2017/08/31

北海道 2017 〜前半〜

8月9日から、29日まで3週間、奥さんと二人で故郷北海道へ帰省してきた。
奥さんは大病を患ってから久しぶりの北海道で、実に3年ぶりくらいになる。こうやってまた夫婦一緒に帰れることに感謝する。命あっての物種だね〜。
今回は半分休んで半分活動という、良いバランスがとれていたように思う。あと、せっかく日本に来たんだからと、色々買い込む、ような事もあまりしなかった。友達にも、会えそうな人には会ったし、会えない人には会わなかった。執着をはしないぞと、いつも心にとめていた。

8月9日(水)
タイ・エアウェイズの、バンコクを経由するナイト・フライトで新千歳空港に向かう。4人がけの席に我々二人だけ。二人供寝ようとして、一人2席ずつ占領し横になってみるも、微妙に長さが足りず、二人供寝不足ではまずいと思い、奥さんに3席ゆずって、自分はシートを倒して寝ようとするが全然眠れず、寝不足のまま朝8時に新千歳空港に着く。

8月10日(木)
空港まで車で迎えに来てくれた母と、札幌の妹の家へ行く。荷物を置いてすぐに昼寝する。6時頃、地下鉄で街まで行き、ノルベサの地下の居酒屋で、ヨサコイチーム・OBの飲み会に奥さんと参加する。みんなが居酒屋でタバコをガンガン吸い出すのを見て驚く。日本ではこんな密閉された室内でも、タバコを吸うことができるなんて、けっこう野蛮な国だね、と感じてしまった。2次会にも参加し、ビールや、カクテルをたらふく飲んだ。奥さんは2次会の途中から寝てしまった。言葉もよくわかんないのに、頑張って私につき合ってくれて、本当にありがとう。終電もないので、同じ方向のトモちゃんに買ったばかりの新車で、妹の家まで送ってもらった。

8月11日(金)
朝11時から、北24条駅近くの、SOU理美容所で髪を切ってもらった。長めでおまかせしたのだが、見事にこうなりたい!という風に仕上げてもらった。ヘアスタイリストってすっげーなと感動した。それから札幌駅の地下で、「天丼てんや」の野菜丼を食べる。大好物。それからヘアスタイルを民衆に見せびらかすために、意味もなく街をブラつき、Book-offで古本を買う。本日は妹夫婦が、旦那の実家宅に遊びに行っていて、夕食は出ないので、イトーヨカドーで焼きそばの材料を買って妹宅へ帰り、二人で勝手に夕食を作らせてもらった。

8月12日(土)
母は前日に帰ったので、妹夫婦の車に乗り、実家むかわ町へ帰る。父の5周忌で、家に神主がやってきて、なにやらちょろっとやって、金をもらって帰っていった。なんか設備業者かなんかみたいだった。それから墓参りに言ったが雨が降り出したので早々に切り上げ、昼飯は家族みんなで外食し、帰ってきて甥とUNOをやったり、神経衰弱をやったりした。子供の記憶力はすごいと思った。

8月13日(日)
母の車を借りて奥さんと二人で、厚真町の山奥にあるShijima-Cafeへランチを食べに行った。自宅の畑で穫れた無農薬野菜の、ベジタリアン食、とても美味しかった。ランチのあとに、Cafeの前にあるその畑を案内してもらった。蝶蝶がたくさん飛んでいて、足下にもコオロギや色んな虫がたくさんいて、まるで楽園のような畑だった。それに薪割り体験もさせてもらった。予想以上に難しかったが、けっこうクセになりそうな運動だ。
帰りに厚真町の古民家を改造したパン屋、去年わたしの前歯を折ったすっごい固いパン、あれをまた買って帰った。奥さんも一口かじって、かったーーーい!と言っていた。

