2013/10/21

いのちの食べ方
















先日インターネットである女性の方のブログを拝見しました。
ちはるの森」というブログで、屠殺のワークショップなどをしている女性で、色々な動物、にわとり、鴨、ウサギ、イノシシなどを自分で絞めて料理したりしている方で、非常に興味深い内容です。

「屠殺」というのが今の現代社会ではけっこうタブー視されていると思うので、そっちの方にばかり気がいってしまいますが、この女性自体は他にも色々な事をしており、一言でいうならばとても自然体で素敵な方だと思います。こちらのページの動画では、どうしてこの方が屠殺ワークショップなどというものを始めたのかも、自分の口で説明しておられます。
TEDxTokyo yz で登壇して、と殺WSしたよ。

そしてこの方のブログの中でなんと言っても面白いのが、コメント欄でございまして、様々な方から、とても興味深いコメントが多数書かれております。

たとえばウサギを屠殺する日記などには、こういう非難のコメントや↓
四つ足の動物を女性が笑顔で屠殺するということが衝撃なんですけど。古い考えかもしれないけど呪われるよ。

このような応援のコメントまで↓
肉を提供してくれる人がいないならば、生きていくために殺生しなければならないんだなあと、思いました。いま生きている環境のありがたみと言うか、楽な生活をあらためて実感できました。これからもブログ更新楽しみにしてます♪

この人はちょっと可哀想ですね↓
うさぎを飼っている者です。『うさぎがかわいい』で検索したらここへ。

他にもとても面白い意見を書いてる方がたくさんいて、とてもいい勉強になりました。応援されている方の気持ちも、非難されている方の気持ちもよくわかります。わたしもちょっとだけ、したい事はわかるけどもう少し他のアプローチはなかったんかい!と思ったところもありますが、このように試行錯誤されている方にはとても好感が持てます。

ブログではウサギやイノシシを解体して食していますが、普段は4つ足の動物は滅多に食べない、と書いておりましたので、普通の肉好きの方とはまた違うと思われます。

わたしも普段肉は滅多に食べないのですが、その理由はまず第一に、食用で殺される動物たん可哀想ということです。前にネットの動画で牛の屠殺を見て、これは世の中からなくなって欲しいなと思いました。しかし前にマレーシアでアヒルを絞めているところを生で見たときは、あまり衝撃は受けませんでした。普段は蟻だの蚊だの平気でプチ殺します。なので命を平等に大切に思っているわけではなさそうです。

そして第二に値段が高い。肉を食わずに野菜だけ食べていれば節約にもなる。

その次に肉は健康に悪そう。あまり肉ばっかり食べていると、血圧が上がったり内臓に負担がかかったりするんじゃないでしょうか。あまりよくわかりませんが。

そして番外として、「業」が減るるような気がする、です。「業」というのは要するに仏教的な、悪いことすると貯まっていきますよ、というアレです。あれが畜生の過剰な殺生をやめることで少しでも減っていって、もっと安らかな生活が送れるのではないかと。

しかしまぁどれも、なんとなあく心に思っているだけで、人と議論するほどの根拠や確信は持ちあわせておりません。そんな半端者な私でも、肉をやめるのはそんなに難しくありませんでした。なぜなら肉以外の美味しいものが周りにたくさんあるからです。

肉は食べませんが、魚も卵も食べますし牛乳も飲みますから、別にベジタリアンというわけではありません。それに野菜だけ食べているから、殺生に関わっていないのかといえば、そうではない事も自覚しております。私が食べている野菜を作るために、山を切り開いて動物の住処を壊したり、作物を守るために害獣を殺したりしなければいけませんから。それに安価な卵を作るために、鶏さん達を牢獄のような所に閉じ込めたり。このように考えると、現代人の暮らしというのはそれだけで「業」を増やしていくようなものなのですね。アーメン

わたしは屠殺にはあまり興味がないですが、自給自足という生活にはとても興味があります。いつか自分で作ったものだけで食べていける事ができたら、それはそれはとても幸せだと思います。もっと言えば、自分で作らずに、そこらへんに落ちているものを食べていけたらもっと幸せです。だれかシンガポールに「ふきのとう」を植えてください。



ところで、動物に優しいけど人に優しくない人と、人に優しくないけど動物に優しい人、どちらがいったい人間的なのでしょう・・・。

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