今日は仕事もなにもなかったので、午後からはじめてのカジノに行くことにした。
シンガポールにはカジノがたしか2つか3つあって、1つはかの有名なマリーナベイサンズにある。こないだ遊びに来た友だちも一応入ってみたと言っていた。
なんたって外国人は入るだけならタダだし、おまけに中には無料の飲み物もあるらしく、土日はインド人とかが飲み物と涼しい場所目当てにカジノでたむろしてるとかなんとか。ほんとにちゃっかりもんだなあいつら。
しかしシンガポール人が入るときは100ドル払わなきゃ入れないという。うちの義父はギャンブル大好きなので、悔しがっているという。
カジノはサンダルも短パンもダメなので、久しぶりに長ズボン(ロングパンツ?)にスニーカーをはいて、自転車に乗ると汗かいて膝の裏の汗疹が痒くなるので、わざわざ一人でバスに乗って行った。
カジノ入口に着くとパスポートはあるか?とスタッフに聞かれ、もちのろんろんだよとパスポートを見せて、外国人の列に並ぶ。自分の番の来たので、受付の女性にパスポートを渡すと、女性はこんな凛々しい男性客は久しぶりだわと言わんばかりの顔で私に微笑む。しかしパスポートのページをずっとめくっているので、あれ?スタンプの日付かなんか探してるのかな?と思ってたら、彼女の顔が少し険しくなってきて、私のパスポートを持ってついにどこかへ行ってしまった。あれれれまーさーかぁ?と思ってたら、しばらくして男性スタッフがパスポートを持ってやってきたので、「なにか問題が?」と聞くと「はい問題があります」と。「あなたPRですよね。PRの方はあちらの受付に行って100ドル払ってから入場してください。」と。
そうわたしはPR。PRとはパーマネント・レジデンスの事で、「永住者」ということ。そうわたしは「永住者」、永久にシンガポールに住む事を許された唯一の日本人。何人(なんびと)たりとも俺の前は走らせねえ。
そのあてえが、なんの因果かシンガポール人と同じ扱いで100ドル払えとな。そしてそのスタッフに御丁寧に違うカウンターに案内され説明を受けるが「いやいや、入るのタダだと思ったので来ただけで、100ドル払うなら今日は帰ります」と言って足取り重くその場を立ち去った。あのとき私はいったいどんなマヌケ面をしていたズラ?
てっきり自分も外国人扱いで、中でファンタ飲み放題だと思っていたが、どうやら住んでいる人はダメみたい。
でもこれはわかりますよ。これは頻繁に通える永住者がギャンブルで身を滅ばさないための、シンガポール政府の優しい心遣いだってことがね。
まぁギャンブルしたいわけじゃなかったので、入れなくても別にいいんだけど、もし中にバニーガールがいたんなら一目見たかったなあ。
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