2017/12/17

初めてのミャンマー2

五日目【12/13(水)】

朝4時頃に目が覚める。なんとか腹は良くなったが、今度は下痢が始まった。消化に良いお粥を食べようと思ったが、店があまり近くにはないので、あきらめてホステルの朝飯を食べることにした。
シャワーを浴びにトイレに行くと、髪がカツラみたいになっていた。ダサい。ホステルの朝飯は3つのセットの中から選べる。私はミーフンにオムレツがのっかったのと、スイカのセット。味は悪くないが、消化の事を気にしてとにかくしっかり噛みまくって食べた。この値段のホステルで、このレベルの朝飯がつくのはなかなかすごいと思う。
朝食後にテーブルで仕事を少しやったが、混んできたので部屋へ戻り休む。3時くらいにそろそろなにか食べた方が良さそうな気がしたので、スーレーの近くにあるカフェにパンを食べに行く。クイニーアマンとレモンハーブティーで4300k。テーブルで本を読みながら食べるが、それだけでは足りなかったので、クロワッサン2000kも追加で買って食べた。1時間後にホステルに戻り仕事を再開。6時くらいにやっと終わり、外もちょうど暗くなっていたので、着替えてシュエダゴン・パゴダに行くことに。歩いてスーレーまで行き、そこからバスに乗って一番近いところで降りた。i-phoneのGPS機能がなかったらどこで降りたらいいかわからなかっただろう。そこから歩いて行く途中、一つキレイなお寺があったので立ち寄る。寺の中に各国のお札が陳列されていたが、その中に日本のサウナのサウナ券、壱億円札もいっしょに展示されていた。本気でお札だと思われてるっぽい。
そのお寺を出てついにシュエダゴンへ。靴を入れるビニール袋を渡そうとする少女がいて、金をせびられるだろうからもらわないで行こうとしたらしつこくビニールを渡そうとついて来る。いくら?と聞いたら、たった100kというので、200k渡して袋はもらわないで行こうとしたら、困惑してどうしても袋を渡そうとするので、笑ってもらってあげた。たいていこういう役の少女はすれていて小憎たらしいのが多いが、その少女のリアクションは純粋で可愛かった。
パゴダの入場料は10000k。今年の12月に8000kから、また値上がりしたみたいだ。
パゴダの中は仏像だらけで金ピカで、なかなかすごかった。これは昼間に来たら暑いだろうなと思った。夜に来て正解。東門からゆっくり一歩一歩時計回りに歩いた。北の方まで来たとき、地元の男性二人に日本語で話しかけられ、騙す感じではなさそうな雰囲気だったので、少し話しをした。私の生年月日から生まれた曜日を調べて、あなたは金曜日生まれで、ブッタや安倍晋三さんと同じだねスゴいよと言われた。そして金曜日の人はあそこで仏像に水をかけるといいと教えてくれた。とても感じの良い二人だった。ガイドさんか何かだろうきっと。
そしてそこで仏像に水をかけてお参りをし、時間はもう9時近くになったので寺を出た。帰りはバスがなさそうだったので、タクシーに交渉して2000kでスーレーまで行ってもらった。適正価格だと思う。
タクシーの中で、着いたらもっと高い値段を請求されるのではと少し心配していたが、そんな事はなく、笑顔で去って行った。昔どこかでそういう騙される経験をしたんだろうか。タクシーは軽いトラウマのようなっている。たぶんインドだ。
よく眠れるように部屋で少し瞑想をしてから寝た。


