2015/02/25

SAKURAGI

















シンガポールの図書館に日本の漫画がたくさんあって、セリフは全部英語に翻訳されてるので、英語の勉強にちょうどいいやと思ってたくさん借りて、毎日読みふけっているが、やはりスラムダンクの面白いこと止まらないこと。
最後までズバババッと読んでしまったけど、最後の山王戦の27巻と30巻だけが、どうしても誰かに借りられっぱなしで、まだ読んでいない。借りたら返せよ!飲んだら飲むなよ!勝つまで欲しがるなよ!

なので違うのを読み始めようと思ったが、ワンピースは未だに読む気しないし、ナルトは技の説明とか複雑な人間関係とか、英語だとすごい難しそうだと思ったので、まだ読んだ事がない少年ジャンプで連載の「ブリーチ」を借りてきた。しかしコレも1巻だけがなぜかない状態だったので、半端に3巻から借りてきた。内容は割と簡単なんだけど、女のキャラがみんな顔が似ていて、誰が誰だかわからん。


こないだ日本に帰ったときに、クックパッドの料理本を買ってきたのだけど、その料理を作るのにハマっていて、いつもは朝だけ自分たちで作って昼と夜は外食していたのに、今はだいたい3食家で自分で作って食べている。このレシピが簡単でとても美味しくて、こないだ久しぶりに、前によく食べてた「中華風おかずぶっかけ飯」を外のフードコートで食べたら、すんげーマズく感じた。油っこいし、味濃いし、冷めてるし、ご飯はやっぱり日本米には勝てないし。なんか一つの時代が幕を下ろしたみたいで、ちょっと切なかった。

お気に入りの料理はすりゴマを使ったドレッシングをかけるサラダ類。ちなみに肉は一切使わず、たまにシーチキンとカニカマを使う程度。ほぼ野菜だけで作るので、ヘルシーだし安上がりだ。でも飽きっぽいので、いつかまた「中華風おかずぶっかけ飯」の時代が来るかもしれないが、そのときはそのときだろう。ちなみに奥さんには手作りサンドイッチの時代が到来している。

2015/02/23

NAPKINS

地球防衛軍ナプキンズ



















地球を防衛する気はあまりないが、結果的にしてしまう。
皆とても自由奔放な性格だが、一貫しているのは「最低限人に迷惑をかけなきゃ何をしてもいい」と言う奴が大嫌い。



2015/02/17

チベットわが祖国




チベットわが祖国 〜ダライ・ラマ自叙伝〜(木村肥佐生 訳) を読んだよ。

日本語訳のダライ・ラマの自伝はいくつかあるらしいけど、これが一番正確に訳されているらしい。他のは重要な所を色々カットしているんだとか。

第14世ダライ・ラマ、1935年生まれだから、今年80歳か。

この本を読んで、嗚呼ダライ・ラマさんは本当に素晴らしい方だなぁ〜という風には感じなかったけど、本当に大変だったんだなぁというのはよくわかった。



1950年、突然隣国の中国、毛沢東率いる共産党の人民解放軍がチベットに乗り込んで来た。そこでいきなり暴力を振るわれたわけじゃなく、チベットには天然資源がたくさんあるし、国のシステムは遅れてるから、我々が開発を手伝ってあげようと言ってきた。いやいや、そんなんいいですから帰ってくださいとダライ・ラマ率いるチベット政府は説得するが、中国は全然引き下がらないし、中国軍がチベットの首都ラサに居座っていて、彼らの飯もチベット政府が賄わなければいけないので、人々の暮らしも苦しくなってきて、不満がどんどん募っていった。
 中国の武力にチベットの貧弱な軍隊が立ち向かう事は不可能なので、世界各国に仲裁をお願いするも、政治問題も絡んでどこの国にも拒否される。ダライ・ラマさんはなんとか穏便に事を済ませて、少しでも自分の国に有利な条件で中国の侵略を受け入れようとするが、国民の怒りはどんどん増大していって、ついに中国軍とぶつかり合って争いが始まり、チベット国民の象徴であり生き甲斐であるダライ・ラマさんは、国民のためになんとか生き延びねばとチベットを脱出して、隣国のインドに亡命し、友好的なインド政府の協力を得て、インドの北部ダラムシャーラーに亡命政府を樹立して今に至ると。


中国は今や、日本もいつか侵略したろうと考えているっぽいので、それを考えたときにこのチベットがどうなったかというのは、とても参考になる。やっぱダライ・ラマさんの言う事に従って暴力は何があってもあかんよ、というのを守っていれば、結果は間違いなく変わっていたっしょ。日本もアメリカイズムをビシビシ受けてるから、愛する者を守るために戦うんだー!って変な美学に酔っちゃって、絶対泥沼化するはずだなぁ。

