2014/03/06

上海のあれら

上海の食べ物、ほんとに美味しかったなーと前に書いたが、食べ物だけじゃなく建物もすごかった。上海はやっぱりとても大きく、地下鉄の路線は全部で12線くらいあるし、人口も1400万人と書いてあった。

そしてどこに行っても高いビルやマンションがたくさん建っていて、それがとても年期が入っていて、すごく雰囲気が出ている。異国情緒に溢れているとでも言えばいいんだろうか。そういえば初めて一人で東京に出て来たときも同じような事を感じた。なんて大きくて、そして年期の入った街だろうと。

庶民エリアでは、部屋の窓や、歩道にまで物干がでていて、洗濯物がたくさんかかっており、すごい生活感があって、その街全体が大家族スペシャル!って感じだった。住宅地のど真ん中に大きい刑務所があって、そのすぐ隣に小学校があったり、ワイルドだぜえ。

あと感動したのが、上海駅に行ったとき、田舎から電車ではるばる上京してきた人や、はたまた田舎に帰省する人たちで、ごった返していたあの光景。またその人達がTHE 中国人って感じで、ほっぺは赤く、肌は浅黒く、髪は油っこくて、声はでかくて、みんな大きい荷物(たぶん布団)を抱えて歩いていた。その光景を見ていると、脳内で尾形大作の「無錫旅情」という歌が流れてきた。無錫というのは上海の近くにある街の名前らしく、その歌には「上海、蘇州と汽車にのり〜」という歌詞があって、嗚呼大作も昔ここで旅をしたのかなあ〜とジーーーンときてしまった。

その田舎くさい連中の中でも一番印象に残っているのが、汚れたスーツの一張羅を着て、その上にエプロンをつけて、中国風パンケーキを路上の屋台で焼いていたオヤジ。どこかで聞いたことがあるが、田舎から都市に出稼ぎにやってくる人は、貧乏で服が全然ないからスーツ一丁でやってきて、そのスーツを毎日着ながら工事現場で働いたりしていると。きっとあのオヤジがそうなんだなぁ。またもやジーーーン。

はじめてなのにすごく懐かしい感じがした上海。中国やっぱすごいわ。

それではお聴きください。尾形大作さんで「無錫旅情」


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