六日目【12/14(木)】

朝6時頃目が覚める。ドミトリーのくせにけっこうよく眠れた。宿の朝食はフライドライスとスイカ。牛のようによく噛んで食べた。朝食後トイレに行くと便は少しだけ固くなっていて、安心した。
レセンプションで、今晩9時半発のELITEマンダレー行き夜行バスチケットを買った。ノーマルで13300k。15000k渡すと、細かいお釣りがないからといってミネラルウォーターをくれようとしたので、要らないと断った。
11時過ぎにチェックアウトし、荷物を置かせてもらい、ボージョーアウンサン市場へ行く。傘を買おうかと思ったが傘の店は見つけられなかった。13時までブラブラし、そこから歩いて10分くらいのEast Cafeに行き、フランス人のヘンリーに会い色々話す。食べ物はお粥を注文したが、来るまでに15分以上かかった。ヘンリーはまだヤンゴンに来て4ヶ月ほどだが、ここの暮らしがかなり気に入っているみたいだ。小声で、自分はシンガポールの会社だから給料はかなり良い、それにここの物価は安いし、シンガポールにもミャンマーにも税金は払っていない、最高だ、と言っていた。家はヤンキン地区にあるらしい。
1時間くらい色々話し、二人でタクシーに乗り、私はヤンゴン動物園で降ろしてもらった。入園料は3000k。ヤマアラシがすごくかわいかった。
5時まで時間をつぶし、歩いて帰った。けっこう歩き回ったので、帰り道は辛かったが、微妙にタクシーに乗る距離でもなかった。
ホステルに戻り8階の今朝まで泊まっていた部屋で勝手にバスルームを使わせてもらい、顔を洗ったりしてすっきりした。
6時にホステルを出て、ミニバスに乗るためにスーレーに向かった。ミニバスがどこにあるか、どんな車なのかまったく情報がなく、知っていたのは1000kだということだけだったが、行ってみると2000kと言われた。1000kのミニバスはなく、これは車体が小さいから2000kだと言われ、しょうがなくそれに乗り、後部座席に4人押し込まれ出発した。バスターミナルまでの道中、ずっとどうして2000kなんだろうと考えていた。
ミニバスは渋滞にハマりながらも一時間ほどで、アウンミンガラ・バスターミナルに着いた。巨大な、難民キャンプのようなバスターミナルだった。バスのチェックインまで一時間ほどあったので、裏手の食堂でスープヌードルを食べた。美味しかったが、ミートボールが20個近く入っていてびっくりした。食べ終わったがまだ時間があったので、缶ビールも一本注文した。しかし飲みきるのは病み上がりのお腹に悪そうだったので、半分入った缶を持って店を出た。無事にチェックインし、9時半にバスに乗り込んだ。1列4席のシートで、ほぼ満席だったが、わたしの隣だけ誰もいなくラッキーだった。バスは寒かったがなかなか快適で、最初は映画やKポップのPVなどを見ていたが、すぐに寝てしまった。12時過ぎに巨大なパーキングエリアで30分の休憩、たくさんの人がいて、みんな飯をガツガツ食べていたが、わたしはなにも食べず、バスに戻ってから、バス会社から出た小さいパンケーキを少しだけ食べた。
その後はノンストップで、朝5時過ぎにマンダレーのバスターミナルに着いた。


七日目【12/15(金)】

バスを降りると、すぐ青年に声をかけられ、2500kで事前に調べておいたホテルまでバイクタクシーで乗せて行ってもらった。英語が上手で賢そうな青年だった。
マンダレーの朝はおそろしく寒く、バイクに乗っている間震えていた。15度くらいだそうだ。そしておそらく蚊だと思うが、すごく虫が多く口の中にもたくさん入った。
目当てのゴールデンシティーホテルに着き、ドミトリーの料金は10USD。決めかねて一度外に出て、向かいのタイレストランでコーヒーを1杯飲んで考え、結局また戻りチェックインした。ホテルのフロントは蚊がたくさんおり、部屋の中も心配だったが、結局蚊は朝だけで、その後は現れなかった。
ドミは4ベッドだが客はなしで、少し湿っていたがTVもあり快適そうだった。荷物を置き、ホテルの近くの朝市を見て歩いた。ヤンゴンの野菜よりも新鮮そうに見えた。シャン州が近いせいか、タイっぽい感じもしたし、黒いもち米も売っていた。露天で名前はわからないがスープヌードルを食べた。いくら?と聞いたら、もちろんビルマ語で答えられたので、わからないでいたら客のおばさんが英語で800kと教えてくれた。さっきそのおばさんが中国語で話していたように思ったので、そのおばさんに中国語で、この店の人も中国語が話せるのと聞いたら、できるよと言っていた。人によっては中国語でコミュニケーションをとったほうがいいのかもしれない。
それからホステルに戻って、自転車を借りた。一日2000k。
とりあえず北の王宮の方に向かってみた。やはりミャンマー第二の都市だけあって、ショッピングモールなどもある。違う朝市を通ったとき、ロンジー一枚の男がスクーターに乗って、なんかオレの方を見てるのかなと思ってたらフラフラしだして目の前で転倒した。ロンジー1枚でパンツもはいてなかったので、こけた拍子に肛門と玉袋が思いっきり見えた。大丈夫かと思って自転車を降りバイクを起こしてやろうとすると、少し怒ったようすでオレになにか言ってきて、え?どういうこと?と思ってると、あっちへ行けという仕草をしたので、かまわずその場を去った。
何が起こったかよくわからなかったが、もしかしたら、オレの自転車のせいで転倒したと思ってるのかもしれないが、よくわからないし、全然危ないような運転はしなかった、ので、すごい変なやつだなと思った。
王宮の外堀に着いたが、王宮の敷地の広さがはんぱい。シュエダゴンパゴダくらいのサイズに考えていたので、王宮を見てこの街がものすごい大きいとわかった。
それからシュエナンド僧院と、チーク造りの寺に行った。入場料は10000k。それからまたすぐ隣にある、よく名前のわからない2つのパゴダに行った。
パゴダを歩いていたら、女性にタナカを頬に勝手に塗られて、タダだというのでまぁいいかと思ったらお土産やに連れていかれた。お面が可愛いと思ったが15000kと高かったので(値切れるはずだが)刺繍してある布を3000kで買った。あなたは今日の最初の客だと笑っていた。ここは物売りも感じがいく、買わなくても邪険にされることはない。
そのパゴダはすごく居心地がよく、しばらくゆっくりした。
それからレストランで昼食を食べ、また近くの寺を見てまわり、3時近くからマンダレー昼に登った。途中でいくつものパゴダがあり、これか、これが頂上か、と何度も思ったがその度にがっかりし、頂上にやっと着いたときにはけっこう疲れていたし足の裏も汚さマックス。
頂上からの景色はとくに感動はしなかった。メインの街の方向には樹があってよく見えなかったし。少し休んでからまた元来た道を降りた。おそらく頂上から夕日を見に来たんだろうと思われる観光客と何人かすれ違ったが、暗くなってからまた徒歩で降りるのはかなりキツイと思う。中腹あたりでも夕日がキレイそうな場所もあった。
日も暮れて寒くなったので、自転車で急いでホテルまで帰った。シャワーを浴びてから晩飯を食べに出た。地元の人気あるレストランで食べたが、珍しそうな食べ物を頼んでみた。黒もち米と揚げ豆腐。それにシャン風お好み焼きみたいなもの。悪くはなかったが、量が多過ぎて完食はできなかった。ミルクティーは意外にもすごく美味しかった。
部屋に戻ると、白人の女性が一人チェックインしてきた。がっくりきたが、翌朝3時に出て列車に乗ると聞いて、ラッキーと思った。部屋はすごく湿っぽかったので、クーラーをきかせて寝た。


