいあったのではないかと思う。全然立っていられない感じの強風だった。
そんな感じで墾丁には2泊し、バスで高雄まで戻り、リョータ君は3泊4日の旅を終えて日本に帰って行った。
そこからはいつもの一人旅。高雄では「Knock knock hostel」というゲストハウスのドミトリーに泊まった。平日は一泊たったの350元。台湾では最安値ではないかと思われる。しかしここも綺麗でオシャレで、スタッフもとても感じが良かった。
ここに2泊したが、週末は「228」の公休日で3連休になるということで、部屋代も700元になってしまうらしく、しょうがなくもっと安い宿を探して移った。
移ったところは「Pathways hostel」で、ドミトリーが500元。ここもキレイでとても広かったし、スタッフもとても優しく気さくだった。
この時点で、きっと台湾はどこのゲストハウスも、清潔でスタッフは優しい感じなんだなと覚った。
高雄にはクレジットカードで簡単に借りられる、公共のレンタル自転車があり、それで毎日色んな所に行った。カードを使うのは最初抵抗があったが、慣れるとすごく便利だった。高雄で一番よかったのは、「駁二芸術特区」というエリアで、ここには色んなギャラリー、美術館、オシャレな店などがかたまっていて、面白い展示がたくさん見れた。そのかわりレンタル自転車の事を忘れ、5時間ちかく借りっぱなしにしていたので160元もかかってしまった。
高雄では思いがけず3泊もしてしまい、次は電車で台南へ行った。
高雄から台南は電車で30分。初めての電車だったが、切符は自動券売機で簡単に買えたし、30分か1時間おきに電車があるので、なんなら日帰りも全然余裕そうだった。
台南ではまず日本人が経営している「はむ家」というゲストハウスの、500元のドミに泊まった。オーナーは日本人で奥さんが台湾人。日本人宿はあまり好きじゃないんだが、台湾に住んでいる人と直接話してみたかったので、一泊だけしようと思い行ってみた。民家を改造したような所で、あまり小ぎれいな感じではなかったが、オーナー夫妻はとてもきさくな人達で台湾事情について色々教えてくれた。しかしやはり日本人宿なので、長く滞在しているっぽい人がたくさんいて、いつも共有のリビングルームみたいな所で集まってダベっていて、ちょっと気持ち悪いなぁと思った。人それぞれ旅行のスタイルがあるのでいいのだが、群れたがりや、寂しがりの人達は、あまり好きになれない。
しかしその夜はみんなでレストランに鍋を食いに行くので一緒にどう?とオーナーの人に誘われ、せっかくなのでついていき、食いまくって飲みまくってきた。
色々聞けたので、次の日はまた違うホテルに移動した。ここは高雄の knock knock hostelの人がすすめてくれた所で、台南駅のすぐ隣にある「Old man captain hostel II」という宿で、平日はドミトリーが500元。ここも小ぎれいでオシャレで、やはりスタッフがとても優しかった。あとから台湾の友達に、台湾の宿のスタッフはみんな優しいねと言ったら、競争が激しいからそうしなきゃ人は来ないんだよと言われたが、そういうレベルの優しさではなく、演技ではなく本当に心に余裕のある人達にのみ出せる、そういう感じの良さであると私は思った。
しかもそこに移った日は連休がやっと終わり、他に客も全然いなく、ほぼ貸し切りのような感じだった。
その2へつづく
台湾は10年くらい前にトランジットで,
台北の桃園空港に午後6時くらいに着いたが、イミグレーションは長蛇の列。しかも今までで一番長いし進むの遅いしで、しょっぱなから台湾要領悪いなと思わされた。だもんで台北市内に着いたのはもう10時近くで、ほとんどの見せは閉まっており、手頃なレストランを探すのが大変だった。そしてそのまま夜1時のバスに乗り、5時間かけて高雄に行った。
高雄でその日本人の友人、リョータ君と久々の再会をした。そして二人で台湾最南端のビーチリゾート墾丁(ケンティン)まで行った。最初はバスで行く予定だったが、駅前でタクシーの運ちゃんに声をかけられ、バスだと一人370元なのに、タクシーだと一人300元だと言われ、そんなのおかしいだろと何回も断ったが、結局怪しみながらも乗ることになり、そしてタクシーはなんの怪しさもみせず普通に墾丁に着き、合計600元払った。
散々タクシーの運ちゃんを怪しんでいた自分にちょっと恥ずかしくなったが、これで、台湾ってけっこう騙す人少ないのかも、と肩の力が抜けた。
