2016/03/13

台湾旅行その2

つづきまして
台南での観光ですが、二日間ともゲストハウスで自転車を借り(1日100元)街中を走り回りました。台南には「老街」という古い建物が並んでいる通りがたくさんあり、今はオシャレなカフェや、ブティックやら、レストランやらが立ち並んでいるのですが、私が通りがかった時は、半分くらいの店が閉まっていました。

台湾南部の観光で私が一番難しいなと思ったのは、タイミングです。朝は朝ご飯の店しか空いてないし、昼になったら昼ご飯の店は開くものの、昼時が終わるとすぐ休憩に入るし、やっと夕方くらいになって開き始めたと思っても、夜8時くらいになるとどんどん閉まったいくのです。
わたしはお腹が減ってから食べるスタイルで、時間はあまり気にしないので、食べたいときに店が閉まっているという事がほとんどで、店を探すのにえらい苦労したという記憶しかありません。
そのかわり私が全く食べないようなジャンクフード、ファーストフードや、台湾で大人気のジュースだかお茶だかの、タピオカが入っているような飲み物の店、ああいうのは常に開いてました。うまくいかないもんです。

さらにそういう老街や、小道に入ると、シャレたカフェや珈琲屋がけっこうあって、ちょっと休んでいきたくなるんですが、珈琲はあまり飲まないようにしてるし、飲んでも一日一杯だけと決めているので、そういうめんどくせー性格が災いし、入りませんでした。入ってたらきっと地元の人と交流できたかもしれないのに。本当にめんどくせー男。

あと毎日自転車乗ってて思ったのが、台湾は右側通行で、車も左ハンドルなんですが、なんか交通ルールがちょっとだけ日本と変わってて、右折するバイクや車と何度も接触しそうになりました。そのときはこいつらほんと運転下手クセーなとママチャリ乗りながらガンつけてたんですが、やっぱその国の交通ルールに従わなきゃいけないなと少し反省しています。台湾の街中で自転車に乗る方は、いくら自分が優先だと思っても、あっちの車とバイクを優先させるようにした方がいいと思います。


そんな感じで台南をあとにし、バスに乗って2時間半かかって台中に行きました。バスは200元くらいだっただろうか。
台中は最初は行く予定なかったのですが、シンガポールの柔道クラブで一緒だった、シンガポール人のメルヴィンさんが一年前からこっちに移住していて、メルヴィンさんとはあまり話した事がなかったんですが、前に彼が帰省してたとき「今度台湾行ったら遊びに行くからね」と言った手前、口だけ野郎になるのもなんだかなーと思って、思い切って会いに行ってみたわけです。

台中でもドミトリーに泊まろうと思い、駅前にある「Ease single INN」というバックパッカーホステルに行きました。東南アジアではドミトリーにはほとんど泊まらないんですが、台湾は基本的にホテルがとても高いし、ドミトリーでもとても清潔で、人さえたくさんいなければ居心地は一人部屋よりも広くて快適という事がわかったので。しかも東南アジアに溢れ返っている、わたしの忌み嫌うエアコンがんがん逆エコ怠慢白人が少ないのも一つの理由です。彼らがムカつくのはエアコンがんがんMAXにして寝るくせに朝見たらしっかり毛布かぶって寝ているところです。本当に暑いならつけてもしょうがないと思うんですが、家に返ったらとりあえずTVをつけるように、とにかくエアコンつけなきゃ気が済まないというあいつらとは、部屋をシェアしたくありません。

話は戻って「Ease single INN」ですが、ここもドミトリーは500元で、ここは今まで泊まったゲストハウスの中で一番キレイで設備もしっかりしてました。しかし平日という事もあってホテルには客は2、3人ほど。ドミは私一人。受付の子も可愛くて感じ良くて、何か聞くと必ず i-padで調べ出すという少し奇妙な子でした。洗濯物を干す所がなかったんですが、50元で洗濯サービスがあるというので、ジーパンから服から全部やってもらいました。

台中は大きい街ですが、台南ほど雰囲気ある感じでもないし、高雄ほど栄えてる感じでもなく、ちょっとハンパな感じがしましたが、台湾国立美術館というとても大きい美術館がありましたが、そこは入場料がタダで、通称BRTというバスもあるんですが、それもカードを持っていれば10kmまではタダと、ちょっと太っ腹な感じが少ししました。公共のレンタル自転車もありましたが、それは台湾の携帯電話を持っていなければ登録できないという事であきらめました。

なので観光はバスを少しと、あとは自分の足で歩きまわったので、ちょっと疲れ過ぎて良い思い出がありません。でも大きくて長い緑道があって、そこに地元の人達が大勢いつも集まっていて和んだりワイワイやったりしていました。私ももしここに住んだらこの緑道に毎日来てボーっとするんだろうなと思いました。