八日目【12/16(土)】

彼女はちゃんと3時過ぎに部屋を出て行った。私は再び寝て起きたら8時半だった。シャワーを浴びてから、6階の朝食ブッフェを食べに行った。もうあまり残っていなかったが、炒飯や、スープ、果物を食べた。なかなか美味しい。
11時前にまた自転車を借り南に向かって、できるだけマイナーな道を走る。どこも交通量は多く、道は土ぼこりが舞っている。小さなブティックに寄ってみた。MA-1や、似た形の薄手のジャンパーが多い。値段は高くても15ドルほど。中国製だと思われる。何も買わなかったが、店の女性は愛想が良かった。
喉が渇いたので、小さな食堂でミルクティーを飲む。たったの200k。インドのチャイと同じ感じなんだろうか。甘いがなかなか美味しい。飲み物だけの店で食べ物は全くなさそう。
湖の周りのスラム街のような所を走ったが、水の近くはどこも貧しい人達が集まるのだろうか。しかし危ない雰囲気はなく、むしろ好奇心の目が見て来る人や、笑顔をくれる人が多い。
大きい幹線道路に出ると、道の脇にはまた祖末な家がたくさん立ち並んで、凝視するのも憚られる。しかしその向こう側には広大な畑が広がっており、牛などの群れもいるようで、とても美しい。そちらに繋がる小さな道を見つけたので、向こうの小さな村にも行ってみたが、言葉がわからないので、挨拶もろくにできず、勝手に立ち入って申し訳ない感じがしたが、笑顔をくれるオジさんも何人かいた。畑の野菜はまだ小さくて何の野菜かはわからなかった。
元の道へ戻り目的地の湖まで行ったが、どうやら私が行きたかった湖とは違う事に気づき、もう帰ろうかどうか迷ったが、正しい方の湖まで行くことにした。けっこう遠いので本気で自転車をこいだ。頑張ってこいだおかげで20分くらいで湖に着いた。有名な桟橋があるので、人がたくさんおり、お土産やもたくさん出ていた。
湖が見えるレストランで鶏肉野菜炒めとレモンジュースを飲んだ。ご飯も頼んだが来なかったので、ご飯なしで食べた。レモンジュースは酸っぱかった。
自転車を押して東西にかかる木造の橋を渡った。西側にはすごい人がいたが、東へ進むにつれ人はだんだん減っていった。橋の下には漁をする人や、鴨を放牧?しているや、牛で畑を耕している人がいた。橋をわたりきり、近くのパゴダに少し寄った。パゴダ内の壁や天井には、色あせた素晴らしい壁画が描かれていた。名のある寺なのかもしれない。天使の絵や、星座の描かれていた。ミャンマーの仏教では星座が重要なのかもしれない。
時間は5時くらいで北に向かってまた自転車をこいだ。リヤカーでゴミを運んでいるお姉ちゃんと弟がいて、見ているとお姉ちゃんのほうが手を振ってくれたので、こちらも笑顔で手を振り返したが、そのあとずっと、あそこでお金をあげれば良かったなぁと後悔した。

ホテルに着くと、ドミトリーには新しいゲストが来たらしく、ベッドは全部埋まっていた。シャワーを浴びて、また昨日のシャンレストランに行き、もち米面を食べた。なかなか美味しかった。部屋に戻ると、他のゲストがいたので、9時前には寝た。が、11時頃にまた起きて寝られなくなった。











































































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