というか今の時代はそんなあからさまに人様の国に侵略したりなんかしないんだろう。もっと戦略的にじわじわと入り込んでって、気づいたら主導権握られてたみたいな。最初は頻繁に泊まりに来るようになって、気づいたら居候してて、自分の部屋も持ち始めて、自分の家族も呼んじゃったりして、家の権利書とかも名義変更されちゃってみたいな。嗚呼やだやだ。

急に下世話な話になるが、わたしはダライ・ラマさんは童貞じゃないと思う。中国政府と交渉しているときに北京に招待されたり、1年ほど中国国内を周ったりしたと書いてあったので、きっとその時に中国側に無理矢理美女を充てがわれて、僧の身でありながら逆レイプされてしまったんじゃないかと我勘ぐる。俺が中国政府なら間違いなくそうするな。だって彼らはとにかく宗教が嫌いで、全ての僧侶を俗人にしようとしていたんだから。しかしダライ・ラマさんも、それはさすがに自叙伝にも書けなかったんじゃないだろうか。これからもチベット仏教を背負って行かなければならない人だから。そこも非常に葛藤があって大変だったんじゃないかと、私は不憫に思う。ほんとうに余計なお世話だよね。

それにしても以外だったのは、侵略を受けたダライ・ラマさん自身が、毛沢東や北京の他の中国の高官などは、とても教養があって礼儀正しく、彼らが最終的に軍の武力行使を許可したというのが、信じられないと書いていた事だ。中国は奥が深すぎる。今度は毛沢東の自叙伝などを読んでみたい気もするが、ダライ・ラマさんほど正直に書かれてはいないような気がする。ダライ・ラマさんはきっと本当に誠実な方だから、逆レイプの事以外は忠実に書いていると思うが、毛沢東さんに関しては、色んなしがらみやこれからの中国の未来のためにも、色々美化したり逆に卑下したりしなきゃいけない部分も、きっとあるんだろう。嗚呼めんどくせえなあ。

と言いつつ、私も墓まで持っていくつもりの隠し事がいくつかあります。人間ってほんとめんどくせえなあ。

2015/02/16

帰省してきた 〜2015春〜

先月末から法事のために北海道に帰ってた。
法事ではなんか挨拶みたいのしなきゃいけなくて、一生懸命シンガポールで考えて練習してったら、当日大成功で評判良くて、嗚呼ひさしぶりの努力も俺を裏切らないぜと、あらためて人事を尽くして天命を待てばいいっしょ!だなと思った。

10年以上ぶりの超懐かしい友達にもたくさん会えたんだけど、すったもんだありまして、深く傷ついたりもした。久しぶりの心に痛手。やっぱ人と近づきすぎると、ときには接触事故もあるんだなー、人間ってむつかしいなー、俺なんにもわかってないなーと、すごく勉強になったし良い思いでにもなった。スンガポールにいても、奥さん以外の人に、必要以上に人に近づくことなんてないから、すごく平和ボケしてたんだと思う。久しぶりに生身の人間とガチコンぶつかって俺は目が覚めた。嗚呼これが本当のコミュニケーションなんだと。

あとは酒飲んで、美味いもん食って、温泉入って、図書館行って、スーパーで調味料など買い漁ってと、いつも通りのパターン。

しかしいつもと違う事が一つ。それは冬なのに風邪引かなかった、という事。今まではちょっとでも寒い季節に帰ると100%を風邪を引いた。しかし今回は一度も引かなかったんだな。その理由は間違いなく、いつなんどきもマスクをしていたから、に違いない。家でくつろぐ時も、人と会う時も、そして寝る時も。そうしたら見事に風邪を引かずにすんだ。あなたの風邪、どこから?というCMがあったような気がするが、わたしは鼻腔と口腔から。

ところで一つ気持ち悪かったのが、テレビでは帰省中ずっと同じニュースがひたすら繰り返されていた。イスラム国の人質事件と、台湾の飛行機墜落と、和歌山の小学生殺傷事件。この3つをとにかく四六時中流す流す全てのテレビ局。そしてそれをかかさず見る見る見つづける母。なんか気持ち悪かったな。普段テレビのない生活をしているので、すごく異常に映ったんだけど、気にし過ぎだろうか。

しばらく帰省と言えば北海道に直行だったので、今度帰るときは久しぶりに東京にでも寄ってみようかなと考えている。