8月14日(月)
また母の車で奥さんを乗せて、平取「二風谷」のアイヌ文化博物館へ行った。ちょうどアイヌの歴史の本を読んでいるところだったので面白かった。アイヌの伝統家屋の中に囲炉裏があり、これはマレーシアに帰ったら作ってみようと思った。帰りに二風谷ダムにも寄ったが、これは意外としょぼかった。

8月15日(火)
午前中に一人で車に乗って、町の浜辺へ行ってみた。なかなか汚く、寂しい浜辺で、人っ子一人いない。少し散歩をしながら、波打ち際をよく見てみると、小さな羽蟻のような虫がたくさんいて気持悪かった。なぜこれだけ大量の虫が波に運ばれて、ここで瀕死の状態なのか、まったくわけがわからない。
昼から母と奥さんと3人で苫小牧まで行く。私は柔道部の先輩がやっているイタリアンレストランへ行き、母と奥さんは二人でスープカレーを食いに行った。先輩の店では、イタリアンなのにもかかわらず、鯖定食みたいなものを出してもらい、ビールやツマミなどもたくさんごちそうになった。店はとてもアットホームな雰囲気で、お客さんは常連さんばかり。今変な後輩が来てるから見に来いと、営業の電話もかけたりしていた。
3時頃母達と合流し、苫小牧のイオンに行く。久しぶりにビレッジヴァンガードへ行ったが、以前ほどパンチのある物は置いてなかった。

8月16日(水)
朝から汽車(電車)で一人で、30分ほどかけて苫小牧駅まで行く。高校の時はずいぶん長く感じたもんだが、今は本当にあっという間という感じ。駅で高校の友人と待ち合わせて、二人で樽前山に登る。意外と人が多く、駐車場も満杯だった。登り始めるのがたしか7合目からだったので、登り始めて5分ほどですでにかなり良い景色だった。途中から天候が一気に悪くなったが、友人と色んな話しをしながらゆっくり登っていくのは、とても楽しかった。頂上では違う高校の友達にも遭遇。
友人が買ってきてくれたカップラーメンを頂上で食べていたら、また入れ歯が折れた。旅行中に歯が折れるのは、もはや定番となっている。樽前山は活火山なので、硫黄の臭いがたちこめ、噴火口は鬼が島のような形をしていた。
山を下りて、スープカレーを食べ、実家まで車で送ってもらった。

8月17日(木)
午後に母と奥さんと三人で、門別競馬場へ行く。幼なじみがピザの移動販売をやっており、そこで出店していた。パドックを見ながら、友人の作った、オーガニック・ピザを3人で食べた。ピザはとても美味しく、けっこう人気があるみたいで、なんか安心した。

8月18日(金)
ピザ職人の友人と、地元の後輩と3人で、農家の友人の家をアポなしで訪ねて回った。畑中を探して回るのが楽しかった。イモを収穫する男と、トマトを収穫する女。みんな美味しい野菜を作るのに頑張っていた。
夕方頃からピザ職人の家の納屋で、他の地元の友達もたくさん集まり、みんなでBBQをした。人が大勢集まると、集団心理かなにかわからないが、昔のやりつくしたパターンの、いつもの会話のスタイルになってしまう。せっかく其れ其れ成長したのだから、違うパターンの会話もしたかったが、うまくできなかった。殻を破るのはどうにも難しいなと、改めて感じた。それでも、みんなが元気そうで、割と幸せそうな事を感じられて良かった。

8月19日(土)
午後から地元の図書館へ行き、はだしのゲンを読む。久しぶりに読んだが、こんなに突っ込んだ事を描いていたのかと感嘆した。賛否両論あるだろうが、いつまでも無くならず、外国の人にも是非読んでほしいと思った。ところで鮫島伝次郎というのは、鮫島又次郎のことを言っているのだろうか。
図書館のあとで温泉に入り、温泉から出て家に帰ろうと思ったら、施設の外で盆踊りをやっており、友人もピザ屋を出店していた。懐かしい顔をいくつか見かけたが、急いでいたのでピザだけ買って持ち帰った。




























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