墾丁では「157 hotel」という所に2泊した。2段ベッドの部屋で日本円にして一人1500円くらい。超キレイで、水もカップラーメンもお菓子もジュースもタダ。と気前の良いホテルで、宿の太ったオネーチャンは、前歯が一本なくて親しみを感じた。
ビーチリゾートと言っても季節は冬なので、ここ最南端の墾丁でも、台湾人はダウンジャケットを着たりしていた。とくに風が非常に強いので、風に吹かれるとすごく寒い。しかし一度晴れると気温は20度以上にもなる。リョータ君はせっかく冬の日本からビーチリゾートへ来たのだからと、毎日一人で海に泳ぎに行っていた。若いってすごいなと思った。
冬の墾丁はちょっと寂しい感じがするものの、夜になると夜市が行われ、どこからともなくすごい数の観光客がやってくる。我々も毎晩夜市の出店で食べ物を食べ台湾ビールを飲んだ。レンタルバイクも至る所にあり、一日600元から借りられるし、しかも電気バイクなので、ガソリン代もかからない。なので一日だけ借りて、二人乗りで色々な所へ行った。ただ本当に風が強く、東海岸のまで行ったときは、今までにないくらいの風が吹いていて、横転してしまうと思ったので引き返した。おそらく風速20〜30mくらいあったのではないかと思う。全然立っていられない感じの強風だった。
そんな感じで墾丁には2泊し、バスで高雄まで戻り、リョータ君は3泊4日の旅を終えて日本に帰って行った。
そこからはいつもの一人旅。高雄では「Knock knock hostel」というゲストハウスのドミトリーに泊まった。平日は一泊たったの350元。台湾では最安値ではないかと思われる。しかしここも綺麗でオシャレで、スタッフもとても感じが良かった。
ここに2泊したが、週末は「228」の公休日で3連休になるということで、部屋代も700元になってしまうらしく、しょうがなくもっと安い宿を探して移った。
移ったところは「Pathways hostel」で、ドミトリーが500元。ここもキレイでとても広かったし、スタッフもとても優しく気さくだった。
この時点で、きっと台湾はどこのゲストハウスも、清潔でスタッフは優しい感じなんだなと覚った。
高雄にはクレジットカードで簡単に借りられる、公共のレンタル自転車があり、それで毎日色んな所に行った。カードを使うのは最初抵抗があったが、慣れるとすごく便利だった。高雄で一番よかったのは、「駁二芸術特区」というエリアで、ここには色んなギャラリー、美術館、オシャレな店などがかたまっていて、面白い展示がたくさん見れた。そのかわりレンタル自転車の事を忘れ、5時間ちかく借りっぱなしにしていたので160元もかかってしまった。
高雄では思いがけず3泊もしてしまい、次は電車で台南へ行った。
高雄から台南は電車で30分。初めての電車だったが、切符は自動券売機で簡単に買えたし、30分か1時間おきに電車があるので、なんなら日帰りも全然余裕そうだった。
台南ではまず日本人が経営している「はむ家」というゲストハウスの、500元のドミに泊まった。オーナーは日本人で奥さんが台湾人。日本人宿はあまり好きじゃないんだが、台湾に住んでいる人と直接話してみたかったので、一泊だけしようと思い行ってみた。民家を改造したような所で、あまり小ぎれいな感じではなかったが、オーナー夫妻はとてもきさくな人達で台湾事情について色々教えてくれた。しかしやはり日本人宿なので、長く滞在しているっぽい人がたくさんいて、いつも共有のリビングルームみたいな所で集まってダベっていて、ちょっと気持ち悪いなぁと思った。人それぞれ旅行のスタイルがあるのでいいのだが、群れたがりや、寂しがりの人達は、あまり好きになれない。
しかしその夜はみんなでレストランに鍋を食いに行くので一緒にどう?とオーナーの人に誘われ、せっかくなのでついていき、食いまくって飲みまくってきた。
色々聞けたので、次の日はまた違うホテルに移動した。ここは高雄の knock knock hostelの人がすすめてくれた所で、台南駅のすぐ隣にある「Old man captain hostel II」という宿で、平日はドミトリーが500元。ここも小ぎれいでオシャレで、やはりスタッフがとても優しかった。あとから台湾の友達に、台湾の宿のスタッフはみんな優しいねと言ったら、競争が激しいからそうしなきゃ人は来ないんだよと言われたが、そういうレベルの優しさではなく、演技ではなく本当に心に余裕のある人達にのみ出せる、そういう感じの良さであると私は思った。
しかもそこに移った日は連休がやっと終わり、他に客も全然いなく、ほぼ貸し切りのような感じだった。
その2へつづく
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