2018/07/31

イサーン、ラオスの旅 / 2018雨期 その2

朝起きて色々考えた末、パクセーには行かずムクダハンに戻って、それから他のマイナーな県に一泊してみて、それからウボンラチャタ二の友達に会いに行こうと決心する。
一階に下りて見るとフランス人の父、ラオス人の母、そのハーフの娘と思われる3人が朝食を食べていた。母親が私に笑顔でボンジュールと言うので、ハーイと返事を返しながらも心の中でなんでラオスでボンジュールやねんと突っ込んでいた。
朝食は籠の中にフランスパンがたくさん、それにやっすいマーガリンとジャム、それにふっといバナナ。あとラオッ子が目玉焼きも焼いてくれた。ラオッ子は素朴で可愛い。

朝ご飯を早々と食べ自転車を返しに行き、出発の準備をして小雨が降る中トゥクトゥクを捕まえてバスターミナルへ。それからまた国際バスに乗りムクダハンへ戻る。ムクダハンのバスターミナルでヌードルを食べながら、ウボンの友達にメッセージを送る。これからヤソートン県に行こうか、アムナートチャロン県に行こうか迷ってるんだけど、どちらがいい?と聞くと、ウボンにおいでよ!と言うので、それもいいかと思いウボン行きのロットゥーに乗る。2時間と少しでウボンのバスターミナルに着く、そこへもう一人の友人が車で迎えに来てくれた。いまいちこれからの予定がわからないのだが、とりあえず流れに身を任せ車に乗り込む。

彼に最近調子はどうだと聞くと、来月実家に帰って裁判所に行かなきゃいけなく憂鬱だと言うので、何があったか聞いてみると、韓国企業にお金をだまし取られて3年間の仕事が全部水の泡になったとため息をついていた。よくわからないが大変らしい。
それから彼が住んでいるという、彼の働いている工場の敷地内にあるオフィス兼住宅に行く。どうやら今晩はここで寝なきゃいけないらしい。工場の広大な庭には、水牛とニワトリが放し飼いにされており、麦わら帽子を被った警備員さんが面倒を見ていた。こういう所が癒される。
彼の仕事が終わるのを待ち、二人で車に乗り彼のバドミントンの練習場に行く。途中で彼の弟を乗せた。ウボンの市街に入っていくと夕方の渋滞。やっと屋内コートに着きクラブのメンバーと合流、練習開始。もちろん私は練習などしないし、彼らのレベルが高過ぎて、軽く遊ぶ気にもならない。その6時の時点でもうお腹がぺこぺこだったが、結局夜11時半までその練習をただじっと見ていることになった。悪夢でしかない。
やっと練習が終わり、帰りに弟と3人で屋台に寄ってヌードルを一杯だけ食べる。ほんとに死ぬかと思った。
会社に戻るともう一人の友達がやってきた。どうやら3人で寝るらしい。久しぶりの再会だが疲れきっていたので軽くあしらった。お前がウボンに来いなんて言うからと、少しうんざりしていた。

次の日、7時前に起き3人で屋上へ上がると、工場の入り口の前に10人くらい人が集まっている。朝っぱらから交通事故が起きたらしい。道の端を逆走していたスクーターに軽トラックがぶつかったらしい。死人が出るほどではなかったらしい。タイの交通事情について友達に聞いてみたが、もし飲酒で轢き殺したら刑務所に行くが、そうではなく轢き殺したら罰金だけで刑務所には行かなくていいらしい。罰金の金額は忘れてしまったが、たしかそんなに高くはなかった。。

それから昨日の夜来た友達(大学生)のスクーターに乗り街方面に行く。なぜかスーパーの駐車場に停まったが、そこでもう一人と合流し、3人で朝飯を食いに行く。飯屋ではあるおじさんがラオスの洪水災害の募金を募っていて、二人は500Bずつ寄付したが私はしなかった。募金は嫌いだから。ラオスでは洪水の話は全く聞かなかったが、逆にタイでは色々な所で募金を募っていた。
それから今晩私が泊まるホテルを3人で探したが、週末にある祭りのせいでどこも料金は割高になっている。やっとホテルを決め荷物を置き、またスーパーに戻って今度は大学生と二人で、スクーターでウボン観光。まずは有名なお寺へ行き、祭りのパレードに使うキャンドル山車と、踊り子の練習を見学。それからカフェに行き一休みしてから、彼の大学のキャンパスを回る。やっとホテルにチェックインできる時間になったので、ホテルまで送ってもらい、友達と別れる。彼も疲れていたが、私も相当疲れていたのでホテルでぐったりする。夜になり、8時頃に3人で晩飯を食う予定だったが、8時を過ぎても連絡が来ない。しかし私は逆にラッキーと思い、とくに連絡もせず一人で飯を食いに出かける。あまり良い店がなかったので、屋台でソムタムなどを買ってホテルで食べる。辛くしないでねと言ってのに、ソムタムの中から大量のチリが出て来る。
やっと食べ終わった頃に、友達から今起きたと電話がかかってきて、気にするな、明日昼飯でも食おうという事になってさっさと寝る。

