2016/04/11

「革命人〜大山八三郎〜」レビュー




縁あって、大山八三郎さんという、タイのチェンマイに長らく住んでいた方の自伝を、Kindleで買って読んでみた。

革命人〜大山八三郎〜

凄まじい自伝で、読んでて疲れた。

戦後の幼少期は、実の家族や周りの大人に理不尽に扱われ、やっと見つけた就職先でも人に騙され裏切られ、それでもなんとかタイへ渡る事に成功し、苦労しながらも大胆な発想と並外れた行動力で、タイのチェンマイで大成功をおさめて八三郎さんであった。
そしてチェンマイで理想社会の雛形を作った八三郎さんは、同じ事を日本でも実行すべく日本に帰るが、強欲なキチガイ共に騙されて裏切られ、また騙されては裏切られ、何回繰り返せば気が済むんだよ八三郎さん!というくらい裏切られまくって、今は群馬県は南牧村でひっそりと暮らされているようだ。

タイでの成功があまりにすごかったので、なんだかんだいって、結局今もタイのその設立した会社に戻って、平穏無事に暮らしているんだろうと思いながら読んでたので、読み切ったときはちょっとショックだった。

しかもこの方、在タイ日本人会の理事までして、タイや日本の大物著名人なんかとも交流があったほどの大人物なのに、ネットではほとんどこの方の情報が載ってない。
これは社会的にも抹殺されたという事なのだろうか。もしそうだとしたら、日本の闇はそうとう深い。


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