今シンガポールではSEA GAMEなるものが行われていて、SEAとは何かというとSouth East Asiaだっつーから片腹痛いわけだが、それに先週奥さんと二人で行ってきた。柔道プログラムを見に。そしてちょっと、いやきゃなりガッカリしたわけだが、というのは審判団がわやだったからである。わやとは北海道弁でとんでもねーという意味である。
判定ミスならまだしも、たとえば勝者を間違えたり、新ルールを主審が覚えてなかったり、判定を録画に頼ってるからすっごく時間かかったり、とにかくワッタファックでげんなりする試合運びであった。しかもすくいがねーなと感じたのは、こちとら見てる側は何時間かけてんだよオタンコナスと思ってるのに、モニター見てなにやら検討してる烏合の衆共は、おれらマジどんだけ時間かけても超正確な判定してやっからよーっていう、わけのわかんねーナルシズムが審判団束ねてるっぽい欧米人のオヤジの顔から取って見れたことだ。さらにそんだけ時間かけても選手たちは判定に不服たっぷりらしく、わけわかんねーんだけどという表情の選手たちがたくさんいた。
さらに会場はクソ寒くて、選手がすぐ後ろでスタンバイしてるのに、変なMC畳に立たせて10分も20分もなんかしゃべらせて、あんなんでまともに試合できるわけないだろうよ。というとにかく選手の事なぞ全く考えず、どれだけエンターテイメント性を柔道に持たせるか、それしか考えてないように見えた。もう国際柔道に未来はないな。ローカルでやってる小さい大会の方がよっぽどいいわ。
と不満たっぷりで見ていたが、結果としてはタイ、インドネシア勢が強い選手が多く、続いてベトナム、フィリピンあたりが強いと感じた。シンガポール勢はなんというか覇気が足りない。柔道で一旗揚げてこのスラム街から抜け出してやんぜ感がない。あるわけがない。
そしてその会場でもらったのかわからないが、その数日後に風邪をひいてしまい、今流行り?の、熱を無理矢理下げてはいけないよだって熱は君の体が菌と戦っている証拠なんだからブームに乗っ取り、薬を飲まずに熱が下がるのを待ったら、わやな目にあった。待てども待てども熱は下がらず終いには上がりだして、結局苦しみスタートから8時間後、奥さんに連れられ近くのクリニックに行くことに。そしてクリニックでもらった解熱剤がよく効いて1時間後にはケロケロケロッピですよ。
薬ってほんとすげーーなーーと思った一方で、薬がなかった時代に風邪で死んでいった人達の無念さもなんだか身にしみた。さぞかし、さぞかし無念だったろうに。そしてなぜか自分の子どもが熱にうなされている時に何もできずに心配そうに見守る両親の顔が、思い浮かんだ。苦しんでる方も辛いし、見ている方も辛いし、病っていうのは本当に怖いね。無念だね。やっぱり健康が一番だね。
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