翌日はチェックアウトぎりぎりまでホテルで休み、11時にチェックアウトしソンテウで近くのショッピングモールに行き、友達二人と彼の弟、計4人でイサーン料理を食べに行く。飯は美味しかったが3人で楽しく話をしているので、おまえらもっとオレをもてなせと心の中で思う。午後1時くらいに友達とようやくわかれ、一人でソンテウに乗り街の方へ行き祭りの準備を見て回る。3時頃に小雨が降る中、またソンテウの乗りホテルへ戻る。ソンテウでは地元の人に色々話しかけられた。ちゃんとタイ語で会話が成立している事がすごく嬉しい。ホテルに戻り荷物を取り、タクシーを拾おうとするがなかなか捕まらず、しょうがないのでGrabタクシーを呼ぶ。空港に無事着き、ノックエアーでウボンにさようなら。

午後7時近くにバンコクに着いたが、国内線なので入国審査などもなくすぐに外に出られた。そこからバスとタクシーでチャイナタウンのホステルに行く。12人部屋のドミトリーでまだ誰もいなかったが、これから9人の団体がここに来ると聞かされ、あからさまにイヤな顔をしてみる。
ホステルの隣の店で晩飯を食い、戻って洗濯などをして外に出ると、ホステルの中を除き込むタイ人の大家族を発見。電話をかけてるが誰も出ないというので、ドアを開けてやり、スタッフは4階にいるから呼んでみろと、色々教えてあげるが、こいつらがその9人のグループだなと思い、かなり不安になる。どこからどう見てもDQNな大家族で小さい子供も2、3人いる。
少なくともこの子供達が眠ったあとじゃないと、うるさくて眠れないだろうなと思いながら、とりあえずチャイナタウン散策に出かける。初めての夜のチャイナタウンだったが、驚くほど観光客が多くびっくり。みんなトゥクトゥクでヤオワラート通りまで乗り付けて来るし、道は大渋滞。驚くべき人の数。
裏道をブラブラ歩き、娼婦やガラクタ売りを見て回る。12時近くにホステルに戻ると、案の定大家族がドミトリールームにおり、まだギャーギャー騒いでいる。これはヤバいなと久しぶりに思ったが、ベッドの上にメモを発見。読んでみるとスタッフのねーちゃんが、こいつらはかなりうるさいので、もし良かったら4階の違うドミルームに行ってねと、カードキーも添えてある。地獄に仏とはこの事で、すぐに荷物をまとめ4階の4人部屋ドミに移る。そこは誰もおらず、その夜はぐっすり眠れた。もしあのままあの大家族と同じ部屋で寝ていたらと思うと今でもゾッとする。

次の日は朝8時頃から、中華街を歩いてみる。なかなかディープな街で、ワニがいるお寺などもあった。10時頃ホステルに戻り、荷物をまとめチェックアウト。スタッフのお姉ちゃんは、もう行っちゃうのという感じなので少し名残惜しかったが、しょうがない。だいぶ良くしてもらったので、次回もまたあそこに泊まってあげようと思う。姉ちゃんの名前はKatiちゃん。

タクシーで、ラチャテウィ駅近くのホステルに行きチェックインしようとしたが、予約した6ベッドのドミ部屋が満室で、8ベッドの部屋しかないとさらっと言われ、しかたなく承諾。しかし私のベッドにだけカーテンがついてなかったので、他の誰もいないベッドからカーテンを拝借する。
休む間もなく電車でチャトゥチャ・マーケットに行く。古着の帽子、靴、Yシャツを買いたかったが、5時間近く見て周り、結局サンダル一足しか買えなかった。やはりチャトゥチャの古着は微妙に高い。
日が暮れる頃ホステルに戻り、シャワーを浴びて一休み。7時過ぎに飯を食いにホステルの裏の方を歩いてみると、かなりローカルなエリアになっており、屋台や市場が開いていた。そこで晩飯を食ってから、スクンビットに行き、ターミナル21で奥さんのお土産のお菓子を買う。ソイカウボーイも覗きに行ってみたが、なんと禁酒日で店は全部閉まっていて真っ暗。有名な援交カフェの前を通ると、そこも閉まっているらしく、娼婦と日本人客が店の外に溜まって、すごい事になっていた。知らない人が見ると、路上でねるとんパーティーをやっているように見える。
この様子だとバーなどは全部閉まっているようなので、ラチャテウィまで帰り、ホステルの裏のローカルエリアの一軒の小さい商店で、日本人だからと言ってなんとかビールを一本売ってもらい、屋台で焼き鳥なども買って、ホステルのベッドの上で静かに食べてすぐ寝た。外で飲んでいて見つかると、私も商店のおじさんも逮捕されるらしい。禁酒日恐るべし。

ドミ部屋のドアの開閉の音がとてもうるさく、朝もあまり寝ていられなかったので、早々にシャワーを浴びて8時にチェックアウトし、またローカルエリアで朝飯を食べて、空港で食べる焼き鳥ともち米も買った。9時過ぎにモーチット駅前から空港行きバスに乗ったが、渋滞もなくスムーズにドンムアン空港に着いた。12時発のエアアジアに乗り、15時頃スナイ空港に着き、Grabタクシーで無事に帰宅。お疲れさまでした。


















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