そして友人のメルヴィンさんとも無事に会え、一日目の夜は生姜鴨鍋を食べに連れて行ってもらい、「宮原眼科」という面白い名前の有名なお菓子屋でアイスを奢ってもらいました。さらに「明日はまた違う所に連れて行ってあげるよ」と言われ、エッ 明日も来てくれるの!と思いがけないお言葉をいただき、さっさと台北に行こうと思っていましたが、ありがたくもう一泊する事にしましたが、次の日は台湾8日目にして疲れが出たのか、夜に体調をくずしてしまい、何も食べれそうになかったので、近くのカフェで一時間くらい話をしました。

メルヴィンさんとは挨拶くらいしかした事がなく、けっこう早口な人なので、うまく英語が聞き取れずに少し避けていたくらいの人だったんですが、話してみるとけっこう面白く会話もはずみ、楽しい時間を過ごせました。彼も思い切って台湾に住んでみたら、とても居心地が良くて毎日楽しいと言っていました。私も思い切って台湾に移住してみたい。台湾だって俺に住んでほしいって思ってる。きっとそうに違いない。

そして体調が悪いまま次の日の朝、バスで台北に行きました。220元で、2時間半です。台北バスターミナルに午後2時過ぎに着き、体調が悪いので一人部屋に泊まった方がいいかなと思ったんですが、ちょっと抵抗がある値段(3000円以上)だったし、平日なのでドミも人が少なくて快適に違いないと思ったので、台北バスターミナルのすぐ裏にある「Mr Lobster's Secret Den design hostel」のドミ、500元に泊まりました。ここも例外なくシャレオツで綺麗で、平日なので人があまりいなく快適で、やはりシングルに泊まる必要はありませんでした。

昨日から丸一日何も食べてなかったので、宿の周りをグルグル歩いて良い飯屋を探しましたが、定番の油っこそうな中国料理しかなく、今はこういうのは無理だなと思っていた所、台北バスセンターの地下3階に「明徳素食館」という、たしかガイドブックにも載っていたベジタリアンの店を見つけたので、そこで少なめの晩ご飯を食べました。値段はやや高めでしたが(自分で好きな物を皿に乗せてレジで計算してもらうスタイルで、少なめに盛って80元でした)、味は最高でした。ここの料理を食べに台北に来るのも悪くないというくらい美味しく感じました。

それで非常に満足し、あとは宿に戻ってお湯を飲みまくり、7時頃にもうベッドで寝に入りました。眠れないながらも目を閉じてずっと横たわり、気づいたら寝てたらしく起きると朝の5時でした。ゆっくり出発の用意をして、7時過ぎに宿を出てバスセンターまで歩いて行き、無事に空港行きのバスに乗り桃園空港に8時過ぎに着き、11時の飛行機に乗り、午後4時頃シンガポールに到着しました。

今回はシンガポール国内で21,000元両替していき(台湾では両替できる所が銀行だけでレートも悪いと聞いていたので)、8,000元手元に残ったので、使ったのは13,000元、日本円にして4,5000円程度。10日間でもドミに泊まって、特に買い物もせず普通に観光だけすればこれくらいで収まるんですね。思ったよりも全然安かったです。

しかし一つ気になったのは、空気汚染がけっこう深刻そうだという事です。台湾についてすぐ、わたしのスマホ(偶然にも台湾製)が、深刻な空気汚染があると警告してきましたし、どこに行ってもかなりの現地人がマスクをつけていました。スクーターが多いので、排気ガスのためだと思いますが、それに加え最近は中国からPM2.5も漂ってきてるらしく、たしかに台北は着いた日も、出発する日も両方、空が曇りというかガスがかかっているような感じでしたが、あれがもしかしたら中国からのPM2.5だったのかもしれません。って真相はわかりませんけど。
とにかく人が優しい、物価安い、なのでまた安い航空券見つけたら是非行きたいです。


写真1: 墾丁の海
写真2: 墾丁の地中海風ホテル群
写真3: 新聞の数字がたくさん載っているページ(らk)
写真4: 高雄で泊まったKnock knock hostel のドミトリー
写真5: 高雄にある虎と龍の寺
写真6: その寺の中の壁画1
写真7: その寺の中の壁画2
写真8: 高雄の日本料理屋で食べた最高にマズい天ぷら定食
写真9: 台中にあるレインボーじいさんの家
写真10: 台北の明徳素食館
写真10: そこで私が食べた物(非常に美味しかったです)

※今回はあろうことか自分の写真を一枚も撮りませんでした











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